曹操の父・曹嵩は、息子のところへ向かう道中、徐州牧の陶謙の歓待を受けるが、金品に目がくらんだ護衛の張ガイに殺されてしまう。悲報を聞いた曹操は大軍を引き連れて徐州へと向かい、弔い合戦を始めるが、陶謙の使者としてやって来た劉備に撤兵を勧められるのだった。一方、袁紹のもとには、各地を転 […]
黄巾軍との戦いが半年以上続き、疲弊する曹操たち。荀イクが連れて来た軍師・郭嘉は、鮑信を犠牲にする策を曹操に提案し、長い戦いに終止符を打つ。しかし、陳宮は曹操の非情さに落胆し、去っていくのだった。さらに曹操は袁術との戦いにも勝利し、勢力を拡大していく。その頃、李カクと郭シは王允と徐 […]
董卓が李カクと郭シを冀州に向かわせた隙に、王允は呂布をそそのかして董卓を殺させる。ついに董卓の専横は終わりを告げ、幼い皇帝・劉協は歓喜の雄叫びを上げるのだった。一方、曹操は黒山賊に続いて黄巾軍を討伐してエン州牧の座に就く。袁紹は、曹操に出し抜かれた上に、配下の荀イクまで奪い去られ […]
袁紹と韓馥は、幽州牧である劉虞に帝になるよう持ちかけるが、劉虞本人に断られる。目論みが外れた袁紹に対して、韓馥の部下・荀シンは、無能な韓馥に代わって冀州を支配するよう献策する。都では、王允が養女の貂蝉を使って、董卓と呂布の関係を引き裂く作戦を実行に移していた。曹操は王肱に代わって […]
張バクが去り、連合軍は内部分裂を始めるが、曹操と鮑信が徐栄の進攻を阻んでいる間に、孫堅が董卓軍の華雄を見事に討ち取る。しかし、袁紹が劉虞を新帝に立てようとしていることに憤慨した曹操は、連合軍を離れ、故郷のショウ県へと戻る。劉協を連れて遷都した長安でも横暴の限りを尽くす董卓に対して […]
反董卓連合軍盟主の座を巡って、張バクと袁紹が対立。袁紹が盟主となったことに不満を抱いた張バクは、撤退をほのめかす。さらに、劉弁が董卓に殺害されたとの知らせが入り、皇帝を守るという大義名分が失われたことで、連合軍の士気は一気に下がってしまう。徐栄率いる30万の董卓軍に応戦を申し出た […]
曹操は、董卓が放った追っ手・郭シの策略によって暗殺されそうになるが、部下になったばかりの楽進の活躍で事なきを得る。一方、董卓は劉弁の毒殺にこそ失敗するが、その後皇帝の座から無理矢理引き摺り下ろし、劉協を新しい皇帝の座に就ける。曹操、張バクらの董卓討伐の呼びかけに対し、袁紹、孫堅、 […]
幼少期に命を救った陳宮に助けられた曹操は、父・曹嵩の義兄弟である呂伯奢のもとに身を寄せる。しかし、命を狙われていると誤解した曹操は、呂伯奢の家族を殺してしまい、口封じのために呂伯奢をも殺害。曹操の冷徹な振る舞いを見て、陳宮は失望するのだった。ショウ県に戻った曹操は、周囲の協力を得 […]
董卓暗殺に失敗した曹操は、とっさに刀を献上してその場を去る。董卓が曹操の真意に気付いた時には、すでに曹操は洛陽を脱出していた。一方、子供や使用人たちを連れて都から脱出した卞思はショウ県に辿り着くが、曹操の父・曹嵩に曹家の門をくぐらせてもらえないのだった。やがて、曹操が県令に捕らえ […]
董卓の暴虐は激しさを増し、ついには皇帝の妃である唐姫にまで手を出す。伍瓊は董卓暗殺を試みるが失敗し、百官を招いた宴席に焼肉として供される。誰もがためらう中、曹操は董卓に促されて人肉を口にするのだった。司徒・王允らに軽蔑の眼差しを向けられる曹操だったが、実は暗殺の機会を窺うために董 […]
