冲にとどめを刺そうとした我行の背後から何者かが襲いかかり、冲は命拾いする。助けたのは東方不敗(とうほうふはい)だった。冲は東方不敗が盈盈に飲ませた毒の毒消しを渡すように迫るが、東方不敗は三屍脳神丹(さんしのうしんたん)の解毒方法は存在しないと明かすのだった。日に日に衰弱する盈盈の […]
日月神教(じつげつしんきょう)の襲撃に備え、恒山(こうざん)派の弟子たちは剣の稽古を積み、さらに霊鷲寺(れいしゅうじ)の方証(ほうしょう)大師と方生(ほうせい)大師の教えを受けて、からくり仕掛けの罠を準備する。警戒中の恒山に日月神教の向問天(こうもんてん)が令狐冲(れいこちゅう) […]
岳不群(がくふぐん)と闘った冲は、「育てた恩を忘れたのか」という言葉に惑わされ、殺されそうになる。しかし、間一髪、駆け付けた儀琳の剣が不群の心臓を貫くのだった。五岳(ごがく)派の剣豪のほとんどが命を落としたことで、日月神教(じつげつしんきょう)は勢力を拡大。任我行(じんがこう)は […]
出家した身でありながら令狐冲(れいこちゅう)を慕う儀琳(ぎりん)は、耳が聞こえない掃除婦に悩みを話すのが日課となっていた。その夜、何も聞こえていなかったはずの掃除婦が、冲を縛り上げて儀琳と結婚するように迫る。冲が任盈盈(じんえいえい)と結婚するつもりだと断ると、掃除婦は二人と結婚 […]
平之とやり直すために会いに行った霊珊は、冲を攻撃しようとした平之に誤って殺されてしまう。霊珊が寂しがらないように、冲はお墓の近くの空き家で盈盈と暮らし始めるが、そこにも争いの火の粉が降り掛かる。覇権争いに嫌気が差した冲は、盈盈とどこか遠くで暮らすことを決意し、恒山(こうざん)派総 […]
夫の林平之(りんへいし)に重傷を負わされた岳霊珊(がくれいさん)を令狐冲(れいこちゅう)は付きっきりで看病する。共に育ってきた思い出を語り合う冲と霊珊を見て、任盈盈(じんえいえい)は二人の間に入り込めないと感じ、置き手紙を残して姿を消してしまう。父の元に戻った盈盈は、自分が東方不 […]
親の仇を討った林平之(りんへいし)だが、毒を浴びて目が見えなくなってしまう。自暴自棄になった平之は妻の岳霊珊(がくれいさん)に冷たく当たるが、霊珊は一生そばにいると自分の気持ちを伝えるのだった。一方、冲と盈盈は負傷した平之と霊珊を陰から見守ることにする。夫婦に変装した冲冲と盈盈は […]
五岳(ごがく)派の総帥選びは難航の末、剣の腕前で決めることになり、各派は平静を装いながらも殺伐とした雰囲気となっていく。令狐冲(れいこちゅう)は、任盈盈(じんえいえい)が恒山(こうざん)派の尼僧に扮装して潜入しているのに気づき、五岳派と敵対する日月神教(じつげつしんきょう)の人間 […]
五岳(ごがく)派の創立に関する話し合いのため、各派が嵩山(すうざん)に集まる。令狐冲も恒山(こうざん)派の総帥として、儀琳(ぎりん)たち尼僧を引き連れて参加する。冲は、合併して総帥の座を狙う左冷禅(されいぜん)を阻止したい考えを持っていたが、かつての師である岳不群(がくふぐん)に […]
林平之(りんへいし)と岳霊珊(がくれいさん)の結婚の日、令狐冲(れいこちゅう)は一人でやけ酒を飲んでいた。ところが、当の平之と霊珊も円満な新婚生活を送ることができなかった。殺された両親の復讐を心に誓う平之は、林家に伝わる秘伝を身につけるため、奥義書に書かれてある通り、自ら去勢して […]
