武媚娘を昭儀に封じるという勅命を撤回させるため、裴行倹は関隴集団を代表し、朝議で床に頭を打ちつけ諫言をする。だが李恪が裴行倹に反論したため、昭儀の冊封に反対する者は何も言えなくなる。武媚娘の台頭に危機感を募らせた皇后は、長孫無忌の助言により、皇子の1人を養子にもらうことにする。そ […]
武媚娘は高陽公主の何気ないひと言から流産の原因を突きとめ、下手人を割り出す。高陽公主は復讐のために後宮に入るよう武媚娘に勧めるが、李世民との愛を理由に断られてしまう。だがそんな武媚娘に高陽公主は李世民の遺詔を見せ、現実をつきつける。そして皇宮に留まるためにも甘露殿へ行き、李治から […]
武媚娘が流産した。李治は流産が人為なのか天意なのか思い悩む。一方、子を失った武媚娘は、誕生日の宴席で、最後に飲んだお茶が原因だと結論づけた。そして我が子を殺した者に復讐するため、皇宮に留まることを決意するのだった。長孫無忌は他の大臣を抱き込み、武媚娘を宮中から追い出そうとする。執 […]
武媚娘の罰が軽すぎると感じた蕭淑妃は、不満を募らせ、武媚娘をひいきしていると李治に訴える。だが武媚娘の罪が濡れ衣だと思い込んでいる李治は、淑妃の訴えを退ける。ひと月が経ち、承慶殿から出てきた武媚娘は、竹林雅軒に戻った途端、貧血で倒れてしまう。その知らせを聞いて駆けつけた高陽公主と […]
武媚娘の策が功を奏し、李恪は長安に留まり要職に就く。だが長孫無忌から李恪に不穏な動きがあると聞かされた李治は、李恪の様子を探るため、要職の人選を任せ監視をつける。そんなある日、王皇后は武媚娘が宮中に戻ったことを祝う宴を催し、武媚娘に菊の花の刺繍を贈る。一方、素節が武媚娘から理不尽 […]
李治は武媚娘と共に、長孫無忌を懐柔する方法を話し合う。2人の考えは、寒門を取り込むことで一致していた。李治は寒門の子弟として李義府と許敬宗に目をつけ、立身出世と引き換えに重臣たちを弾劾するよう命じる。許敬宗の命令を受けた魯世寧は、重臣である長孫無忌を弾劾するが、李治はわざと長孫無 […]
林の中で武媚娘に追いついた李治は刺客に襲われるが、折よく現れた李恪たちに助けられる。李恪は格闘の混乱に乗じて、侍従となっていた長孫無忌の間者を殺したため、長孫無忌からは異心があると見なされる。李治は手柄を立てた李恪を重臣に抜擢しようとするが、長孫無忌に反対され、やむなく別の任務を […]
李治は現状を打破するため、安州にいる李恪を呼び戻すことを決心する。そして腹心である許敬宗に奏上させるが、許敬宗は王仁祐に弾劾され左遷させられてしまう。李恪を呼び戻す道が遠のき李治はいら立つのだった。一方、皇后は李賢に不遜な態度をとられ、その怒りの矛先を李賢の母親である蕭淑妃に向け […]
楊青玄は安州に左遷された呉王のもとを訪れ、長孫無忌や李治への警戒を怠らないよう言い含める。ところが 折しも長孫無忌が安州に遣わした間者が何者かに惨殺されるという事件が起こり、李恪は不安を抱く。同じ頃、武媚娘を忘れられずにいた李治は感業寺のそばにある西郊禁苑で剣の稽古に励んでいた。 […]
死を目前にした李世民は、長孫無忌から再び武媚娘の誅殺を訴えられるが聞き入れず、武媚娘を政務に関与させないと約束することで、長孫無忌を納得させる。武媚娘は李世民の最期に立ち会うため駆けつけるが、甘露殿に入る手前で李世民の臨終を知らされ、悲しみに暮れる。一方、監禁処分となっていた徐慧 […]
