紅楼夢 第134話

大観園(だいかんえん)の築山で春画の刺繍が施された香り袋が見つかり、王氏(おうし)は王熙鳳(おうきほう)が落としたのではないかと疑って問い詰める。だが、王熙鳳は自分の物ではないと申し開きをし、持ち主を探し出すため侍女たちの持ち物を検めることを提案する。その結果、賈迎春の侍女・司棋 […]

寧国邸(ねいこくてい)で花見の会を中座した賈宝玉(かほうぎょく)は、秦氏(しんし)の部屋で昼寝を始める。すると、夢に警幻仙姑(けいげんせいこ)が現れ、彼は太虚幻境(たいきょげんきょう)へと導かれる。そこで、自分を取り巻く女性たちの運命を示す「金陵十二釵」の帳簿を見て、「紅楼夢」の […]

賈敬(かけい)が急逝し、尤氏(ゆうし)を手伝うため義妹の尤二姐(ゆうじしゃ)と尤三姐(ゆうさんしゃ)が寧国邸(ねいこくてい)にやってくる。美人の姉妹を気に入った賈レン(かれん)がさっそく2人に言い寄ると、尤三姐はつれない態度だったが尤二姐は脈ありの様子。そこで賈レンは喪中にもかか […]

皆からちやほやされる賈宝玉に嫉妬した異母弟・賈環(かかん)が、わざと燭台を落として賈宝玉の顔に火傷を負わせて大騒ぎになる。この事で責められた賈環の母親・趙氏(ちょうし)は、前々から憎んでいる王熙鳳(おうきほう)と賈宝玉を呪い殺そうと馬道婆の力を借りる。結果、王熙鳳と賈宝玉は虫の息 […]

賈レン(かれん)が病気の賈赦(かしゃ)を見舞う旅に出て不在のうちに、巧哥児(こうかじ)(巧姐)の縁談が持ち上がる。だが、身売りのような縁談話に心を痛めた平児は、劉婆(りゅうばあ)に巧哥児を匿ってもらう。一方、賈政(かせい)は賈宝玉(かほうぎょく)に科挙試験を受けるよう言い渡し、史 […]

皇太后が亡くなり、史太君(したいくん)、王氏(おうし)らは葬儀に参列するため邸を空ける。おりしも王熙鳳(おうきほう)は流産で床に就いており、邸のことは李ガン(りがん)と賈探春(かたんしゅん)が取り仕切ることに。誰にでも優しい李ガンに対し、はっきりとものを言う賈探春。彼女は王熙鳳が […]