劉弁と劉協を十常侍の手から取り戻した董卓は、何皇后を殺害して我が物顔で宮中に移り住む。名馬・赤兔馬を餌に猛将・呂布を得た董卓は、自ら相国の座に就いて専横を極めていく。驍騎校尉に任命された曹操は、反抗心を抱きながらも洛陽に残るが、袁紹は宦官殲滅のために董卓に出兵させたことを悔やみ、 […]
袁紹は、曹操の反対も聞かず、宦官を殲滅するよう諸侯に呼びかける。董卓や丁原の大軍が都に押し寄せるとの知らせを聞いた張譲ら十常侍は、騙して参内させた何進を取り囲んで斬殺。それを口実にして、袁紹は兵を引き連れて宮中に攻め込み、宦官を次から次へと殺していくが、張譲は劉弁と劉協を連れてす […]
霊帝が崩御すると、劉協を新帝に立てようと考える蹇碩は、張譲ら十常侍たちと何皇后を監禁する。さらに何進をおびき寄せて殺そうとするが失敗に終わる。劉弁を帝にすることに執念を燃やす何皇后は十常侍と共に反撃を開始し、董皇太后と劉協を軟禁。何進は蹇碩を処刑した後、十常侍も皆殺しにしようとす […]
病に倒れた霊帝の後継者の座を巡り、劉協を立てる董皇太后と劉弁を立てる何皇后の争いが激化する。曹操や袁紹はその争いから距離を置き、新帝擁立計画に巻き込まれることを拒否。その後、演武大会での何進と袁紹の無法なふるまいに激怒した霊帝は吐血する。何進、袁紹、曹操らは西涼の羌族を討伐するよ […]
大将軍の何進が名門出身の士人である袁紹を引きこもうとしているのに対し、董皇太后は辺境の将領・董卓を取り込む。東郡の太守に任命された曹操はこれを辞して故郷に戻るが、刺客に襲われ重傷を負う。劉備の進言を受けた霊帝が西園八校尉を設けたと知った何進は、自軍の兵士の多くが宦官・蹇碩の管理下 […]
黄巾軍に勝利した曹操は、投降した黄巾兵を処刑せず、自軍に引き入れる。そして次の戦場では、功を挙げようと奮戦する劉備とその義兄弟である関羽、張飛と出会う。黄巾軍との戦いを霊帝に評価されて、済南の国相に任命された曹操は、早速鮑信たちを使って袁紹の縁者である王の悪事を暴くが、温情をかけ […]
霊帝の寵愛を受ける何皇后の兄・何進は、大将軍に抜擢されるや陳耽を殺害する。蔡ヨウも流罪にされ、曹操は蔡エンに別れを告げる。曹操も官位を剥奪されそうになるが、黄巾軍の蜂起が激化したことで、急遽三階級特進して騎都尉となる。30歳にして初めて従軍することになった曹操は、夏侯惇らを呼び寄 […]
士人たちに軽んじられていた曹操だが、司徒の陳耽と文人の蔡ヨウに重用されたことで、徐々に存在感を発揮し始める。曹操は、陳耽の指示で宦官の悪行を上奏書に記すが、因縁のある宦官・蹇碩の妨害に遭う。孫の曹操が蹇碩に命を狙われていることを知った曹騰は、陳耽こそが黒幕だと蹇碩に伝えるのだった […]
黄巾軍の蜂起を未然に防いだ曹操は、さらに豪族・王福を殺し、財宝を村人に分け与えて人心をつかむ。しかし、無断での行動をとがめられた曹操は、県令を解任されて故郷に戻されてしまう。側室の・劉夫人との間に長男・曹昴昴が誕生するが、劉夫人は難産で死去。議議郎郎に任命された曹操は、夏侯惇夏侯 […]
洛陽北部尉となった曹操は、労働と引き換えに配給を与えることで民衆の暴動を抑え、その手腕を評価される。そして、宦官・蹇碩のおじである蹇図が夜間外出禁止令に違反すると、曹操は見せしめに蹇碩の目の前で蹇図を許チョに殴り殺させる。面子を潰された蹇碩の陰謀で、曹操は都から追放され、県令とし […]