仕事で香港に行っていた乾楓(チェンフォン)が帰ってきた。喜色満面で迎えた白(バイ)夫人は、早速、乾楓の好物を用意して、長旅の苦労をねぎらうことに。一方、乾笙(チェンション)は同じ息子でありながらも、兄と自分に対する母の愛情の差に寂しさを感じていた。だが、兄と同様に扱ってくれと言え […]
亡き桂琴(グイチン)の住まい、桂香苑に集められた夫人たち。中に入った彼女たちの目に飛び込んできたのは、壁に赤で大きく殴り書きされた文字だった。“馥芳(フーファン)お姉様に殺された”。それを指さし、これは何なのかと尋ねる乾笙(チェンション)。皆の視線が、下手人と告発された馥芳に注が […]
「完全な敗北だわ」。梅香(メイシャン)は悔しさに震えていた。家計に関する不正を糾弾し、憎き馥芳(フーファン)を完全に倒す――はずだった。だが結果的には手痛い返り討ちをくらった挙句、せっかく手にした権限はおろか、義母の信頼まで失ってしまったのだ。梅香は、碧荷(ビーホー)がまたもや馥 […]
夜陰に紛れ、小屋に忍び寄る2人の刺客。中で眠りについている李大山(リー・ダーシャン)にゆっくり近づいて口を塞ぎ、短刀を掲げたその時、近くで寝ていた乾笙(チェンション)が目を覚まし、男に飛びかかった。仲間の窮地にもう1人の刺客が発砲、不意の銃声にその場は騒然となる。外に停めている馬 […]
門限に遅れた張(チャン)に、杖刑20回の罰を下した馥芳(フーファン)。彼女は、張をかばおうとする采薇(ツァイウェイ)もろとも、棒で打たせた。これを知った乾笙(チェンション)は、正妻には厳格さよりも慈悲心や寛容さが大事だと諭し、使用人に虐待まがいのことをするのは改めるよう厳しく叱る […]
突然、梅香(メイシャン)にすり寄り始めた碧荷(ビーホー)。その狙いが白(バイ)家で権力を得た自分と組んで馥芳(フーファン)に対抗するためだと踏んだ梅香は、警戒しつつも己の計画のために碧荷を利用しようと目論むのだった。その頃、采薇(ツァイウェイ)は、父・景文(ジンウェン)の法事の準 […]
乾笙(チェンション)の碧荷(ビーホー)への寵愛は、采薇(ツァイウェイ)へのそれ以上だった。そのためか、得意満面で強気な碧荷は、正妻の馥芳(フーファン)にすら高飛車な態度を見せる。憤慨する馥芳に対し、母の馬(マー)夫人は「すべてはあなたに息子がいないからよ」と言い放った。息子さえい […]
一家で記念写真を撮ろうとしていたところに、蜂の大群が。夫人たちが蜂に襲われ、中でも碧荷(ビーホー)は、顔を何か所も刺されて見るも無残な状態だという。その後、采薇のもとを密かに訪れる碧荷。馥芳(フーファン)からも目の敵にされ、不信感から医者が処方した薬すらも飲めずにいた彼女は、采薇 […]
乾楓(チェンフォン)は、采薇(ツァイウェイ)を屋敷の外に住まわせ、一生大事にしたいと考えている――。白(バイ)夫人から、そう聞かされた采薇は、自分は乾楓と行く気はないと断言した。“乾楓と一緒になれば大切にされるわよ”と、なおもたたみかける白夫人。すると采薇は突然立ちあがり、近くに […]
乾笙(チェンション)が、碧荷(ビーホー)を第六夫人に。そのことは采薇(ツァイウェイ)にとって耐えがたい出来事だった。乾笙のあまりにもひどい仕打ちに大きなショックを受け、采薇は倒れてしまう。体調を崩していたうえに流産が重なり衰弱しきった彼女の体は、もはや限界だった。姉妹同然の侍女で […]
