囚われていた牢屋の中で突如産気づいた碧荷(ビーホー)。監視の者に彼女を連れ出される前に、何とか出産させようと馥芳(フーファン)と采薇(ツァイウェイ)は必死だ。少しでも時間を稼ぐため、徳貴(ダーグイ)牢屋の扉にしがみつき邪魔者の侵入を阻む。何度見張りに殴られても抵抗をやめようとはし […]
梅香(メイシャン)は、馥芳(フーファン)の子供を殺めて以来、会話もままならないほどに正気を失ってしまった。医者によると、大きな衝撃を受けたせいだという。臨東(リンドン)の敵を討つためとはいえ、子供の命を奪ったという罪の重さに梅香の心が耐えきれなかったのだ。そんな彼女の姿を見ていら […]
馥芳(フーファン)のお腹の子は、無残にも殺された。乾笙(チェンション)の命令によるものだと思い込んだ乾楓(チェンフォン)は、怒りのあまり彼を殴りつける。これは愛息子を馥芳に殺された梅香(メイシャン)の報復であると、乾笙の無実を必死で訴える采薇(ツァイウェイ)。しかし、その声は乾楓 […]
采薇(ツァイウェイ)が記した新薬の処方はデタラメだった。だまされたことに激昂した白(バイ)夫人は、捕らえていた張(チャン)さんたちの指を切断しろと命じる。咄嗟に小刀を奪った采薇は、それを自分の首元に当て、私が死ねば処方は永遠に葬られると脅しにかかった。しかし、逆に張さんを人質に捕 […]
寺へ参拝に行くためだと称して、乾笙(チェンション)の車に乗せてもらった梅香(メイシャン)。途中の山の中で張(チャン)さんの姿を見つけた彼女は、わざと乾笙の注意を引き、その存在を気づかせる。張さんがある秘密の目的を持ってここにいることを承知の上で、彼女はその真相を乾笙の前で暴き立て […]
お腹の子の父親は――そう問いただす乾楓(チェンフォン)に、乾笙(チェンション)の子供だと言い張る馥芳(フーファン)。しかし、目をそらそうとする彼女の様子から、乾楓は自分の子であることを確信し思わず笑みを漏らした。だが、彼女は乾笙の正妻。これは決して許されることではない。馥芳は、お […]
この世を去る前に、馥芳(フーファン)の悪事の全てを告白する――。結核であると偽った秋琳(チウリン)が、乾笙(チェンション)を相手に話を始めようとした、ちょうどその時、当の馥芳が現れた。彼女は秋琳の病名が結核だと聞くや否や、複数の医者に見せるべきだと提案。馬(マー)先生の診察も受け […]
梅香(メイシャン)が急病に見舞われたのを理由に、彼女から娘の明月(ミンユエ)を取り上げて面倒を見ることにした馥芳(フーファン)。ところが、ある晩遅く、明月が突然の高熱に襲われる。慌てた馥芳は内密に医者を呼ぼうとするが、いち早く事態を聞きつけた梅香と乾笙(チェンション)が居所に乗り […]
碧荷(ビーホー)を傷つけ、お腹の子の命を狙ったと糾弾される馥芳(フーファン)。犯人は自分ではないと訴えるも、激怒した乾笙(チェンション)は離縁も辞さない勢いだ。馥芳が窮地に立たされたその時、「第六夫人を害したのは私です」と名乗り出たのは、侍女の景蘭(ジンラン)だった。子供を盾にし […]
子供を身ごもった碧荷(ビーホー)は采薇(ツァイウェイ)へ嫌がらせをするがごとく、ことあるごとに乾笙(チェンション)の自分だけのもののように扱って見せた。それが面白くない翠屏(ツイピン)は、避妊のための薬を飲む采薇に、乾笙の子供を産めば碧荷を見返せるのだから薬の服用をやめてはどうか […]
