西周公を招いた贏稷は周王に天子の座を譲渡させろと言い出す。驚いた西周公は贏稷を王畿に迎えるが、その直後、周王が崩御してしまう。そんな事情を知らない6国の王たちは秦攻略会議を催すが、そこに現れた贏稷は自分が天子になると告げ、王たちに属国となるよう促す。贏稷の暴挙に怒りを露わにする王 […]
兵士らのもとにやって来た贏稷はひときわ目立つ若者、摎(きゅう)を将軍に抜擢し、国姓である贏を名乗ることを許す。こうして出陣する秦軍。一方、河東を破られた王稽は投降しようとするものの、連合軍によって張禄のもとに送り返されてしまう。河東の勝利で勢い付く連合軍は周の天子を担ぎ上げて斉、 […]
張禄は白起に謀反の恐れがあると贏稷に進言する。贏稷に投降兵を殺害した時の心情を吐露する白起。張禄を重用する贏稷に白起は空しさを隠し切れない。贏稷もまた、白起と心が通じ合わない寂しさを噛みしめる。そんな2人を涙ながらに見守る趙蔓。その頃、秦は敵軍の進攻に脅かされていた。張禄は白起が […]
鄭安平が趙に投降し万事休すの張禄。だが贏稷は側近である張禄に情けをかけ、王稽(おう・けい)に河東郡の死守を命じる。その一方で贏稷は白起から爵位を剥奪し、流罪に処してしまう。その頃、趙王は故郷に戻った趙蔓のもとを訪れ、白起が出陣しなかったおかげで趙は生き延びたと礼を述べていた。病床 […]
邯鄲攻略に乗り出した秦。白起に代わって指揮を執った王陵(おう・りょう)だが、戦況は芳しくなかった。贏稷は白起に出陣を要請するが、すでに好機を逸したとして動こうとしない。その後も邯鄲を攻め続ける秦。だが陥落させられず、贏稷は張禄にいら立ちを爆発させる。こうして張禄は次に鄭安平(てい […]
45万もの兵を失った趙。白起は残った少年兵たちを故郷に帰す。その一団には白起の妻、趙蔓の姿があった。白起はそのまま一気に邯鄲を攻めることに。趙はもはや滅亡寸前。趙王は秦との講和に赴くが、随行した楼緩(ろう・かん)はまず張禄を訪ね、この戦で白起が手柄を独り占めすると揺さぶりをかける […]
夫、白起のもとに向かう妻の趙蔓(ちょう・まん)。その頃、長平では投降兵たちが食料を求めていた。妻の来訪とともに、白紙の王命を受け取った白起は即座にその意図を理解する。何も知らず、投降兵が解放されると信じる趙蔓。その夜、白起は投降兵に向かって若者だけを秦軍に迎え、他の者は解放すると […]
死力を尽くす趙軍だが、もはや勝ち目はなかった。ついに趙括が秦軍の前に倒れる。20万の趙軍が秦に投降したと聞いて驚きを隠せない趙王。一方、秦では贏稷が勝利の雄叫びを上げていた。だが、投降した趙兵を生かせば秦軍の食糧がひっ迫する上、彼らは将来必ず秦を脅かす。投降兵を殺すべきか否かの選 […]
兵士を鼓舞する白起。丹水西岸で趙軍を待ち受ける秦軍。白起は退いたと見せておびき寄せる作戦で、趙軍を迎え撃つ。だが趙括はそんな秦の作戦に気付かない。手薄になっていた長平関を失ったとの急報に戸惑う趙括。白起は趙軍を一気に追い詰める。包囲された趙括はようやく白起が復帰したことに気付くが […]
不安を抱きながらも趙括を前線へと送る趙王。その趙括はいきなり10万の兵で秦軍に突撃すると言い出して副将らを驚かせる。その上、趙括は作戦に異議を唱える副将を罷免してしまう。一方、秦の陣営には秘密裏に白起が到着していた。白起は自分が来たことを敵に知られないようにと念を押す。こうしてつ […]