近頃、屋敷内の騒動が絶えないことに我慢ならなくなった白(バイ)夫人は、乾笙(チェンション)、乾楓(チェンフォン)、馥芳(フーファン)、梅香(メイシャン)の4人を呼び出した。そして問題が頻発するのは正妻である馥芳の能力不足だからだと指摘。今後、家庭のことは梅香(メイシャン)と2人で […]
体調が優れない采薇(ツァイウェイ)のもとへ、桂琴(グイチン)から汁物が差し入れられた。しかし、実はその差し入れは乾笙(チェンション)が届けさせたもの。そう耳にしていた碧荷(ビーホー)は、運んできた侍女・紅袖(ホンシウ)に真偽を尋ねる。内緒にするよう言い含められていたものの、突然の […]
「そんな子が産まれたら災いとなるわ」。そう言って、馥芳(フーファン)は持参した杯を手に取った。お腹の子を殺すつもりだと悟り、必死で抵抗する采薇(ツァイウェイ)。押さえつけられ無理やり薬(毒?)飲まされようとしたところに、翠屏(ツイピン)から事情を聞いた梅香(メイシャン)と桂琴(グ […]
馥芳(フーファン)は、采薇(ツァイウェイ)の運のよさを妬まずにはいられなかった。乾笙(チェンション)と乾楓(チェンフォン)の2人から想われているうえに、乾笙の子供まで身ごもった。それに比べて自分は、采薇ほど優しく接してもらえないばかりか、いつまでたっても子宝に恵まれない。埋まるこ […]
無理に口づけをしてきたや乾楓(チェンフォン)の頬を、思わず叩いてしまった采薇(ツァイウェイ)。愛する采薇に拒絶された乾楓は、生涯の伴侶として添い遂げると誓い合った自分たちが、なぜこうなってしまったのかと苦しい胸の内を吐き出した。だが、すでに乾笙(チェンション)の妻となった采薇にと […]
白(バイ)家の貨物の中に大量のアヘンが。乾笙(チェンション)と乾楓(チェンフォン)は、その量の多さから白家の関係者の中に内通者がいると推測。一刻も早く内通者を排除すべく乾楓が内密にこの件を調べるということで兄弟の話はまとまった。そうした事件の一方で、碧荷(ビーホー)は乾笙から深く […]
池に落ちた采薇(ツァイウェイ)を乾楓(チェンフォン)に助けさせ、同時に根拠のない噂を流す―― それが、采薇を陥れるために碧荷(ビーホー)が考えた策だった。采薇が乾楓と噂にでもなれば、白(バイ)夫人は彼女を許すはずがない。馥芳(フーファン)から、うまくいけば褒美を弾むと言われた碧荷 […]
白(バイ)夫人は関係者を集め、長男の乾楓(チェンフォン)が家に戻ったことを報告した。一同は乾楓の無事を喜ぶが、乾笙(チェンション)がその場に姿を見せた途端、皆の関心は一斉に彼に向いてしまう。実子である乾楓と自分が軽んじられたと感じ、怒りをにじませる白夫人。乾楓はそんな母をなだめる […]
侍女の碧荷(ビーホー)によると、盗賊たちに捕らえられた采薇(ツァイウェイ)の安否は絶望的だという。それを聞いてほくそ笑む馥芳(フーファン)だったが、ほどなくして采薇は無事に生還。話が違うと怒った馥芳は、かくまっている碧荷の元に向かうといきなり平手打ちを食らわし、しくじった罰とばか […]
乾笙(チェンション)に足を撃たれ、仲間の前で頭目としてのメンツを潰された裘(チウ)は、怒り心頭だった。好きなだけカネをくれてやると言われても、そんなことで済ます気にはなれない。どうしろというのかと怒鳴る乾笙に不敵に笑いかけ、裘は囚われている采薇(ツァイウェイ)に下卑た視線を向けた […]
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