生きる気力を失くしていた白浅(はくせん)は人間界に落とされた素錦(そきん)の悲惨な人生を見て、臙脂(えんじ)と再会を果たした後、阿離(あり)と共に無妄海に眠る夜華(やか)に会いに行く。すると、その直後にある異変が起こり始める。夜華の棺に仙気が集まり出したのだ。それに気づいた天族は […]
両親の願いを聞き入れた白浅(はくせん)は夜華(やか)を返すことに同意する。こうして彼の亡骸は無妄海に安置され、衣だけが十里桃林に埋葬された。そして、傷心の白浅が白真(はくしん)とともに旅に出て3年。青丘では白鳳九(はくほうきゅう)が女帝に即位する。そして、東華帝君(とうかていくん […]
自らの血で擎蒼(けいそう)の元神を誘き寄せ、父との対決に臨んだ離鏡(りけい)。だが、彼の力は及ばず、東皇鐘を脱した擎蒼が姿を現す。そこに駆けつけた白浅(はくせん)は擎蒼と対戦しようとするが、夜華(やか)がそれを止める。そして、彼が擎蒼を成敗し、東皇鐘によって世界が滅ぶ大惨事を食い […]
照歌(しょうか)が白浅(はくせん)と再会できぬまま恋煩いで早世したため、夜華(やか)は早くに天界に戻る。そこで白浅が記憶を取り戻したと知り、これまでの素錦(そきん)の悪事を天君(てんくん)の前で明らかにする。すると、ついに天君も素錦を見放し彼女を罰することにしたのだった。その後、 […]
夜華(やか)に愛されているという自信を失って、酒を浴びるように飲み酩酊していた白浅(はくせん)は、図らずも結魄灯を壊してしまう。その瞬間、彼女の頭に素素(そそ)だった頃の全ての記憶が一遍に戻ってきて、その時に感じた心の痛みもありありとよみがえる。そして、素錦(そきん)の卑劣な行為 […]
墨淵(ぼくえん)が修練のため洞窟にこもることになり、白浅(はくせん)は師匠を見送る。その後、人間界へ行った白浅は夜華(やか)のそばに女性がいるのを見て嫉妬を覚える。その女性は素錦(そきん)が素素(そそ)とそっくりに作って人間界に送りこんだ人形だった。その結果、白浅は素素を忘れられ […]
人間界の夜華(やか)を見守っていた素錦(そきん)は白浅(はくせん)に恨みを募らせ、素素(そそ)の姿形に似せた人形を彫り始める。一方、白鳳九(はくほうきゅう)は司命星君(しめいせいくん)から東華帝君(とうかていくん)が彼女の願いを叶えるため人間界へ下ったことを知らされる。そして、東 […]
墨淵(ぼくえん)は白浅(はくせん)と2人で想い出を語り合うが、彼女が自分を師匠としてしか見ていないことを思い知らされる。一方、白浅は白真(はくしん)に協力してもらい、人間界で照歌(しょうか)という名の名家の神童に育っている夜華に会いに出かける。そこで、白浅はまだ10歳の彼の前に姿 […]
仙気が戻った崑崙虚ではかつての弟子たちが揃って墨淵(ぼくえん)を丁重に出迎える。さらに、司音(しいん)との再会も喜んだ兄弟子たちは彼女が白浅(はくせん)であると知って驚くと同時に、夜華(やか)との婚約を祝福する。だが、その話になると墨淵だけは顔を曇らせたのだった。一方その頃、離鏡 […]
夜華(やか)が人間界に下った頃、7万年ぶりに目覚めた墨淵(ぼくえん)とついに再会を果たした白浅(はくせん)。泣いて喜ぶ彼女を見つめる墨淵の目にも涙があった。そして、墨淵は驚くべき事実を明かす。なんと夜華は仙胎となって金蓮に宿っていた彼の双子の弟だったのだ。一方その頃、白鳳九(はく […]