趙王の前で自信たっぷりに戦略を披露する趙括。その頃、白起は蜀の民とともに兵糧を運搬していた。こうして待ちに待った兵糧が長平に届けられる。喜ぶ兵士たち。その頃、趙の軍営では兵士たちが空き腹を抱えて秦の軍営を恨めしそうに眺めていた。一方、趙から戻った密偵により趙括の戦略図を入手した贏 […]
3年目に入った長平の戦。両軍とも兵糧の確保に窮していた。張禄(ちょう・ろく)と白起(はく・き)は撤退を進言するが贏稷(えい・しょく)は聞かない。張禄は楚の国境付近に配備する兵を長平に回すため、楚との同盟を急ぐ。一方、趙もまた膠着状態にいら立ち、長期戦を主張した廉頗(れん・ぱ)将軍 […]
白起の来訪に不安を募らせる魏王。一方、張禄は趙の趙勝との講和会談に臨んでいた。上党解放を迫る趙勝。だがそこに現れた韓王は上党を秦領と認めてしまい、趙勝は驚きを隠せない。その頃、魏では白起が刺客に襲われていた。無忌公子に助けられた白起は趙、楚、魏の三国同盟を察知し、戦いの要所、垣雍 […]
趙攻略に乗り出す秦軍。趙の廉(れん)将軍は地形を生かして長期戦に持ち込む。王齕はそんな廉将軍を挑発するが、趙軍は一向に動かない。こうして膠着状態が続き、朝廷は撤退を進言するが、嬴稷の意思は固かった。その頃、趙王は列国と結んだと見せかけて秦と和睦しようと画策していた。だが嬴稷は趙王 […]
天下統一のため、嬴稷は張禄の策を取り入れて韓に進攻。要所である上党郡の割譲に成功する。だが上党の民衆は一斉に反発し、趙に投降してしまう。これに怒った張禄は趙攻略を進言。嬴稷もまた今が好機と考えるが、指揮を任せたのは白起ではなく王齕(おう・こつ)だった。複雑な表情を浮かべる白起。秦 […]
魏斉をかくまう趙の平原君を秦に迎える嬴稷。歓待の席で嬴稷は平原君に魏斉を差し出すよう迫るが、平原君はこれを断る。そこで嬴稷は平原君を人質に趙王と駆け引きすることに。そこには、いつか対戦するであろう趙の力を見極めたいという嬴稷の思惑があった。一方、趙王は秘密裏に魏斉を逃がしていた。 […]
宣太后が逝去し魏冉も去った王宮で嬴稷は、安国君・嬴柱(えい・ちゅう)を太子の座に就ける。丞相となった張禄は、質素だが恩も恨みも決して忘れない人物だった。自分を助けてくれた鄭安平と王稽に恩を返した張禄は、次に自分を足蹴にした須賈(しゅ・か)に仇を討とうと考えていた。折よく、須賈が特 […]
死期を悟った宣太后は、醜夫(しゅうふ)に自分の波乱の生涯を話して聞かせる。そんな母のもとに通う嬴稷。だが宣太后は嬴稷に会おうとしない。一方、追放した芈戎(び・じゅう)と魏冉がいまだに咸陽に留まっていることに嬴稷は苛立つ。その芈戎と魏冉は嬴稷への不満を宣太后にぶつけていた。宣太后は […]
軍事を任された張禄は魏と結んで趙を攻略せよと嬴稷に進言し、手始めに太子を人質として魏に送らせる。溺愛する孫の出立に衝撃を隠せない宣太后。次に張禄は庶民出身の胡傷(こ・しょう)を総帥として推薦する。一方、趙では軍を率いる趙奢(ちょう・しゃ)が胡傷を油断させ、その隙に宰相の趙勝(ちょ […]
機転の利く張禄が気に入った王稽は范雎を嬴稷に推挙するが、嬴稷は興味を示さない。王稽のもとに残った張禄はそこで嬴稷を深く観察し、ついに拝謁を果たす。張禄は、外戚を退けなければ天下統一の悲願は果たせないと嬴稷に説く。これにより、客卿として軍務の策定に当たることになった張禄。魏冉は張禄 […]
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