皇宮に戻った甄ケイを迎えたのは雍正帝と、今も変わらず諍いを繰り広げる皇后、そして妃嬪たちだった。甄ケイには、永寿宮という豪勢に改築した宮が与えられ、甄ケイと第四皇子は母子支え合っていこうと心を通わせるが、実の娘である朧月公主は養母の敬妃を母親と思っており、甄ケイにはまるで懐こうと […]
曹貴人と富察貴人に遭遇した甄ケイは、2人を呼びとめ、世にもおぞましい人豚の物語を聞かせる。すっかりおびえた富察貴人は、甄ケイに報復されると思い込み、錯乱してしまうのだった。一方 甄ケイは曹貴人に公主の将来のためにも年妃を見限るよう促し、曹貴人も甄ケイに協力することを誓う。そんな中 […]
斉妃と富察貴人から屈辱を受け、ようやく目の覚めた甄ケイは、再び雍正帝の心を取り戻すべく入念な下準備を始める。そして、いよいよその日。宴を開いていた雍正帝は、かつて甄ケイと出会った倚梅園を訪れ、甄ケイの体から蝶が舞う様にすっかり魅せられる。こうして甄ケイは再び雍正帝の寵妃として復活 […]
失意の甄ケイは病にも伏しがちとなり、碎玉軒はすっかりわびしくなっていた。そんな事態を危惧した浣碧は果郡王に甄ケイを説得してほしいと頼み込むが、甄ケイの心はなかなか晴れなかった。そんな様子を見かねた沈眉荘は甄ケイを冷宮に連れていく。甄ケイが冷宮で目にしたのはすっかり変わり果てた麗嬪 […]
年妃が冷遇され、甄ケイが悲しみに沈む中、安陵容は雍正帝の寵愛を一身に受けていた。甄ケイは皇太后から皇帝のために立ち直るよう諭されるが気分は一向に晴れることなく、雍正帝も甄ケイを気にかけるがゆえに、会いに行こうとしない。そんな中、浣碧と流朱は、のどが全快したことを隠し、甄ケイの見舞 […]
甄ケイはある日、温侍医より流産を引き起こす麝香を使用した症状が見られると告げられたため、内務府より年妃だけが使用することを許されている歓宜香を取り寄せる。調べてみると歓宜香には強力な麝香が配合されていたため、甄ケイの心は更に沈む。甄ケイが流産して以来、雍正帝は後宮からめっきり足が […]
翊坤宮で気を失った甄ケイはようやく目覚め、雍正帝より流産したことを知らされる。華貴妃は弁明するが、雍正帝は華貴妃の封号を剥奪し、位も妃に降格する。勅命がなければ雍正帝への謁見も許されないことになり、華貴妃は失意のどん底に落とされてしまう。雍正帝が華貴妃を厳罰に処さなかったことで、 […]
甄ケイに夾竹桃入りの菓子を食べさせようとした罪で、斉妃は皇后から第三皇子を教育する権利を奪われる。おなかの子を守れたと安堵する甄ケイだったが、相変わらず体調はすぐれなかった。そんな中、雍正帝と皇后が雨乞いのため10日ほど皇宮を空けることになり、華貴妃は留守中の後宮を取り仕切るよう […]
年羹堯がまたも戦に勝利したため雍正帝は年羹堯一族の功績をたたえ、華妃の位も昇級させると告げる。皇貴妃に昇級するのだと思い込み有頂天になる華妃だったが、実は貴妃だと知り大いに失望してしまう。そして年羹堯は夫人の病を診察させるために当直の侍医を呼び出したため、官吏たちからその傲慢さに […]
雍正帝は、甄ケイの誕生祝いと懐妊祝いを兼ね円明園で宴席を設ける。雍正帝の命令を受けた果郡王は、空いっぱいに凧を揚げ、また、まだ季節の早い蓮を開花させる演出を行い、雍正帝と甄ケイを大いに喜ばせる。甄ケイにとって穏やかな歳月が流れていた。ある日甄ケイは淳常在にせがまれ凧揚げに付き合う […]
