偽勅罪で禁固されている果親王を助けるため、嘉嘉は憐児の元に。嘉嘉は果親王が実は憐児と駆け落ちするつもりだったが、嘉嘉のお腹に子供がいることを知り戻ってきたことを告げ、憐児助けて欲しいと心願する。
太妃の体が弱り危篤状態であった。果親王は雍正帝に最期に太妃を皇太后にして志願するのを制して育ての母でもある太妃と2人きりで話をする。自分よりも太妃の果親王への想いの深さを知り孤独感に苛まれる。
出世を目論む李衛(り・えい)は、冷宮にいる陛下の元寵愛を受けていた雲嬪と密会し皇帝の好み等を聞き出していた。ある日宮女に2人の密会現場を目撃されてしまい、李は咄嗟に宮女を殺害する。李は雲嬪に宮女に襲われ正当防衛で殺してしまった事にするよう指示する。
憐児は母の命日で慈寧宮にいた小正子(皇帝)に食事を届けに行ったところ、襲香の宦官たちに鍵を掛けられ2人は閉じ込められてしまう…宦官と宮女の密会が見つかれば死罪に。その中で小正子は無事に済んだら結婚してくれるかと言う。
再び傷心の憐児は宦官で小正子と名乗っている男が雍正帝と気が付かずに会っていた。そして憐児を疎ましく思う襲香が、2人が会っているところに憐児を取り押さえようと宦官たちを送りこむ。2人は逃げ場が無くなり井戸の中へ落ちる
雍正帝は気晴らしに庭を散策していた、そこに宮廷を脱出しようと侍衛に扮した憐児が皇帝とは知らずに、陛下の場所なので見つかると殺されると声を掛ける。雍正帝は無邪気な憐児に興味が沸く。お腹のすいた2人はこっそり御膳房へ行く。
娘を自分の欲望から事故死させてしまった婉嬪は、雍正帝に廃され死刑宣告をされる。この世に失望した婉嬪は自害しようとする。憐児は在籍するところが無くなってしまい、憐児と玉漱は宮廷からの脱走を計画する。
雍正帝が現れない婉嬪は寂しさと怒りのあまり庭の池に入水しているところを蘇が見かける。蘇は助けようと入水するが、婉嬪の怒りは収まらない。蘇は怒りをおさめようと辛者庫にいる憐児を景仁宮の婉嬪につける提案をする。
雍正帝は晴川のことがまだ心の奥では忘れられずにいた。毎年6月12日だけはどの側室の元にも訪れず、一人で庭の砂利道を歩き想い出していたのだった。その噂を聞きつけた襲香は憐児に行かせないようにし、雍正帝の前を歩く
果親王はまだ憐児のことが忘れられずにいた。ある日、御膳房で火災騒動が起こるが果親王の妃、嘉嘉(かか)が湿った薪を焚いてしまったのだった。果親王の為に手料理を作ろうとしていた嘉嘉に果親王は冷たい言葉を言ってしまう。
憐児の肖像画の件で襲香(しゅうきょう)は辛者庫へ出向き憐児に忠告するが、何も知らない憐児には事態が分からない。一緒にいた玉漱が言った言葉にハンシュンは怒り、処罰として2人を氷庫に連れ出し、騙して閉じ込めてしまう。
心の傷の癒えない憐児。辛者庫で黙々と仕事をしていた。ある日、憐児は蘇に言われ服を届けにいつも養心殿ではなく如意館に行かされる。そこには何故か蘇公公と絵描きがおり、何故か憐児の肖像画を描く事になっていたのだった。
憐児は婉嬪に気に入られていた玉漱(ぎょくそう)が雲嬪に呼ばれていることを知る。雲嬪は玉漱に札を預けるか、顔に傷をつけるかの選択を迫っていた。事態に気が付いた憐児は雲嬪と玉漱の元に駆け寄るが、雲嬪は2人を内務府に閉じ込めようとする。
雍正帝の妻の雲嬪(うんひん)娘娘と婉嬪(わんひん)娘娘は宮廷で犬猿の中であった。ある日、婉嬪は幼い娘を連れて歩いていると婉嬪と会う。婉嬪は雲嬪に娘と池の魚を観て欲しいと言い、3人は池の前に立つ。魚に餌をあげようとした瞬間に娘が池に落ちてしまう…
憐児と果親王は互いの心を通わせ、果親王は憐児に妃として娶る約束をする。そして果親王の後宮での秀女選びの当日、立ち会う予定だった皇帝は、仕事の多忙を理由に太妃に任せるが、太妃は果親王に自分で選ぶように促すのだった。
果親王(第十七皇子)と親密になった憐児。果親王の後宮入りをして恩返しをする決意をしていた。太妃(たいひ)娘娘も果親王に憐児が結ばれるよう秀女選抜の際に憐児を指名すると約束する。そして果親王はある決意をし、清逸苑へ向かう。
時は清時代、雍正帝(ようせいてい)が即位していた。父親の無念を訴える為に娘の憐児(れんじ)は包丁を手に果親王(かしんのう)の元に正義を説きに行く。果親王は憐児の父親への思いを知り、父親は果親王の計らいで役人になれたが、突然死してしまう。
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