丹薬を作りたいという臙脂(えんじ)のために、子闌(しらん)は掟を破って彼女の代わりに自分の半分の修為を使ってそれを作る。その頃、白浅(はくせん)と夜華(やか)は2人だけの時間を過ごしていた。そして、夜華は白浅から「愛してる」という言葉と結婚の意思を聞いて喜びのあまり涙を浮かべる。 […]
折顔(せつがん)は一生分の修為を使い果たし、危険な状態にあった夜華(やか)を治療して救う。一方、仙気から丹薬を作ったのは夜華だと気づいた白浅(はくせん)は、急いで彼の元へ。彼女は自分の前で無理に元気に振る舞う夜華の気持ちを慮り、黙って彼に付き添う。その頃、臙脂(えんじ)は夜華に分 […]
東華帝君(とうかていくん)から人間界での2人の愛の証となる想い出の品を突き返された白鳳九(はくほうきゅう)は心が深く傷つく。そんな娘を早く嫁がせようと考えた白奕(はくえき)は彼女の婿を募る。一方、夜華(やか)は神芝草から作り出した丹薬を自分からということは秘密にして白浅(はくせん […]
白浅(はくせん)が三日三晩、結魄灯の火を守っている間に夜華(やか)は自分の手で神芝草を手に入れようと瀛州へ。時を同じくして神芝草を求める玄女(げんじょ)、臙脂(えんじ)、子闌(しらん)の一行と、臙脂を助けようと追ってきた離鏡(りけい)も瀛州にやってくる。結果、夜華は猛獣を退治し、 […]
白浅(はくせん)は白真(はくせん)の指摘で初めて自分が夜華(やか)に恋していると気づく。そして、夜華から墨淵(ぼくえん)の元神を集めるための結魄灯を受け取った彼女は、彼に求められ初めて一夜を共にしたのだった。その後すぐに、夜華は神芝草とそれを守る猛獣を一掃したいと自ら天君に申し出 […]
白鳳九(はくほうきゅう)は苦渋の決断で皇帝の東華帝君(とうかていくん)に皇太子の元貞(げんてい)と密通したと思わせる。すると、悲しみのあまり皇帝の命は尽き、東華帝君は予定より早く人間界での修練を終えたのだった。一方、白浅(はくせん)は墨淵(ぼくえん)をよみがえらせるため命に代えて […]
疊風(ちょうほう)の兄で600年寝たきりの疊雍(ちょうよう)の治療を託された折顔(せつがん)。彼は墨淵(ぼくえん)が疊雍の体を借りて元神を集めていることに気づき、近いうちに墨淵がよみがえると確信する。それを知った白浅(はくせん)は夜華(やか)に文を残し急いで西海へ向かう。一方、人 […]
白浅(はくせん)がまだ幼い阿離(あり)にお酒を飲ませた結果、彼は何日も眠りこむことに。それを後から知った夜華(やか)は白浅を思わず非難してしまい、2人は気まずくなってしまう。その頃、人間界では皇帝の東華帝君(とうかていくん)が刺客に襲われていた。そして、彼の代わりに白鳳九(はくほ […]
夜華(やか)は繆清(きゅうせい)に東海に帰るよう命じ、こんな事件があっても少しも嫉妬する様子がない白浅(はくせん)を見て落胆する。一方、白浅に会えるも許しを得られず苦しみ続ける離鏡(りけい)は、大紫明宮に戻って玄女(げんじょ)の脱獄を知ると、彼女を殺して臙脂(えんじ)を人間界から […]
夜華(やか)に連れられ洗梧宮を訪れた白浅(はくせん)はかつて素素(そそ)が住んでいた寝殿に案内される。それを知った素錦(そきん)は夜華を慕って侍女となっていた繆清(きゅうせい)をそそのかし、媚薬を使って夜華と一夜を共にさせようとする。ところが、この計略はすぐに夜華に見抜かれる。し […]