宮殿へ出向き、楊俊(よう・しゅん)に花生(か・せい)をめぐっての決闘を申し込む趙宇(ちょう・う)。
花生の身代わり従軍に関して寛大な処置がとられたことに安堵したのもつかの間、楊俊は楊広からの報告に愕然とする。
疫病の特効薬を完成させた趙宇(ちょう・う)は、毒とも知れない薬を命懸けで試すため遺言を書き置いた。
兵たちの間に蔓延しているのは、間違いなく疫病で、それは、揉冉(じゅうぜん)の策略によるものだった。
宇文述は鉄抜硅出兵の知らせを受け、隋滅亡へ向けての好機が訪れたと喜ぶ。
今まさに花生と趙宇への死刑が執行されようとしていた刑場へ乱入する楊俊(よう・しゅん)。そこへ勅命が届いた。
花生(か・せい)が皇太子の暗殺未遂を認めたため、3日後の死刑執行が決定した。
陛下に仕えられぬくらいなら、いっそ死なせてほしいと皇后に跪いて懇願する玉荷。そこへ現れた楊堅は、彼女を許してやってくれと皇后に言い残し、玉荷の手を取り、その場を後にする。
酒に酔った楊勇は自分を差し置き楊俊を溺愛する皇后に不平をぶちまけ、自分のどこが気に入らないのかと喚き散らす。
花生(か・せい)を殺そうとした鉄抜硅(てつばつけい)の体を楊俊(よう・しゅん)の放った矢が貫いた。
揉冉に囚われた楊俊、花生、華武の3人。夜も更けた頃、花生は荒野の寒さに凍えていた。
楊勇は、楊俊を捜すために腹心を国境に送り込むという話が嘘だったことがバレてしまい、皇后の怒りを買う羽目に。
楊俊を追って馬を走らせていた花生(か・せい)と趙宇(ちょう・う)に、突然何者かが飛びかかってきた。
「絶対嫌です」。国境への同行を禁じる楊俊(よう・しゅん)に向かって花生(か・せい)はそう言い切った。
楊広に付くべきか否か、玉荷は迷っていた。皇后に目を付けられてしまえば、命の危険さえある。
揉冉との国境へ行き楊俊を守る――皇后からの秘密の任務を引き受けたと花生に告げられた趙宇。
花生たちが持ち帰った鉄骨木の首が災いを招いてしまった。やはり戦は始まってしまうのかと尋ねる彼女に、楊俊は和睦の道を模索するのが最善だと答える。
皇后から重陽節の宴に招かれた趙宇と花生。楊俊や皇太子らも出席したその宴の最中、花生は、男よりも女の方が劣るという皇后の話に思わず反論してしまう。
朝議にも出ず、側女の燕姫と床の中でまどろんでいた楊勇は突如現れた皇后の姿を目にして飛び起きた。
楊俊の腹心である石虎は、兎州で花生と趙宇を捜していた。彼らが楊俊と再会すれば、宇文述と文全の企てた策略は露見してしまう。
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