ムーラン 第25話

再出兵を迫る揉冉(じゅうぜん)からの使者に、褒国公・宇文述(うぶん・じゅつ)は煮え切らない返事をする。楊堅(よう・けん)に対し強く出兵を勧めることは、自身への疑念を呼び起こしかねないからだ。

楊俊(よう・しゅん)が重い処罰を免れたことと、皇太子という立場の息苦しさに不満を募らせる楊勇(よう・ゆう)。

華武(か・ぶ)の居場所を見つけ出した楊俊(よう・しゅん)だったが、彼のもとに足を運び、護心鏡のことを尋ねても煮え切らない答えを返されるばかり。苛立ち、思わず剣を突きつける楊俊。

宮殿へ出向き、楊俊(よう・しゅん)に花生(か・せい)をめぐっての決闘を申し込む趙宇(ちょう・う)。

朝議にも出ず、側女の燕姫と床の中でまどろんでいた楊勇は突如現れた皇后の姿を目にして飛び起きた。

揉冉に囚われた楊俊、花生、華武の3人。夜も更けた頃、花生は荒野の寒さに凍えていた。