静児はまだフリンの子を宿していなく、さらに徐々に体は衰弱してしまう。静児が英俊の肖像画を大切にしていたことを知った宛寧は英俊に扮し、静児は英俊に抱かれ息を引き取るのだった。6年後、ついに宛寧も身ごもりフリンは幸せの絶頂に浸るが、皇子は早産で生まれてしまい…
宛寧をめぐって争うフリンとボゴルだが、ボゴルは事故で歩けない体になってしまう。息子の復讐を誓った娜木鐘は反乱を起こそうとするが、玉児は反乱を未然に防ぐ。さらに玉児は娜木鐘に実はボゴルが阿古拉の子であったと白状させ、ボゴルに死罪が言い渡されるのであったが…
戦場から帰還したドルゴンは病に冒されていたが、ようやく玉児を見つけ出し静かに息を引き取る。ドルゴンの死により大きな後ろ盾を失ったフリンの座を奪おうと、娜木鐘とボゴルは英親王らと画策を始める。一方ボゴルに嫁ぎたくない宛寧は、尼寺での修行を認められるのだが…
宛寧の結婚を認めてしまい、フリンは行き場のない怒りからドルゴンに当たってしまう。そんな二人を離間させるべくボゴルらが暗躍。フリンは勘違いからドルゴンに激怒し、彼にボゴルと共に出陣を命じる。ドルゴンの無事を祈る玉児の前にボゴルたちの凱旋が伝えられるが…
ボゴルはフリンに宛寧との結婚を認めてほしいと申し出、宛寧の顔と名前が一致しないフリンはこれを承諾してしまう。一方フリンの頭の中は一緒に冰嬉をした娘のことしかなかった。その娘が宛寧であると知ったフリンは、ボゴルから宛寧を取り戻すべく勝負を申し込むのだったが…
フリンは偶然出会った少年 英俊のことがなぜか忘れられず、静児もフリンでなく英俊に思いをはせていた。その頃、英俊と瓜二つの娘・宛寧は后妃候補となるべく父に許しを請いていた。そしてフリンの后妃候補が入宮する。静児も入宮し、英俊とそっくりの宛寧に驚くのだったが…
ホンタイジがついに崩御したため、清に内乱の危機が訪れようとしていた。そんな中、哲哲の暗躍により、まだ幼い玉児の息子フリンが皇帝の座に就き、ドルゴンは摂政王に封じられた。そして清はついに天下を統一し、ドルゴンと玉児に支えられ、フリンは成長していくのだったが…
海蘭珠が流産したと聞いた玉児は彼女の元を訪れるが、海蘭珠に宝剣を突きつけられてしまう。玉児は昔、海蘭珠を救ったことを訴えるのだった。だが翌日、海蘭珠は死体で発見される。そして出征先から戻ったホンタイジは玉児や哲哲に海蘭珠の死の責任と取るよう迫るのだった…
2年ぶりに目覚めた海蘭珠は記憶喪失になっていた。ホンタイジは宮殿全員にかん口令を敷いたため、海蘭珠は過去を思い出すことなく穏やかな日々を過ごしていた。だが哲哲は、海蘭珠がまた身ごもったことに脅威を感じていた。そんな折、ホンタイジ自ら明へ出征を決めるのだが…
海蘭珠が意識不明になり2年がたった。ホンタイジは玉児に明の洪承疇との交渉を命じる。玉児はドルゴンに恩のある秀珍の協力もあり、交渉に成功するが、ホンタイジはドルゴンに出し抜かれたと玉児を責める。すると、そばで眠り続けていた海蘭珠が意識を取り戻し…
ホンタイジは海蘭珠を皇后に封じることを決め、皇后の座に執着していた哲哲は絶望する。だが皇后冊封の前日、哲哲は海蘭珠のもとを訪れ、実は卓林殺害の本当の黒幕はホンタイジだと告げる。いよいよ冊封の日、ホンタイジはなかなか現れない海蘭珠を迎えに寝宮を訪れるのだが…
阿古拉を失い激怒する海蘭珠に、娜木鐘は卓林の敵である哲哲に復讐するべきだと告げる。皇后冊封の日、余命いくばくもない第八皇子のためにホンタイジは、哲哲を残し海蘭珠の寝宮へと向かってしまう。そしてホンタイジは、第八皇子のため海蘭珠を皇后にすると決めるのだった…
海蘭珠は卓林を殺した黒幕が哲哲と知り、復讐を再度心に誓う。一方、出征していた阿古拉は手柄をあげるため独断で出兵するが、祖大寿の襲撃を受けてしまう。そこへドルゴンたちが救出に入るが、ドドは負傷して意識不明に陥る。激怒したドルゴンは阿古拉に詰め寄るが…
玉児の訴えにより、玉児と海蘭珠は和解する。しかし賽琦雅が、海蘭珠に突き落とされたと見えるように城楼から飛び降りたため、玉児は復讐のためにもホンタイジの寵愛を取り戻すことを誓う。ホンタイジも呉克善をなだめるため玉児を寵愛し、玉児はとうとう身ごもるのだった…
ある日、海蘭珠へ賽琦雅から血燕の巣が届けられる。ホンタイジが代わりに味見した所、中に毒が入っておりホンタイジは倒れてしまう。賽琦雅は捕らえられ、海蘭珠は賽琦雅を母親の肖像画の前で土下座させ、母親と同じように頬に傷をつけて謝罪させるのだが…
ホンタイジは1636年、国号を清に変え自らを皇帝と称し、後宮でも皇后と妃が立てられることになった。そのため後宮では女たちの争いが繰り広げられていた。そんな折、玉児は后妃選びへのけん制のため上京した賽琦雅に雅淳を紹介するが、賽琦雅は雅淳の言動に疑問を持ち…
ドルゴンとドドは明軍に潜り込み、祖大寿を敗走させるが、阿古拉らに手柄を横取りされたうえ、辮髪を失ったことを嘲笑される。そんなドルゴンに玉児は自らの髪の毛を結ってやるのだった。そんな中、ホンタイジがお忍びで訪れた町で目にしたのはドルゴンを慕う民の姿だった…
祖大寿の討伐に向かったドルゴンとドドだったが、逆に奇襲を受けてしまい漢族の秀珍という娘に匿ってもらう。ドルゴン行方不明の知らせは盛京に届き、玉児らは身を案じるが、ホンタイジに救援を送る気配はない。そんな中、海蘭珠が再び海蘭花の毒で発作を起こし倒れてしまう…
玉児の処刑が近づく中、ホンタイジは最後のチャンスとして、誰が使者を殺したのかと玉児に尋ねる。頑なに黙秘する玉児を見て、ホンタイジは刑の執行を告げる。そんな時 ドルゴンが現れ、使者殺しの真相とその証拠を示すのだったが…
玉児を連れ去ろうとした辺境国の使者が死体で発見される。死体のそばに玉児の巾着が落ちていたため、ホンタイジは彼女を問いつめるが、玉児はドルゴンに救われたことを隠そうとする。怪しんだホンタイジは彼女を投獄し、事態を聞きつけたドルゴンは夜、玉児の牢を訪れるが…