魯国で新しい魯王が立てられると、襄公(じょうこう)の周りからは次々と人が去っていき、孔丘(こうきゅう)と弟子たちだけがその面倒を見ていた。重い病に侵された襄公は最後に孔丘に感謝し、自分が死んだら棺を魯に運んでくれるように頼んだ。襄公の棺と共に、5年ぶりに孔丘が魯に帰ってくる。魯で […]
宰相となって斉を訪れた少生卯(しょうせいぼう)は襄公(じょうこう)に近づき、摂政にしてくれるなら三桓氏(さんかんし)を追い払ってくれるよう斉の景公(けいこう)を説得すると二枚舌を使う。さらに、孔丘(こうきゅう)のもとを訪れ、魯に戻って要職に就くように要請するが、孔丘は断る。すると […]
襄公(じょうこう)は斉国に逃げ、魯の国政は三桓氏(さんかんし)に完全に独占された。斉の景公(けいこう)と宰相の晏嬰(あんえい)は、襄公と共にやってきた孔丘(こうきゅう)を厚遇した。襄公は、斉が出兵して三桓氏を追い払ってくれるよう頼むが、晏嬰は出兵に乗り気な景公を諌める。そして景公 […]
孔丘(こうきゅう)が周から戻ってくると、魯では誰もが闘鶏賭博に熱中し町は荒廃していた。孔丘を訪ねてきた少正卯(しょうせいぼう)は、孔丘が国政を執って混乱を静めるよう要請するが、孔丘は、自分は学校を作って学びたい者を教えたいと断る。コウ昭伯と季孫意如(きそんいじょ)の闘鶏の勝負はエ […]
孔丘(こうきゅう)のいない魯国では貴族から民まで国をあげて闘鶏賭博に熱狂し、君主、襄公(じょうこう)までがそれに巻き込まれていた。周では李耳(りじ:老子(ろうし))と孔丘(こうきゅう)が議論を続け、李耳は孔丘に、万物に恒久的に変わらないものはなく天の流れに身を任すべきと説いたが、 […]
魯国に衛国から1人の剣客がやって来た。子路(しろ)というその男と立ち合った魯の者は皆、敗れ去った。王宮の古い書の管理を任された孔丘(こうきゅう)は、朽ち果てそうな記録を写し直すため周に行くことを願い出る。それを聞いた、孟孫(もうそん)氏と叔孫(しゅくそん)氏は、子路と剣で戦い勝て […]
孔丘(こうきゅう)は競技会を目指して顔無父(がんぶほ)の元で馬車の修業を続け、腕を上げたが、弓の師匠をはじめ誰もが幵官奇(けんかんき)に勝つのは無理だと言う。やがて、馬車競技の大会が開かれ1回戦で目覚ましい活躍を遂げた孔丘は名を上げる。しかし、次に幵官奇との一対一の対決が待ってい […]
嫁取りのため孔丘(こうきゅう)が宋国の匡城(きょうじょう)に来ると、ちょうど馬車の競技会が開かれるところだった。孔丘は幵官(けんかん)氏の屋敷を訪れ、当主、幵官奇(けんかんき)と面会するが、奇は婚姻の話は何も知らず、孔丘は冷たくあしらわれる。所持金がなくなり馬車の修理で宿賃を稼ぐ […]
乗田(じょうでん)の職を与えられた孔丘(こうきゅう)は、真面目に務め過ぎ周囲の反発を買う。季孫意如(きそんいじょ)は、次に委吏(いり)に任命し、魯の襄公(じょうこう)が三桓氏(さんかんし)からいくら借金しているのか調べるよう命じるが、孔丘は、三桓氏こそ税を払わず襄公に借金している […]
孔叔梁(こうしゅくりょう)の副将であった曼父(ばんほ)は、孔丘(こうきゅう)が父の墓を探しているという噂を聞きつけて、孔丘に父が使っていた剣を渡し、墓の場所を教えた。母の願いを叶えた孔丘だが病に倒れ、そこに小姜(しょうきょう)が見舞いに訪れる。自分を連れて逃げてほしいという小姜に […]
魯に戻った孔丘(こうきゅう)は、母、顔徴在(がんちょうざい)と再会する。しかし、孔丘の成長を確かめた顔徴在は、孔丘に自分は亡き夫、孔叔梁(こうしゅくりょう)の元に行くと告げ、孔叔梁の墓に自分も合葬してくれるよう言い残してこの世を去った。父の墓の場所を知らない孔丘は、母の願いを叶え […]
呉国との国境までたどりついた季札(きさつ)と孔丘(こうきゅう)。しかし、季札は故国に足を踏み入れず来た道を引き返す。季札の病状は悪化の一途をたどり、自らを「現実離れしていた」と評して息を引き取る。一人残された孔丘は、季札の霊に導かれ故郷、魯国を目指して歩きはじめる。病で母を亡くし […]
突然、季孫意如(きそんいじょ)のもとに現れた晋国から来た剣士、公山不狃(こうざんふじゅう)は、腕に覚えのある季孫家の食客たちを寄せ付けない剣の腕を見せる。公山不狃を取り込みたい陽虎(ようこ)は、少正卯(しょうせいぼう)に剣術で公山不狃に勝てば季孫家の食客になれるとけし掛けて…。旅 […]
季札(きさつ)は魯国を離れることを決めるが、それを知った顔徴在(がんちょうざい)は孔丘(こうきゅう)を同行させてくれるよう頼み込む。季札は旅立つ前に孔丘の成人の儀を執り行い、二人は魯を旅立った。旅の間も季札から様々な教えを受け成長していく孔丘。季札と孔丘は、かつて季札が交わした約 […]
顔徴在(がんちょうざい)は季札(きさつ)に、孔丘(こうきゅう)の師となってくれるよう懇願した。季札は、息子を思う母の気持ちに打たれ、孔丘を弟子にする。孔丘は、文字や楽器を習い、弓の練習に励み、季札から様々な物を吸収していった。幼なじみの少正卯(しょうせいぼう)は年少ながら城門の守 […]
季孫(きそん)氏の屋敷で娘の誕生日の宴が開かれた。孔丘(こうきゅう)は酒を届ける役目を母親の顔徴在(がんちょうざい)から言いつけられる。そこで孔丘は隙を見て、小姜(しょうきょう)が食べたいと望んでいた氷を手に入れるが、母はその器を見つけどうしたのか問い詰める。そんな母に向かって孔 […]
魯国では、魯王に代わり、季孫(きそん)氏・叔孫(しゅくそん)氏・孟孫(もうそん)氏の三桓氏(さんかんし)が政治の実権を握っていた。季孫意如(きそんいじょ)の提案で上将軍となった孔叔梁(こうしゅくりょう)は、君主の襄公(じょうこう)に顔徴在(がんちょうざい)を娶ることを認めてほしい […]
子貢(しこう)ら孔子(こうし)の弟子たちは、師の教えを継承しようと孔子の生涯を記しはじめる。時は春秋時代。周王朝は衰退の一途をたどり、諸国の覇権争いが激化していた。斉国では、のちに孔子の母となる顔徴在(がんちょうざい)が仇討ちのために人を殺し死罪に処されようとしていたが、その場を […]