甄ケイが妊娠したことでショックを受けた華妃は端妃のもとを訪れる。自分の流産は端妃の仕業だと信じ恨みを抱いていたのだ。また華妃は皇宮の外から医者を呼んでほしいと訴え、皇太后はこれを了承する。数日後、青海から呼ばれた医者が華妃の診察を行うが、皇太后の宮女より侍医院の見解に従うよう暗に […]
日に日におなかの子が育っていく甄ケイに対して皇后は手を出せずにいた。ところが甄ケイの父親がついに罪に問われ投獄されたため、皇后は安陵容を使って父親が投獄されたことが甄ケイの耳に入るよう画策する。甄ケイは雍正帝に嘆願に向かうが、雍正帝が純元皇后を偲ぶ歌を目にしたうえに、父親が疫病に […]
謹慎を言い渡された甄ケイは精神的な打撃も加わり、すっかり体を弱らせていた。甄ケイの体を案じた浣碧や流朱は侍衛に侍医を呼んでほしいと頼むが応じてもらえず、流朱は騒ぎを起こすため侍衛の抜いた刀に自ら飛び込む。報告を聞いた雍正帝は侍医を呼ばなかったことを大いに怒り、温侍医を遣わす。温侍 […]
甄ケイが妃に冊封される日が近づく中、朝廷では瓜爾佳鄂敏が、年羹堯を称えた詩を作った官吏に甄遠道が同情していると訴えていた。そうとは知らぬ甄ケイも情けをかけたほうがいいと提言したため、雍正帝は少しずつ疑念を抱き始める。そして冊封の日、内務府から届けられた礼服が破れていたため冊封の儀 […]
碎玉軒から火の手が上がる。放火したのは年答応付の太監であった。雍正帝は年答応を冷宮送りとし、最終的な処分を皇后に任せ、皇后は年答応に自害を命じる。年答応への刑が執行される日、甄ケイは自ら冷宮の年答応を訪ねる。甄ケイをののしる年答応に、甄ケイはなぜ年答応が寵愛を得たのか、なぜ年答応 […]
年答応の悪事をあばいた曹貴人は、その功績を認められ襄嬪に昇格する。だが年答応を死罪に処するよう雍正帝に進言したことで、年答応の悪事は襄嬪の献策によるものだと知っている雍正帝は皇太后からの勧めもあり、ひそかに襄嬪の侍女に命じて毒を盛らせる。一方、後宮には年羹堯を弾劾した功臣・瓜爾佳 […]
敦親王が幽閉処分となり、年羹堯への風当たりはますます強くなっていく。そんな折、書状が雍正帝の逆鱗に触れてしまったため、ついに年羹堯は降格処分を受ける。これを好機と見た甄ケイは、曹貴人にこれまでの華妃の悪行を洗いざらい告発させる。華妃付の周寧海が拷問によりすべてを自白したため、華妃 […]
円明園での宴の最中、寵愛を受けている頌芝に対し甄ケイが挑発的な態度を取ったため、雍正帝は激怒し、甄ケイに蓬莱洲で謹慎するよう命じる。この件に疑問を感じた皇后は、安陵容に甄ケイと一緒に蓬莱洲に行くよう指示をする。一方、朝廷では年羹堯と敦親王を粛清すべく水面下で調査が行われていた。そ […]
今年の夏も円明園での避暑が決まったが、沈眉荘が皇太后の看病のため紫禁城に残ると申し出たため、甄ケイは心を痛める。そんな中、朝廷では年羹堯の横行を弾劾する動きが増し、甄ケイの父である甄遠道らを中心に年羹堯の罪を問う声が日増しに強まっていた。事態を危惧した華妃は自分以外の者から雍正帝 […]
甄ケイは華妃の封号を戻すよう進言した件を釈明しようとするも、沈眉荘は温侍医が甄ケイを慕うことに不快感を抱いていたこともあり、なかなか溝は埋まらずにいた。皇后から指示を受けた安陵容は、甄ケイと沈眉荘の仲を引き裂こうと策を講じるが、その意図を沈眉荘に見抜かれてしまう。一方、華妃の元に […]
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