独断で魏へと侵攻し、威勢を振るう魏冉(ぎ・ぜん)。魏の食客、范雎(はん・しょ)は主を捨てて魏冉に仕えようと近づくが、魏冉は全く相手にしない。そんな范雎の裏切りはすぐに主にばれ、杖刑に処せられてしまう。気を失い死んだと思われた范雎だが、下人の鄭安平(てい・あんぺい)に救われてなんと […]
韓の丞相によって、魏、韓、趙、義渠が秦を討つ盟約を交わした事実が伝えられ、義渠駭が君の称号を得て秦討伐に乗り出すと知った嬴稷。宣太后と義渠駭の仲を知る臣下たちは義渠駭を討つことをためらい、嬴稷を激怒させる。しかし、宣太后の胸の内は決まっていた。処遇を任せるよう嬴稷に告げる宣太后。 […]
滅亡間近だった斉は王の遠戚、田単(でん・たん)の働きで70余りの城を奪還。田地(でん・ち)の子が王を称することに。一方、嬴稷は伶優(れいゆう)が一族の仇を討つために自分に近づいたと知る。だが嬴稷は伶優を処刑しようとする宣太后に最後まで抵抗し、冷宮送りで決着させる。そんな中、義渠県 […]
嬴稷(えい・しょく)の提案した和(か)氏の璧と秦の15城との交換に疑念を抱く趙王は、特使に璧を送り返したフリをさせる。璧の一件で宣太后(せんたいこう)を怒らせた嬴稷は、和睦のため趙王を秦に招く。その一方、天下統一を急ぐ嬴稷は楚討伐に乗り出す。統帥を命じられた白起(はく・き)は都を […]
王室に寵愛されてきた役者、魏優旃(ぎ・ゆうせん)の死で、息子の醜夫(しゅうふ)は宣太后の側仕えになり、娘の伶優(れいゆう)は贏稷の後宮に迎えられる。宣太后は贏稷が伶優に美人の位を授けると聞き、怒りを露わにする。一方、趙から連れ帰った趙蔓の介抱で怪我から回復した白起は、趙蔓と婚礼を […]
魏冉は白起に、いずれ自分のものとなる陶邑の地を取り囲む魏を攻めよと命じる。私利私欲のための出兵に難色を示す白起だが、すでに事は動き出していた。こうして魏の王都、大梁へと向かった白起だったが、そこには田文が待ち構えていた。白起の軍は魏軍に取り囲まれ、田文はその間に趙と燕に援軍を要請 […]
一度は斉王の信頼を取り戻した蘇秦だったが、奉陽君の告発で再び疑惑を呼ぶ。しかし斉王はどちらを信じるか決めかね、2人とも投獄する。そんな中、秦と不干渉盟約を結んだ斉は宋に進攻し、列国の怒りを買っていた。こうして斉攻略の名分を得た贏稷は列国を束ねるため、斉討伐後の領土割譲を放棄すると […]
蘇秦が奉陽君に捕らえられたと知り驚く韓徐為(かん・じょい)将軍。蘇秦から宋滅亡後の領土割譲に関する斉王と奉陽君の密約を聞いた韓将軍は、奉陽君に詰め寄る。しかし蘇秦は、韓将軍は秦と通じていると言い出し、奉陽君は蘇秦の話をすべてデタラメだと一蹴する。蘇秦の話が気になった韓将軍は贏稷と […]
蘇秦は趙の宰相、奉陽(ほうよう)君に財宝を贈り、宋に進攻する斉を見逃すよう願い出る。これに対し奉陽君は財宝ではなく領地を要求する。そんな中、蘇秦の動きを注視していた贏稷のもとに蘇秦を総帥として斉、趙、韓、魏、燕の連合軍が秦征伐に向かっているとの報が入る。これを受けて贏稷は蘇秦を呼 […]
蜀によって暗殺の危機に遭遇した贏稷は、自ら蜀に赴き民心平定のために治水事業を進める。その頃、白起は趙からやって来た趙蔓(ちょう・まん)という女に出会う。ろくでなしの義父を殺して逃亡中だという趙蔓を雇い入れる白起。一方燕では、蘇秦が密偵として再度斉に赴くと王に告げていた。燕妃、姫狐 […]
田文率いる斉、魏、韓の連合軍に攻撃された秦。贏稷は自分の愚かさを恥じ、魏冉を丞相に任命する。魏冉は秦が優勢かのような余裕を見せ、魏王と韓王に撤退すれば領地を返還すると約束する。一方、燕から奇襲を受けた斉王は宋を攻撃中の蘇秦を急きょ呼び戻す。こうして斉を倒す蘇秦の計略はとん挫してし […]
斉に戻った田文が秦に進軍して勝利すれば、斉王は益々軽んじられると言う蘇秦。蘇秦は宋を攻略して秦を討ち取ることで、王の大計とみせるよう斉王に進言する。その頃秦では、お荷物となった楚の太上(だいじょう)王を秘密裏に逃亡させていた。しかし逃亡した太上王は楚にも受け入れられず、趙にも拒否 […]
田文に疑いの目を向け、斉を信じないよう贏稷を諭す宣太后。その頃、丞相府では田文と魏冉がにらみ合っていた。田文への敵意をむき出しにする魏冉。そんな中、贏稷は田文に外戚排除に力を貸すよう促す。一方斉では、田文が秦の丞相に迎え入れられたことが王に伝えられていた。苦々しさを隠し切れない王 […]
楚王に即位したビ横のもとに領土割譲の国印を要求する斉の特使がやって来る。朝廷では受け入れか拒否か出兵かと議論が巻き起こるが、妙案を思いついた慎子は斉と秦に使者を送る。これにより子蘭王子から援軍を要請された贏稷は派兵を決断する。一方、斉ではわずかな領土を巡る争いを諌める田文に対し、 […]
王が捕らえられたと知った楚の朝廷は混乱を極めていた。そんな中、楚の太傅、慎子(しんし)は新王を立てるべきだと言い出すが、屈原はこれに強く反対する。しかし朝廷はこの案を支持。王を崩御したことにし、慎子は斉にいるビ横太子を呼び戻しに向かう。だが蘇秦は突然の楚王の崩御を怪しみ、ビ横太子 […]
秦王・贏稷(えい・しょく)は、戴冠後も母の宣太后(せんたいこう)に朝廷を牛耳られ、放蕩生活を送っていた。そんなある日、楚が婚姻による同盟を申し出る。しかしその数日後、魏冉(ぎ・ぜん)大将軍の誕生祝いの席で楚の人質、ビ横(び・こう)太子が秦の大夫を殺害する事件が起こる。怒った贏稷は […]
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