沈碧(しんへき)の裏切りや王尚儀(おうしょうぎ)の秘密を知ったうえ、命まで狙われて動揺を隠せない陸貞(りくてい)。これまでの考えは甘かったと痛感した陸貞は、後宮で生き抜く術を身につけ、一人前の女官になるべく、杜司儀(としぎ)に弟子入りして教えを請うことにする。そんなある日、被災地 […]
一年以内に世継ぎを作れと婁皇太后から命令された喚雲は、自分の替え玉に高演の相手をさせたことで謹慎処分を受ける。一方、女官試験のために努力を重ねた陸貞は、婁皇太后との約束通り見事に試験で首位となり、七品の典飾(てんしょく)に返り咲く。だが、喜びもつかの間、平州にいる高湛から陸貞あて […]
怒って陸貞(りくてい)を責めたことを後悔するが、許してもらえない高湛(こうたん)。そんな時、彼は喚雲(かんうん)から「高演(こうえん)の子供さえ生まれなければ帝位を奪還できる」と謀反をそそのかされる。この二人の会話を知った婁皇太后(ろうこうたいごう)は激怒し、再び高湛の暗殺を画策 […]
司衣司の仕事で思わぬ失敗が続いて落ち込む陸貞。王尚儀(おうしょうぎ)の抜き打ち試験でも結果を出せず、八品に降格となった彼女は心労で倒れてしまう。その間に沈碧が昇格、陸貞は司衣司での居場所を失うことに。そこで、困った陸貞は婁皇太后(ろうこうたいごう)に相談に行くが、それを知った高湛 […]
司衣司(しいし)の掌飾(しょうしょく)となった陸貞(りくてい)は、用勤院(ようきんいん)で彼女に嫌がらせをした沈碧(しんへき)と再会。初めは沈碧を警戒した陸貞だったが、彼女の忠誠心を目の当たりにして、過去は水に流すことにする。やがて、陸貞は沈碧と一緒に考えた五彩の衣が評価されて七 […]
毒を盛った陰謀の事実はなかったことが証明され、釈放された陸貞。一連の騒動で、彼女は自分だけを真摯に想ってくれる高湛の気持ちを理解し、頑なだった心を解いて彼と仲直りする。その後、婁尚侍(ろうしょうじ)に異動を願い出た陸貞は、後宮の衣装の管理を担う司衣司(しいし)に配属される。彼女は […]
迎春の宴で竪琴を弾いた娘が突然倒れた事件について調査が始まる。やがて、陸貞(りくてい)の住む青鏡殿(せいきょうでん)から鳥兜(とりかぶと)の毒が見つかり、陸貞が竪琴に毒を塗ったと疑いがかかる。実は、その鳥兜は高湛(こうたん)から情報をもらった陸貞が父親の死因を調べるために入手した […]
長公主(ちょうこうしゅ)は沈国公(しんこくこう)の娘である沈嘉敏を高湛と結婚させたいと考えていた。そこで、婁尚侍(ろうしょうじ)は長公主の顔を立て、沈嘉敏を名ばかりの六品司珍(しちん)に任命、陸貞の上司として司宝司(しほうし)の管理を任せる。すると、沈嘉敏が陸貞を目の敵にし、的外 […]
健康を取り戻した陸貞(りくてい)は、父親の仇を討つため後宮に留まることを決意。彼女は悲しみを胸にしまって仕事に邁進し、透かし彫りの磁器を作る技を磨くために修練を重ねる。そんなある日、高湛(こうたん)が都に帰ってくると知ってこっそり出迎えに出た陸貞。彼女が見たのは、高湛の従妹・沈嘉 […]
喚雲の意に逆らって自分を助けた高湛の身を案じていた陸貞。彼女は王尚儀(おうしょうぎ)の言葉から高湛が実は高演(こうえん)の異母弟である長広王(ちょうこうおう)だと知り、彼の嘘と身分の差に愕然とする。結果、陸貞は玉佩(ぎょくはい)を返して高湛の前から去ることを選んだのだった。そのこ […]
