丹児(たんじ)と十九(じゅうく)は、父の親友と称するどこか胡散臭い男・閑雲(かんうん)と遭遇する。十九が拾ったうろこを見た閑雲は龍のものだと断定。訝しむ十九だったが、閑雲が発明したという精霊を見ることができる照妖鏡を手に、庚娘(こうじょう)の正体を突き止めることに成功するのだった […]
龍女(りゅうじょ)から託された手配書で、王十八(おう・じゅうはち)が脱獄囚だと知った庚娘(こうじょう)は、それを夫・金大用(きん・たいよう)に知らせる。しかし、時すでに遅く、大用は王十八に薬を盛られて自由が利かない状態だった。さらには両親も惨殺され、その場から逃れようとした彼女は […]
兄の王十八(おう・じゅうはち)を殺害した庚娘(こうじょう)を追い求め、深い森を捜索する尚正(しょうせい)は、そこでひとりの老婆に遭遇する。その正体が変身した庚娘であることを見抜いた彼は、すぐさま襲いかかり激しい死闘が始まった。戦いの最中、庚娘は夫・金大用(きん・たいよう)を甦らせ […]
蟾宮(せんきゅう)を殺すという共通の目的で結託する龍太子(りゅうたいし)と金貴(きん・き)。龍太子は真君(しん・くん)をその刺客に選ぶが、拒絶されたため、逆に彼を裏切り者として攻撃する。危機に陥った真君だったが、秋菊(しゅうぎく)のおかげで難を逃れるも、彼を庇った秋菊は重傷を負っ […]
街では黒覆面の大侠が噂になっていた。人攫いから子供たちを救う黒覆面に遭遇した秋練(しゅうれん)は、男の腰に見覚えのある房飾りを見つけ、その正体が蟾宮(せんきゅう)であることを悟る。そしてさらには、蟾宮の奏でる笛の音に秋練の心は傾いていき、それを知った龍太子(りゅうたいし)は蟾宮の […]
人間界の守護を自らの使命と課している修行者・真君(しん・くん)。生真面目で融通が利かない彼は、龍宮に住む精霊・白秋練(はく・しゅうれん)と妹の秋菊(しゅうぎく)が非道な輩を懲らしめている処に出くわすし、姉妹の悪行と勘違い。その揚げ句に闘いを挑んでしまう。一方、将来を誓い合った恋人 […]
王子雅(おう・しが)の勧めで紅梅谷に避難する事となった高蕃(こう・はん)。必然的に香蘭(こうらん)との仲も深まっていく。蛇妖(じゃよう)は江城(こうじょう)を操り、その手で高蕃を殺させるために紅梅谷へ誘う。江城から逃れて王家に逃げ込む高蕃だったが、江城は鬼人のごとく護衛を全て打ち […]
十数年の想いを遂げてついに夫婦となった高蕃(こう・はん)と江城(こうじょう)。2人は幸福の中で永遠の愛を誓いあうが、蛇妖(じゃよう)はまさにこの時を待っていた。江城に取憑いた蛇妖は言う――「幸せな日々は終わりだ」と。そして言葉通りこの日から、高蕃の地獄の様な日々が始まるのだった。 […]
道士・清雲(せいうん)は、悪事を重ねる蛇妖(じゃよう)と激しい戦いを繰り広げていた。形勢不利とみた蛇妖は、偶然に居合わせた江城(こうじょう)を見つけて憑依。なおも自分を追いつめようとする清雲に「江城は長い間探していた前世からの敵だ」と言い放った。江城を守ったことで蛇妖を逃がしてし […]
九娘(きゅうじょう)は采霊(さいれい)に、戦雲(せん・うん)は阿福(あふく)に憑依し、ともに胡嘯天(こ・しょうてん)と対峙する。復讐を果たさんとするその2人の前に道士・凌陽子(りょう・ようし)が立ちはだかった。激しい戦いの中、凌陽子の法術で憑依の術が解けてしまい逃げざるを得なくな […]
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