呉天宝の別邸にたびたび現れた幽霊の正体は、困窮した流民であった。柳傲天は、このような庶民の窮状を見過ごせず、課題と称して、生徒たちに米の価格高騰の原因を調べさせる。宋文文は何者かによる売り惜しみが原因であると推理する。
米を運送する路雲霏は道中 誕生日を迎えた柳傲天に手作りの長寿麺をご馳走する。灯籠祭りで香り袋とパンダのお面を交換した2人はいい雰囲気になるが、そんな2人の姿を聶文星が遠くから複雑な気持ちで見つめるのだった。
蹴鞠大会の勝利をねぎらうため、弘文学院は特別に10日間の休みを与えることを決定する。それぞれ休暇の計画を立てる生徒たちだったが、金仁彬と孫大山は呉天宝の屋敷で働き、宋文文も呉天宝に頼んで働き口を与えてもらう。
范大同は前半戦で右足を負傷し、治療を受ける。彼は歩くのもおぼつかない状態だったが、後半戦も出場すると言い張る。弘文学院が負けると、宋文文が学院を去らねばならないと知っていたからである。一方、路雲霏は、同安学院チームの暴挙を許す審判員に対し、抗議を行う。
柳傲天は范大同との勝負で、見事に3度のシュートを決めて勝利し、蹴鞠チームの監督として范大同に認められる。一方、劉瑶瑶はケガのため、応援団長の座を退くこととなる。聶師範は、劉瑶瑶の代わりに慕容月に団長を務めるよう依頼するが、プライドの高い慕容月は…
3日で弘文学院を去るように命じられた宋文文だったが、蹴鞠の対抗試合に勝てば学院に残してもらえるよう柳傲天に直談判する。試合に負ければ宋文文が学院から去ると立ち聞きした范大同は、柳傲天の監督のもと裏山で宋文文に特訓を課すが、特訓中に大雨が降ってしまい…
蹴鞠の対抗試合に向け弘文学院の生徒は猛練習を行っていたが、ある時 宋文文が練習中に倒れてしまう。診察をした柳傲天は宋文文が女であることを知り問い詰める。宋文文はこれまでのいきさつを語り、学院に置いてほしいと柳傲天に懇願するが…
蹴鞠の対抗試合に出場する選手が決まり、強化訓練が始まる。蹴鞠が得意な范大同は、ただひたすら基礎体力強化の訓練をする柳傲天に業を煮やす。そこで范大同は球を使って彼自身の技術を見せ付ける。
中間試験の結果が発表となり、首席となった宋文文には、慕容月とデートする権利が与えられる。呉天宝と金仁彬の組は、奨学金を得るだけの成績を取る。しかし呉天宝が不正の発端となった虎の巻を作ったため、2人とも奨学金はもらえなかった。
自分が虎の巻を使ったと名乗り出た范大同だったが、呉天宝はわざと虎の巻の内容を間違えて書いていたことを明かし、虎の巻と同じ間違いのある答案を出した者こそ不正を行ったはずだと主張する。范大同たちは目撃情報から、劉瑶瑶が虎の巻を拾った可能性が高いと推理する。
中間試験で一番の成績を取ろうと、金仁彬は他の生徒を勉強させないように知恵をめぐらせ、劉瑶瑶は父親にお題を教えてくれとすがり、孫大山は息子小山の激励のもと猛勉強していた。中でも宋文文は同室の范大同につきっ切りで勉強を教える。
金仁彬は、酒楼で勤務中、慕容月の父親が雍州の刺史という高い地位にあり、娘が嫁ぐ際には全財産を持たせる考えであることを知る。しかも、婿は娘の意志により選ばれるという。それを知った金仁彬は、慕容月の婿になる野望を抱く。
火事の責任が路雲霏にはないと証明されたため、彼女は弘文学院に復職する。ところが、その直後に、学監の妹・劉二妹が学院に到着する。劉二妹は路雲霏の抜けた穴を埋めるために招かれていたので、学監は戸惑うが、結局どちらも追い出すわけにはいかず…
元芳が本を盗んだと疑われていることを知った路雲霏は、元芳を呼び出し、火事の原因が別にあると証言すれば、元芳の潔白を証明すると条件を出す。しかし、元芳は悪友たちから脅され、本は自分が盗んだと学監に申し出てしまう。
柳傲天は元芳や范大同、宋文文に新たに購入した本を分類する仕事を命じる。ところが学院を辞めた路雲霏のもとに、元芳たちが整理したはずの本が1冊 届けられる。その路雲霏は、父親から強く見合いを勧められ、仕方なくこれを了承。当日現れたのは…
茶園での3日間の作業が終了し、生徒たちは弘文学院に戻る。孫大山は茶園を売り払ったため、彼の妻子はよその家で下働きをすることになる。しかし、学監の取り計らいにより、妻が弘文学院で食事を作ることを条件に、孫大山は妻子と呼び寄せてもよいこととなる。
路雲霏は、元芳たちのせいで茶葉を落としたことについて柳傲天に不平を漏らす。しかし、柳傲天は、師範として生徒から信頼を得られる努力をするよう彼女をたしなめる。路雲霏は、その言葉に従い、釜の中に爆竹を仕込まれても怒らず、さらに…
裁縫店と布店を訪れた柳傲天は、生徒の体に斑点が現れたのは制服に使った布の染料に猛毒が含まれていたことを突き止め、旧勢力が手を回したのではないかと疑う。
弘文学院の新しい制服が完成し、宋文文たちを始め生徒は全員無事に新しい制服に袖を通すが、突然 生徒たちの体に謎の斑点が現れ、大騒ぎとなってしまう。唯一 朝食で里芋を食べなかった宋文文だけが発症しなかったため、生徒たちは里芋を買ってきた路雲霏に…
范大同たちの上級生である元芳たちは、女師範を認めることができず、路雲霏に対し、反抗的な態度を取っていた。その状況を打開するために、柳傲天は、一策を講じる。つまり、路雲霏を師範として認めるかどうかを、彼が選ぶ3名の判断に委ねることにする。
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