自らの命が長くないと悟った昔邪。卿塵に元凌が先帝の子であることを打ち明け、さらに先帝の遺詔を託して、彼に渡すかどうかを決めるように命じる。それを受け取った卿塵は玉璽と共に元凌に渡し、皇族を守る巫族の巫女として、運命を共にすることを誓う。卿塵の霊力のおかげで無傷で皇宮に乗り込むこと […]
皇帝の元安を訪ねた巫族の長老の昔邪(せきしゃ)は、先帝の玉璽(ぎょくじ)と引き換えに、元凌の命を守る約束を取りつける。だが、その直後に元安は、元凌を捕らえる密旨を下す。配下を殺された元凌は堪忍袋の緒が切れ、ついに玄甲軍と共に謀反を起こしてしまう。一方、元凌を守るため駆けつけた昔邪 […]
人里離れた密林の奥にある離境天では、大勢の巫族(ぶぞく)が暮らしていた。その1人である卿塵(けいじん)は、執事巫女(みこ)の選定に参加する。一方、魏国の第四皇子である元凌(げんりょう)は、父である皇帝の元安に無実の罪を着せられてしまう。命からがら逃げ込んだ先は離境天だった。選定の […]
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