自分の立場を脅かす陸貞(りくてい)を排除しようと考えた喚雲(かんうん)は、陸貞に濡れ衣を着せ、雪が降る屋外でひざまずかせる罰を与える。それを知った高湛(こうたん)は凍死寸前の陸貞を助け出して介抱すると、怒って喚雲の元に乗り込み、「陸貞は私の最愛の女だ」と宣言する。その言葉を聞いて […]
高湛(こうたん)に対する誤解が解け、ついに仲直りした陸貞。彼女は高湛に二度と嘘をつかないでほしいと頼む。その後、陸貞は些細なことから高演との仲を喚雲(かんうん)に誤解され、喚雲から手ひどい仕打ちを受けて怪我をする。その上、彼女は祭事の主導権をめぐって火花を散らす、喚雲と婁皇太后( […]
合格の条件として試験と同じ白磁を再度作るという難題をこなした陸貞(りくてい)は、高演(こうえん)によって八品掌珍(しょうちん)に任命され、希望通り皇宮の財宝を取り扱う司宝司(しほうし)に配属される。そこで陸貞はさっそく帳簿の見直しに取り掛かり、持ち前の機転と才覚で宮女たちの信頼を […]
高湛の冷淡な態度に深く傷ついた陸貞は酒を飲み過ぎ、翌朝、女官となるための大事な昇任試験に遅刻してしまう。だが、実技試験だけで首席をとる賭けを申し出て失格を免れた陸貞は、度重なるトラブルを切り抜け、見事な白磁を作って提出する。結果、陸貞の合否をめぐって王尚儀(おうしょうぎ)と婁尚侍 […]
父親が刑部(けいぶ)の役人である沈碧(しんへき)が陸貞(りくてい)を告発。手配書などの証拠も提出するが、高湛(こうたん)のお陰で陸貞は再び追及を逃れることができる。これに感激した陸貞は高湛に愛の証である帯を送るが、2人の逢引きを盗み見る人影に気づいた高湛が、咄嗟に陸貞に冷たく当た […]
火事になった青鏡殿から気を失った陸貞を救い出した高湛(こうたん)。彼はそれを見ていた高演に、陸貞を守るために自分の正体は秘密のままにしてほしいと頼む。しばらくして体調が回復した陸貞は、周太妃の法事を行う外出許可を得て町へ出かける。そして、彼女を追いかけてきた高湛と2人で楽しい時間 […]
計画が失敗した柳絮(りゅうじょ)は婁皇太后(ろうこうたいごう)の手先となって再び周太妃(しゅうたいひ)の暗殺を謀る。だが、陸貞(りくてい)によって暗殺事件は高演(こうえん)の知るところとなり、高演に見守られて周太妃は息を引き取る。結果、周太妃の遺言によって陸貞は一等宮女に昇格する […]
静心院の女官・杜司儀(としじ)に教養を認められた陸貞は、病気の杜司儀に代わって書を清書する役目を引き受け、青鏡殿に戻してもらう。そして、周太妃から厚い信頼を受けるようになった陸貞は、あっという間に二等宮女に昇格する。だが、その裏では、柳絮が周太妃を毒殺し、陸貞をも亡き者にする計画 […]
婁皇太后(ろうこうたいごう)の還暦祝いの品を作ることになった陸貞(りくてい)は規則を破って窮地に陥るが、偶然通りがかった高演(こうえん)に助けられる。その後、陸貞は宮中で高湛(こうたん)と再会を果たし、見習い期間も無事修了、周太妃(しゅうたいひ)の住む青鏡殿(せいきょうでん)に配 […]
婁尚侍の援護で一度は窮地を切り抜けた陸貞に更なる危機が訪れる。陸貞が観菊の宴に出席する新しい妃に作った靴が、宋宮女の策略で災いの元となり、罪のない宮女・秋娘(しょうじょう)が命を落としたのだ。陸貞は後宮の恐ろしさを痛感すると同時に、正義を果たすために女官として出世しようと決意を新 […]