康司瀚は意識を失っている馬伊諾を病室から連れ去り自殺を図ろうとするが、張暁が駆け付け、伊諾が司瀚の子供を身ごもっていると伝える。司瀚は思い留まるものの、伊諾の血液型が特殊だったため、輸血しようにも血液が足りない。
街で馬伊諾に遭遇した張暁と殷正は、翌日北京を離れ雲南に引っ越すことを告げる。伊諾は殷正を呼びとめ自分が藍蘭だったことを明かし、殷正と張暁の幸せを祈っていると伝えるのだった。その頃、張暁の前に康司瀚が現れ和解の食事会に誘う。
馬伊諾と語り合った張暁は、馬伊諾の愛と康司瀚の苦しみの深さを知る。一方、康司瀚は震天グループの会長に就任したものの、殷正に横領の罪を着せたことを知った社員たちは次々と司瀚のもとを離れていく。
張暁の家を訪ねた殷正は、雍正帝の指輪に刻まれた言葉を張暁に誓い、震天グループを康司瀚に譲ることを決意する。そして張暁と雲南で茶館を開くというささやかな夢を叶えようとしているちょうどその時、殷正に横領の疑いがかけられ資産が凍結されてしまう。
張暁を捜しに雲南へやってきた康司宇は、貧しい地域の子供たちに勉強を教える張暁を見つける。最初は北京に戻ることを拒んでいた張暁だったが、殷正の制作した羽西化粧品のCMを見て、殷正が恨みを捨てたことを確信し、司宇と共に北京に戻る。
殷正は復讐に執着していた自分を恥じ、震天グループ立て直しのために劉取締役ら康震天の腹心を留任させ、汪鉄城を解雇する。さらに康司瀚のために盛大な葬儀を開くことを決めるが、葬儀当日、司瀚が姿を現す。
実父のために殷成貴と組み、康震天を陥れたという殷正の告白を聞いた趙嵐は「実父はそんな善人ではない」と告げる。殷正は、脳出血の発作で動くことも言葉を発することもできなくなった康震天を山中に連れ出し、恨みのたけをぶちまけるが…
誘拐された康司瀚を救うため、甘粛での案内人を捜していた康司宇は、張暁と張沢江父娘に再会する。2人の案内で山中に向かった一行は無事に康司瀚と馬伊諾を救出。しかし殷正と張暁を恨む康司瀚は感謝の言葉をかけようとしない。
司宇は誘拐犯に指定された場所に向かうが、康司瀚を亡き者にしたい汪鉄城が通報したため、強盗と間違えられて警察に捕まってしまう。その頃、地獄の淵からよみがえった司瀚は馬伊諾に荒野からの脱出をもちかけ、同時に彼女の正体を尋ねる。
殷正と殷成貴の会話を聞いてしまった張暁は、ショックを受けたまま甘粛の実家に戻る。殷正は震天グループの筆頭株主になるための準備で多忙を極めていたが、張暁に釈明するため彼女の実家を訪れる。
康司瀚が誘拐されたことを知った趙嵐と康司宇は身代金を用意しようとするが、苦境にある震天グループは1億元を出すことができない。殷正は身代金を値下げさせるよう、犯人に芝居を打つ。その頃、失意の張暁は甘粛に向かう列車の中にいた。
張暁は孟亦男から孟心怡を偲ぶ個展の招待状を受け取り、許されたと安堵する。招待状は康震天のもとにも届いていた。その頃、康司瀚を誘拐した犯人たちから康震天に脅迫状が届くが、汪鉄城がそれを握り潰してしまう。
張暁に餃子をご馳走された殷正は、藍蘭ではなく張暁が博物館で出会った女性だと確信。自分のそばにいてほしいと告白する。張暁は孟心怡が死んだばかりで恋愛はできないと拒むが、やはり第四皇子への愛を断ち切れず殷正を受け入れるのだった。
殷正は張暁を家に連れて帰り看病するが、叔父の殷成貴からかかってきた電話の会話を張暁に聞かれてしまう。康司瀚と孟心怡の結婚式で映し出された写真は、殷成貴がブライダル会社の社員に金を渡してスライドの中に紛れ込ませていたのだった。
スクリーンに映し出された康司瀚と張暁の写真を見た孟心怡はすべてを悟り、式場を飛び出す。後を追い、車にはねられそうになった康司瀚をかばい、孟心怡は息を引き取ってしまう。張暁は孟心怡との日々を思い出し、果たせなかった約束に胸を痛める。
張暁は康司瀚から孟心怡と結婚することになったと告げられ、2人を祝福する。そんな時、妙峯山を訪ねた張暁は、自分と同じく貧しい老婆を気遣って来ていた殷正と出くわす。2人きりの時間を過ごすうち、張暁の中で殷正の存在が少しずつ大きくなっていく。
康司瀚は張暁と別れたくないあまり孟心怡に張暁との関係を明かそうとするが、張暁から心怡が自分の子供を妊娠していると知らされる。司瀚は心怡に中絶を迫り、心怡も仕方なく中絶することに応じるが、手術当日、心怡は興奮のあまり倒れてしまう。
康司瀚に別れを告げた張暁は、ビルの屋上から身を投げようとしたところを殷正に制止され、自分の許可なく勝手に死ぬなと言われる。一方、司瀚と張暁の関係を知らない孟心怡は、司宇を黒猫巡査と勘違いし食事に誘う。
張暁と孟心怡は2人だけの楽しい夜を過ごし、友情を確かめ合う。だが翌日、孟心怡から紹介された恋人は康司瀚その人であった。初対面を装ってその場から離れた張暁に、司瀚は「心怡とはもう別れた」と釈明する。
藍蘭を失ったうえ、管理部に降格されて酔い潰れる殷正を見かけた張暁は、見かねて自宅に送り、そこで自分の描いた木蘭の絵が殷正の自宅に大切に飾られているのを目にする。その頃、康司瀚の元に、ロンドンにいる元恋人から帰国するとの連絡が入る。