乾楓(チェンフォン)が秀芳(シウファン)を見舞った。秀芳は喜ぶが、それも束の間のこと。彼の口から「もし10日以内に回復しなければ実家で療養しなさい」と思わぬ言葉を聞かされる。道士の占いによれば、自分の体調が優れないのは采薇(ツァイウェイ)のせいだから、彼女を追い出せば済む話ではな […]
嫁いだものの、夫の乾楓(チェンフォン)がまったく家に寄りつかないことに悩んだ秀芳(シウファン)は、馥芳(フーファン)に相談を持ちかけた。そこで彼女は、乾楓と采薇(ツァイウェイ)は密通した過去があり、以来、心を奪われた乾楓は他の女を愛さないのだと聞かされる。采薇に憎しみを募らせた秀 […]
一連の事件は、すべて采薇(ツァイウェイ)と梅香(メイシャン)の仕業。その目的は、馥芳(フーファン)への復讐である。――碧荷(ビーホー)は、寒香苑で盗み聞きしたことを馥芳に伝えた。そして明日、廃苑で2人が馥芳を陥れるための企みを実行しようとしているのを逆手に取り、一泡吹かせてやろう […]
乾楓(チェンフォン)と秀芳(シウファン)が婚礼を挙げた晩、馥芳(フーファン)は、つい先日、乾楓に抱きしめられたことを思い出していた。自分がよろめいたのを支えてくれただけとはいえ、あの瞬間のことを考えると頬は熱くなり胸は高鳴る。だが、すぐに自分と彼の立場を思い出し、バカなことを考え […]
徳貴(ダーグイ)と屋敷の庭を散歩していた乾笙(チェンション)は、両親の供養をしている碧荷(ビーホー)に出くわした。すぐに立ち去ろうとしたものの、両親以外の身内は旦那様だけなので、今日ばかりは一緒にいてほしいと懇願されてしまう。断るわけにもいかず、焼香をして、供養の杯を受ける乾笙― […]
乾楓(チェンフォン)が納品したのは、“田七”に見せかけた偽物だった。騙されたと怒り心頭の江(ジャン)社長。乾笙(チェンション)が真相解明のためにもらった猶予は、3日である。事の次第を知った采薇(ツァイウェイ)は、解決策が見つかるかもしれないから2日間待ってほしいと乾笙に頼む。無情 […]
父・馬国安(マー・グオアン)は、側女の子である秀芳(シウファン)を乾楓(チェンフォン)に嫁がせるつもりらしい。それを知った馥芳(フーファン)は、すぐさま母親の元を訪れ、問い詰めた。母は何も言わなかったが、父が乾笙(チェンション)を見限って乾楓の支持に回り、秀芳に白(バイ)家の跡取 […]
碧荷(ビーホー)の命を狙ったという身に覚えのない罪で、秋琳(チウリン)は禁足に処された。彼女は部屋を訪ねてきた馥芳(フーファン)に、すべては碧荷の罠なのだと訴える。秋琳でないとしたら、一体誰の仕業なのか――。裏で糸を引いていたのは、采薇(ツァイウェイ)だった。馥芳を倒す鍵が秋琳で […]
馥芳(フーファン)は、無意識のうちに廃苑へと足を運んでいた。ここは、采薇(ツァイウェイ)を罠にはめ、乾笙(チェンション)との仲を引き裂いた場所。だが、結局2人はよりを戻し、逆に自分が乾笙と言い争いをする羽目に――。もう頼れるのは自分自身しかいない。そう思った時、突然後ろから声をか […]
命令に従わなければ劉(リウ)の息子に嫁がせる――内通者になった訳は、そう馥芳(フーファン)に迫られたからだと、画眉(ホワメイ)は白状した。彼女には、自分の身請けのために金策をしてくれている想い人がいるため、馥芳の話に従わざるを得なかったのだという。だが、恩義ある采薇(ツァイウェイ […]