高長恭の元から帰ってきた元清鎖は、突然腹痛に襲われる。すると、屋敷では宇文護や叔母の大冢宰夫人も病に伏せており、元清鎖は何者かが食事に毒を盛ったのではないかと疑う。一方、仲間の兵を救うため、着々と計画を遂行する高長恭たち。そして、元清鎖も高長恭に協力し、宇文護に斉の兵が屋敷を襲撃 […]
元清鎖は屋敷の庭で高長恭の鉄面をつけた男を見かける。その姿を追いかけると、庭石の影に1通の置き手紙を見つける。宇文護に捕らわれた仲間の兵を助けるため、牢の鍵を求められた元清鎖は、宇文護の寝所に忍び込み鍵を手にする。その後に現れた斉の刺客と共に再び皇宮の外に出た元清鎖は、そこで高長 […]
ウブンヨウに助けられ、長安に連れ戻された元清鎖。不本意に閉じ込められる元清鎖と、元清鎖に疑念を抱くウブンヨウは顔を合わせれば口論ばかりを繰り返していた。しかし2人は皇宮での体裁を守るため、嫌々ながらも仲むつまじいふりをする。そして宇文護(うぶん・ご)の屋敷、大冢宰(だいちょうさい […]
斉の軍営に身を寄せていたはずの元清鎖は、国境沿いの周の小さな村で目覚める。降りしきる雨の中、知らない土地で高長恭を捜す元清鎖。すると、そこで偶然、顔婉と再会し助けられる。顔婉は心配するそぶりを見せるが、以前に毒を盛られた元清鎖は警戒する。そして再び逃げ出し高長恭を捜しに行くと、目 […]
斉へと逃亡中、戦場に迷い込んだ元清鎖。武装した周と斉の兵士たちが激しい交戦を繰り広げる中、高長恭(こう・ちょうきょう)(蘭陵王)は我が身の危険を顧みず元清鎖を守ろうとする。命拾いをした元清鎖は、助けてくれた高長恭に懐かしさを感じる。一方、高長恭もまた、自分の目の前で命を落とした恋 […]
刺客に襲われたウブンヨウ。元清鎖が嫁いできた矢先の出来事に、ウブンヨウの一族は元清鎖が刺客と通じているのではないかと疑う。そして翌朝、ウブンヨウは元清鎖に嫁いできた真意を問い詰めるが、元清鎖は全ての記憶を無くしていた。夫に記憶喪失を疑われ、親切だった顔婉(がん・えん)にも毒を盛ら […]
西暦420年、北斉と北周との間では長い戦が続いていた。斉の端木怜(たんもく・れい)は、始皇帝の時代に“天羅地宮(てんらちきゅう)”を建立した端木吉(たんもく・きつ)の血を継ぐ末裔。始皇帝による天下統一の秘密が隠されたこの建物への入宮には、三種の神器の1つ“鎮魂珠(ちんこんじゅ)” […]