元 料理評論家の魏然(ウェイ・ラン)から、深夜食堂に電話が。後日、ガオ・ジェンリンという作家が店に行くので、チキンスープを作ってやってほしいのだという。例によってマスターは知らなかったが、ガオ・ジェンリンといえば恋愛に悩む女性に支持されているカリスマ作家。彼が来ると聞きつけた常連 […]
“Mハウス”のトップに返り咲いた馬玲玲(マー・リンリン)。しかし、彼女は間もなく店を去ることを決めていた。かつては玲玲をライバル視していたディアたちも、別れを惜しむようにしんみりムードである。「祝ってくれないの? 花嫁になるのよ」。その場は明るく振る舞う玲玲だったが、実は彼女は高 […]
若手の踊り子・ディアに“Mハウス”でのナンバーワンの座を奪われ、意気消沈の馬玲玲(マー・リンリン)。島(ダオ)や忠(ジョン)は彼女を励ますが、Mハウスの客の反応は悪くなってきているし稼ぎも落ちているのは確かだった。そんななか、1人の男が深夜食堂にチラシを貼らせてほしいとやってきた […]
姉の小月(シャオユエ)を出し抜いて病院から姿を消した小梅(シャオメイ)は、深夜食堂でひと息ついていた。聞くともなしに耳に入ってくる会話が気になり、はす向かいの男女と話し始めた始める小梅。2人のうち、ジェニーという女性は、会社の上司と不倫関係にあるらしい。そこへ、妹を捜し回っていた […]
病に倒れた父親の家業を継ぐため、蒋明(ジアン・ミン)が故郷の上海へことに。あまりにも突然の知らせに、郁美(ユーメイ)は平静を装うのが精一杯。魚汁蒸蛋(ユージージョンダン)を味見することも忘れていた。そんな彼女に、蒋明は封筒を差し出す。失読症である郁美が戸惑いながらも受け取ってみる […]
スープご飯をひと口食べた蒋明(ジアン・ミン)は、顔色を変えて黙り込んでしまった。「どうかしたか」と尋ねるマスターに、「弟子入りさせてくれませんか?」と答えた蒋明。人手は足りているからと断られても、まるでめげない彼は、勝手に店の手伝いを始め、市場への買い出しにまで付いてくる始末。彼 […]
雪莉(シュエリー)とジャックの結婚式。元夫の李凱(リー・カイ)に続いて海芬(ハイフェン)がスピーチに立った時、事件は起こった。極度の緊張から発作を起こし、錯乱した海芬は、李凱らに支えられて運び出される事態となってしまったのだ。そんな出来事からしばらく経ったある日、いつもの店で朝食 […]
深夜食堂のカウンターに座っていた海芬(ハイフェン)のスマホに、娘の雪莉(シュエリー)から電話が。間もなく夫になるジャックを伴っての帰国は明日だと思い込んでいた海芬だったが、2人はすでに到着し、これから店にやってくるのだという。離婚歴はあるが40代とは思えぬ美貌を誇る海芬は、賢(シ […]
足をくじいたエルメスは、深夜便の小艾(シャオアイ)に電話をかけた。自分を運んでもらおうという訳だ。小艾の漕ぐ自転車の荷台に腰を掛け、彼の仕事について質問するエルメス。深夜便の仕事に興味を覚えたのか、彼女は「そのうち配達にも連れてって」と話すのだった。そんなある日、深夜食堂ではエル […]
エスカレートする楊穎(ヤン・イン)の要求に、魏然(ウェイ・ラン)はうろたえた。番組で自分を優勝させなければ、スキャンダル写真を公表するつもりだという。追い詰められた彼の足は、その夜も深夜食堂へ向いた。いつものように魚香肉絲(ユーシャンロウスー)を注文する魏然。高遠(ガオ・ユエン) […]
“必殺料理人”の異名をとる料理評論家・魏然(ウェイ・ラン)が、深夜食堂にやってきた。桜田麩(さくらでんぶ)を作れ、作れないと押し問答になり、店内には不穏な空気が。「文句があるなら出ていけ」とすごむ賢(シェン)の言葉を潮に、席を立つ魏然。店を出ようとする彼と入れ違いに、現れたのは陽 […]
明明(ミンミン)と住むための家を建てる土地を購入した莫華(モー・ホア)。彼らに寄せられる批判の声も好奇の目も気にせず、2人は幸せな暮らしを手に入れつつあった。しかし、日課にしていたランニングの途中で莫華が急死。彼の遺産を手に入れた明明は、酒と男に溺れる自暴自棄な生活を繰り返し、深 […]
ダンサーの明明(ミンミン)が深夜食堂に伴って現れた老紳士は、世界の十大建築家にも数えられる莫華(モー・ホア)だった。高名な建築家の“老いらくの恋”は、次第に周囲の噂になっていく。そして、彼が建築学会のパーティーに明明を同伴させたことで騒動に。建築学会会長の雲(ユン)から、常識をわ […]
賢(シェン)は債務者の借金を肩代わりしてまで古いピアノを手に入れた。しかし、事務所に置く気かと龍(ロン)に凄まれた賢は、マスターに頼み込んで深夜食堂にピアノを置かせてもらうことに。するとある日、そのピアノについてマスターにあれこれと質問を始める女性客が現れた。そこへ、ふらりと賢が […]
父と暮した醤油工場の前に立ち、姜大山(ジアン・ダーシャン)は過去の日々に思いを馳せていた。25年前、腕がいい頑固な醤油職人であった志忠(ジージョン)に、ただぼんやりとデザイナーへの夢を抱き始めた息子の気持ちが理解できようはずもない。今や大山は世界的なデザイナー ジョセフ・ワンダー […]
第1ラウンドで早くもダウンを喫したものの、文中勝(ウェン・ジョンション)は立ち上がった。そして、“2ラウンドは持たないだろう”という下馬評を覆す善戦を見せる。マネージャーのジョーは「適当なところで負けろ」とささやくが、中勝が耳を貸すはずもない。何度倒されても立ち上がり、王者に挑み […]
無敵の王者 カストロ・オズと戦うことに迷いはない。しかし、「いつかあなたを失うなら、今、別れを選ぶわ」と告げた明美(ミンメイ)の声が、文中勝(ウェン・ジョンション)の頭の中にいつまでも響いていた。それでも大舞台に立ってファイトマネーを手にし、明美とクーコーにいい暮らしをさせてやり […]
八百長試合をぶち壊して以来、文中勝(ウェン・ジョンション)はホサれていた。リングに上がることを熱望する彼に、マネージャーのジョーは地下格闘技への参戦を促す。ルール無用のデスマッチ、傷だらけになりながらも着実に勝利を重ねていく中勝。その一方で彼は、夫と死に別れ、幼いクーコーを1人で […]
トイレを貸してほしいと言って深夜食堂に入ってきたその女性は、棗(なつめ)だけのシンプルな粽(ちまき)を注文した――まるで“タテジマ”がやっていたのと同じように。奇妙な偶然に目を丸くする島(ダオ)。そんな彼の心を見透かしたかのように、彼女は「あなたが島さんね?」と尋ねる。タテジマは […]
「雰囲気、変わったね。でも相変わらずいい男よ」。見舞いに訪れた趙銘龍(ジャオ・ミンロン)――龍を、李牧美(リー・ムーメイ)はそんな言葉で迎えた。あの事件からこれまで、自分の身に起こったことを語り始める牧美。そして彼女は、龍と李嘉成(リー・ジアチョン)が通う深夜食堂に連れていってと […]