賈元春(かげんしゅん)の厚意で賈宝玉(かほうぎょく)と従姉妹たちは大観園(だいかんえん)に住むことになった。大喜びした賈宝玉は毎日遊んで暮らすが、それにも飽きてこっそり戯曲の本を読むようになる。そんな賈宝玉がある日、庭で「会真記(かいしんき)」を読んでいると、桃の花びらが舞い落ち […]
娘が水疱瘡を患ったため半月ほど離れで暮らしていた賈レン(かれん)。その間にまたも浮気した彼は、証拠となる女の髪を平児(へいじ)に見られてしまう。栄国邸(えいこくてい)ではその後、薛宝釵(せつほうさ)の15歳の誕生祝いが開かれ、元宵節には賈元春(かげんしゅん)から灯謎が届く。灯謎を […]
襲人(しゅうじん)は気ままで節度のない賈宝玉(かほうぎょく)をいさめるため、何事にも気を配り控えめにするよう約束させるが、彼の奔放な行動は改まらない。親戚の史湘雲(ししょううん)が邸に遊びに来て林黛玉(りんたいぎょく)の家に泊まった翌朝も、賈宝玉は朝早くから2人の寝ている部屋に押 […]
賈宝玉が使用人に自分があげた巾着をやってしまったと早合点した林黛玉。怒った彼女は賈宝玉と喧嘩するがすぐに仲直りする。その後、栄国邸(えいこくてい)に大観園(だいかんえん)が建造され、賈元春の里帰りが実現する。賈家は総出で賈元春を歓待し、家族は束の間の再会を喜ぶ。その騒ぎも収まった […]
秦氏(しんし)の野辺送りが盛大に行われ、その日、賈宝玉(かほうぎょく)は北静郡王(ほくせいぐんおう)・水溶(すいよう)から香木の念珠を賜る。それからしばらく後、賈家に吉報がもたらされる。後宮にいる賈元春(かげんしゅん)が賢徳妃(けんとくひ)となったのだ。だが、喜びに沸く一家の中で […]
家塾の塾長である賈代儒(かだいじゅ)の孫・賈瑞(かずい)が大胆にも王熙鳳に言い寄り、手ひどいしっぺ返しを食らう。その結果、病に伏せった賈瑞はどんな薬も効かずに哀れな最期を遂げる。一方、父親が重い病だという知らせを受け取った林黛玉(りんたいぎょく)は、賈レン(かれん)に連れられて揚 […]
賈宝玉(かほうぎょく)は一緒に家塾に通い始めた秦鐘(しんしょう)とますます親密になっていく。そんなある日、家塾で秦鐘が美少年・香怜(こうれい)と2人きりで話していたことがきっかけで、生徒全員を巻き込む大騒動が勃発する。その頃、秦氏(しんし)が病を患い、賈敬(かけい)の誕生祝いを欠 […]
賈宝玉は寧国邸で秦氏の義弟・秦鐘(しんしょう)を紹介される。彼は歳の近い秦鐘を一目で気に入り、一緒に賈家の家塾で学ぼうと誘う。その後、寧国邸へ芝居観劇に出かけた賈宝玉は、薛宝釵(せつほうさ)が病気と知って見舞いに行く。その際、薛宝釵の付けている金の首飾りを見せてもらった賈宝玉は、 […]
寧国邸(ねいこくてい)で花見の会を中座した賈宝玉(かほうぎょく)は、秦氏(しんし)の部屋で昼寝を始める。すると、夢に警幻仙姑(けいげんせいこ)が現れ、彼は太虚幻境(たいきょげんきょう)へと導かれる。そこで、自分を取り巻く女性たちの運命を示す「金陵十二釵」の帳簿を見て、「紅楼夢」の […]
賈宝玉の祖母・史太君(したいくん)が母を亡くした孫娘・林黛玉(りんたいぎょく)を栄国邸(えいこくてい)に呼び寄せた。賈宝玉は初めて従妹・林黛玉と対面するが、不思議とどこかで会ったような懐かしい気持ちを覚える。それは林黛玉も同様だった。やがて、邸内には母方の親戚・薛(せつ)一家も住 […]
太古の女神・女カ(じょか)が天の綻びを繕うため、3万6501個の大石を無稽崖(むけいがい)で煉り鍛えて霊性をもたせた。だが、1個の大石だけが青コウ峰(せいこうほう)の下に捨てられた。その石は人間界に憧れた。そこで、茫茫大士(ぼうぼうたいし)と渺渺真人(びょうびょうしんじん)に頼み […]
まだデータがありません。