李世民の病状を心配した武媚娘は誓いを破り李世民と再会する。翌日、高陽公主と弁機は駆け落ちを試みるも、2人は捕らえられてしまう。高陽公主は李世民に弁機の命乞いを必死にするも聞き入れられず、弁機は処刑されることに。そんな李世民に高陽公主は父娘の縁を断ち自分も死ぬと言い放つ。その言葉に […]
房遺愛に嫁ぐも高陽公主は弁機と逢瀬を重ね、武媚娘にとがめられても聞き入れない。一方、唐の将来を案じる長孫無忌は、武媚娘を密かに始末するよう房玄齢に頼む。だが武媚娘を信頼し始めていた房玄齢は拒否、立腹した長孫無忌は蕭ウを使い、房玄齢を弾劾する。同じ頃、武媚娘は李義府と長孫無忌を倒す […]
袁天コウの占卜を嘆願する長孫無忌ら大臣を納得させるため、李世民は武媚娘を高陽公主の侍女とし、高陽公主を房府へ嫁がせる際、宮外へ出すと約束する。武媚娘は、自分が北方の戦地に行ったという秘密を長孫無忌らに暴露したのは徐慧だと確信し、廃太子が謀反を起こすよう仕向けたことや文娘を殺害した […]
長孫無忌は李淳風の墓参りに来ていた袁天コウを説得し、李世民に武媚娘が女帝武氏か否かを占卜で決着つけるよう進言する。朝臣たちも長孫無忌に呼応し、甘露殿の外でひざまずいて占卜を嘆願するのだった。甘露殿での一部始終を目にしていた雉奴は、武媚娘の元へ行き、その身に危険が迫っていることを伝 […]
武媚娘は、ひとまず徐慧を信じることにするが、徐慧は武媚娘を排除すべく、更なる策謀を巡らす。李世民の娘である高陽公主は、高名な僧侶、弁機と逢瀬を重ねていたが、それを知った李世民より房遺愛との結婚を命じられてしまう。高陽公主を、武媚娘は巧みになだめるのだった。同じ頃、複数の朝臣の元に […]
長孫無忌は監国を務める雉奴の手腕を褒めたうえで、君主には厳しさも必要だと諭す。気弱な雉奴が将来誰かに惑わされないかと心配していたのだった。一方、長安に帰還した李世民は、毒が抜けきっていない体に長旅の疲労がたたり意識不明となる。だがすぐに目を覚まし、宮中の管理が行き届いていることに […]
敵軍の攻撃を受け劣勢に立たされた李世民の元に武媚娘と李牧が現れる。李牧は李世民と武媚娘を守るために1人で敵軍に立ち向かい命を落とす。そんな中、李世民の傷が癒えてきたある日のこと、武媚娘は軍営にいる負傷した兵たちの惨状を目の当たりにする。このまま戦を続けても死傷者は増える一方だと考 […]
武媚娘と李牧は李世民の取り計らいで皇宮の外に脱出する。李世民は、若い武媚娘の幸せを願って彼女を李牧に託したのだった。李牧に望む人生を選択するよう言われた武媚娘は、迷わず北伐に出陣した李世民を追いかける。一方、後宮では権力を掌握した徐慧が辣腕を振るっていた。徐慧は厳しい罰を与えて宮 […]
李泰が騒動を起こしたため、雉奴が皇太子の座に就くことになる。李世民は雉奴にふさわしい結婚相手を選んで婚儀を成立させ、新たな皇太子と皇太子妃を誕生させる。雉奴は冊封の儀式が終わると、それぞれの配流地へ移動中だった李承乾と李泰の一行を追いかけ、兄たちとの別れを惜しむ。一方、掖庭の獄に […]
李恪の元へやってきた武媚娘は、李恪の心に迷いがあることを見抜き、かつて魏徴に言われた言葉を伝える。それを聞いた李恪は帝位を得ることを諦めることに。一方、李恪により捕らえられた李泰は、いずれ唐は武氏により滅ぼされると言い放ち不気味に笑うのだった。宿願が果たせなかったと知った楊淑妃は […]
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