敵の罠から命からがら脱出した冲と盈盈。盈盈は愛の告白をするが、冲ははっきりとした返事を躊躇する。東方不敗は冲と再会を果たすが、自分たちの仲は終わったと冲に宣告され、冷静さを失う。その隙をついた任我行(じんがこう)の攻撃で崖から転落した東方不敗は、冲の「永遠に俺の心に」という言葉を […]
令狐冲(れいこちゅう)は継承式を終えて、晴れて恒山(こうざん)派の総帥に就任する。尼僧の儀琳(ぎりん)は、妹のようにしか思われていないことを知りながらも「令狐さんと毎日会えるのが幸せ」と健気に慕い続けるのだった。任盈盈(じんえいえい)が東方不敗(とうほうふはい)に薬を飲まされたと […]
林平之(りんへいし)は岳霊珊(がくれいさん)に求婚し、師匠である霊珊の両親からも許可を得ることに成功する。知らせを聞いた冲は祝いを贈るよう手配するが、その表情は曇っていた…。日月神教(じつげつしんきょう)の総本山では、盈盈が冲の肖像画を持っているのを東方不敗が見つける。盈盈が冲を […]
東方白(とうほうはく)が東方不敗(とうほうふはい)だと知った令狐冲(れいこちゅう)は彼女のことが信じられなくなる。二人の邪魔をする者たちを排除してきたと明かした東方不敗に対して、冲は「それなら俺が死ぬ方がましだ」と言い放ち、ついに二人は決別するのだった。そんな冲の様子を見て、任盈 […]
令狐冲一行は霊鷲寺に突入するが、そこはもぬけの殻だった。左冷禅(されいぜん)らが仕掛けた罠をかいくぐって下山した一行は、それぞれ聖姑を探すことにする。再び寺へ戻った冲は、左冷禅や岳不群(がくふぐん)らが任我行(じんがこう)・盈盈親子と対峙しているのを目撃。我行が、霊鷲寺にいたのは […]
東方不敗(とうほうふはい)は、令狐冲(れいこちゅう)の病気を治すためと信じて霊鷲寺(れいしゅうじ)に留まっていた。しかし、東方不敗が自らの素性を明かさなかったため、聖姑(せいこ)の任盈盈(じんえいえい)が霊鷲寺に監禁されているという噂が流れ、江湖(こうこ)の豪傑たちが集結して救出 […]
林(りん)家の旧家で秘伝書を探していた林平之(りんへいし)と岳霊珊(がくれいさん)は、天井裏から文字が書かれた袈裟を見つけるが、何者かに襲われて奪われてしまう。そこに令狐冲が現れて盗人から奪い返すが、その後袈裟は行方不明になる。かつて思いを寄せていた霊珊からも疑いをかけられた冲は […]
令狐冲(れいこちゅう)は、任我行(じんがこう)から副教主になり、盈盈(えいえい)と結婚することを提案されるが断る。別れ際、盈盈から琴を教えたのは自分だったと打ち明けられた冲は、盈盈を引き止めようとするが、発作で失神してしまう。その後、変装して旅を続けた冲は、尼僧の儀琳(ぎりん)た […]
地下牢に監禁されていたのは、盈盈の父であり、12年前に東方不敗に日月神教の教主の座を追われた任我行(じんがこう)だった。我行は冲や江南四友を失神させ、冲に自分の衣服を着せて身代わりにしてまんまと脱出に成功する。我行が石に刻んだ秘技を会得した冲もやがて牢を脱出し、盈盈、我行と合流。 […]
令狐冲(れいこちゅう)は、任盈盈(じんえいえい)が「笑傲江湖(しょうごうこうこ)」の楽譜を冲からもらったと言うのを聞いて、本当は東方白(とうほうはく)ではなく盈盈がおば様だったのかもしれないと思い始める。冲は、江南四友(こうなんしゆう)と呼ばれる四人の荘主と大荘主の黄鐘公(こうし […]