若曦が死亡したとの知らせを受け、雍正帝は山積みになっていた上奏書の中から若曦の手紙を見つけ、涙を流す。 十四皇弟の屋敷に駆け付けた雍正帝と怡親王を待っていたのは若曦の位牌と遺骨だけだった。雍正帝は若曦の遺骨を引き取り、巧慧から若曦の思い出の品を受け取る。
紫禁城を出た後 十四皇弟の屋敷で暮らし始めた若曦は、雍正帝との思い出を噛みしめながら毎日を過ごしていた。 一方、十四皇弟は雍正帝が屋敷に放っている密偵に若曦との仲睦まじいところをわざと見せつけたため、報告を受けた雍正帝は激怒し今後は若曦の報告は不要だと密偵に伝える。
雍正帝に兄弟の争いの発端が自分であったことを告げた若曦に、雍正帝は驚きと怒りを隠しきれず若曦には会わぬ日々を送る。 決意を固めた若曦は、怡親王に頼んで十四皇弟にある言葉を伝えてもらうと、後日 十四皇弟は康熙帝の聖旨を持参し雍正帝に若曦を側福晋として賜ってほしいと上奏するのだった。
明慧の言葉にショックを受けた若曦は、一命は取り留めたもののお腹の子供を流産してしまう。 激怒した雍正帝は廉親王に明慧との離縁を命じる。そのことを知った明慧は、子供や屋敷の使用人を救うためにも自分を離縁するよう廉親王に迫るのだった。
子供を身ごもった若曦は玉檀の死に打ちひしがれていた。 一方、雍正帝は生まれてくる子供に身分を与えるべく、若曦を妃に封じようと準備を進める。 雍正帝の残酷さに怯えながらも愛するゆえ憎み切れない葛藤に、若曦は大いに悩むのだった。
廉親王 (八皇弟) 一派はますます雍正帝に追い詰められていく中、明玉は雍正帝の寵愛を受ける若曦にこれ以上 追い詰めないでほしいと嘆願する。 これを受けて若曦も雍正帝に恨みを忘れてほしいと願い出るが雍正帝は若曦を利用する廉親王一派を許せずにいた。
雍正帝は危篤に陥った徳太妃を見舞い皇帝としての自分を認めてほしいと伝えるが、徳太妃は最後まで受け入れることなく、溺愛する十四皇弟を思いながら亡くなった。 十四皇弟はまたも親の死に目に会えず、悲しみのあまり倒れてしまう。
新しい年が明けた矢先、雍正帝より参内を命じられた若曦は、姉の若蘭が病に伏せ先が長くないと知らせを受ける。 八王府に向かった若曦は、すっかり衰弱した若蘭の姿に心を痛める。若蘭は若曦に亡き恋人への思いをうれしそうに語るが、廉親王 (八皇弟) の側室である以上 皇族の墓に入れられるため […]
緑蕪が失踪し怡親王(十三皇弟)は必死に捜索するが、その努力もむなしく緑蕪は自ら命を絶ってしまう。 緑蕪らしき女性の死体が見つかったと知らせを受けた雍正帝は怡親王には事実を隠し、若曦に怡親王への説得を依頼する。酒に溺れる怡親王に対し若曦は緑蕪の身の上を語るのだった。
雍正帝 (第四皇子) が即位し、皇帝の政務と寝起きの場を若曦のいる養心殿に移したことから、ようやく2人は一緒の時間を共有できるようになりひと時の幸福を感じていた。 一方で即位して日が浅いため、雍正帝は足固めをするべく着々と不正の防止と粛清を進めていった。
康熙帝の容体はますます悪化し、緊張に包まれる紫禁城では、皇帝崩御に備えすべての城門が封鎖された。 歴史を知っている若曦は、第四皇子の決意と心情を理解しながらも、第十四皇子が即位したほうが皇子たちの犠牲は少ないのではないかと思い悩む。
浣衣局での生活も慣れたある日、若曦のもとを訪れた第四皇子は第十三皇子と緑蕪の子供を抱きかかえており、若曦に名づけ親になってほしいという第十三皇子たちの言葉を伝える。 一方、朝廷では第十四皇子が大将軍王となって西域の制圧に出発、その間 第四皇子は康熙帝の信頼を勝ち取っていた。
ある日 康熙帝に呼ばれた若曦は突然、第十四皇子に嫁ぐよう命じられる。 だが若曦は縁談を断ったため康熙帝の怒りを買い、杖刑20回のうえ太監の衣類を洗う浣衣局に移ることを命じられる。 第十皇子と第十四皇子たちは若曦の身を案じるが、康熙帝の怒りが消えることはなく、傷の癒えた若曦は浣衣局 […]
庭園で出くわした若曦と明玉は和解しよき友となるが、そこへ第四皇子の息子の放った矢が誤って飛んできてしまい、若曦をかばった第四皇子は肩に傷を負う。 皇帝に随行し塞外遠征に赴いた若曦は、子供を身ごもり幸せに暮らす敏敏からの手紙を見て感慨にふける。
第十四皇子は、軟禁された第十三皇子の侍女として緑蕪をつけてほしいと康熙帝に嘆願、康熙帝は緑蕪の身分を変えて第十三皇子に仕えることを許可し、若曦も許される。 しかし第十三皇子の件で康熙帝に疑われた第四皇子は若曦に娶ることはできないと告げ、政から一切身を引き農業にいそしむ隠居生活のよ […]
中秋節の夜、若曦は一緒に酒を酌み交わした第十三皇子から、皇子の後継者争いには関わらないように忠告される。 ところが翌日、第四皇子が康熙帝により皇太子を陥れた罪を追及される。すべては第八皇子一派の企みだと悟った第十三皇子は自ら罪をかぶり、康熙帝より軟禁を命じられる。
ケンカしていた第十皇子と明玉は意地を張るばかりで、もはやお互い引くに引けぬ状況に悪化、激怒した第十皇子は明玉を離縁するとまで言い放つ。そこで若曦は、康熙帝に2人の離縁話を伝え、康熙帝もこれを承諾したと第十皇子たちにウソをつく。
重臣たちが皇太子の即位を扇動しようとした件が事実と判明し、皇太子派の重臣らは処刑、皇太子は関与を否定し罪は逃れたものの康熙帝の失望の色は大きかった。 これにより若曦と皇太子の縁談話も現実味がなくなったため、若曦は暗に結婚してもいいと第四皇子に告げる。
康熙帝から不正の件を追及されずに済んだ第九皇子は憂さ晴らしに酒楼で出くわした緑蕪にからみ始める。 そこへ第十四皇子が止めに入り事なきを得るが、後日 騒動を知った第十三皇子は第九皇子への怒りが収まらなかった。
塞外遠征も終わりを迎え、若曦は康熙帝や皇子たちの前で敏敏による舞いを披露する。 そして若曦との約束に応えるため、第十三皇子が笛の音色を敏敏に披露し、敏敏の淡い恋はここで終わるのだった。 塞外から戻った康熙帝の元に災害復興の金が大勢の官吏によって着服されているという由々しき知らせが […]
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