燕の丹太子は双六でもエイ政に勝ちを譲り、不興を買う。楚夫人から昇進の邪魔者になり得る韓非の排除を唆された李斯は、朝議で韓非が韓王と内通していると告発、韓長使に証拠となる密書を提出させる。楚夫人は韓長使に九眼瑠璃珠(きゅうがんるりじゃ)を贈り、仲間に引きずり込むのだった。同じ頃、麗 […]
朝議で韓非は趙討伐、李斯は韓討伐をそれぞれ主張する。エイ政は麗の進言に従い、将軍樊於期(はんおき)に趙討伐を命じ、秦は勝利を得る。麗はエイ政に身も心も許し、契りを結ぶ。ある日、弓の試合が開かれる。わざとエイ政に勝ちを譲った燕の丹太子は、麗にそれを見抜かれ、人質の惨めさを語るのだっ […]
荊軻と蘭は、洞穴の中の部屋に閉じ込められる。壁には鵠落剣法の型が映し出され、剣法を習得しなければ出られない。景良人の懐妊を知った楚夫人は怒りと嫉妬を隠せず、堕胎薬入りの茶で景良人を流産させる。韓に攻め込んだエイ政は韓非(かんぴ)を迎え入れ、歓迎の宴で天下統一の真意を語る。その夜、 […]
エイ政は麗を王后に立てると宣言、反対する祖太后に韓討伐に帯同させると言い、更に形見の短剣を麗に返す。エイ政は李仲に、麗を愛してしまったことで、弱点ができてしまったとつぶやくのだった。夜営地で、エイ政は麗に統一は平和をもたらすと説き、今夜はここで眠れと抱き締める。同じ頃、剣譜を探す […]
麗の傷は幸い浅く、エイ政の献身的な看病で順調に回復していた。麗は自身を陥れた者と、刺客を放った者、黒幕は2人いるとエイ政に指摘する。刺客は燕の丹太子の差し金であったが、誰も気付かない。エイ政は麗を襲った侍衛を死罪にしようとするが、麗の進言で考えを変え、楚からも兵を撤退させる。蘭と […]
剣と共に生きると決意した荊軻は、蓋蘭と共に鵠落剣法の剣譜を捜す旅に出る。同じ頃、麗の殺意を見抜いたエイ政は、天明の身柄を人質代わりに隠していると告げるのだった。麗は祖太后から祝宴で剣舞を命じられる。祝宴当日、麗は仕掛けのくす玉の中から落ちてきた真剣を手に取る。一斉に祖太后の侍衛が […]
韓申を訪ねたところをエイ政らに見つかり、師兄妹だと打ち明ける麗。エイ政は2人の関係を確かめるため、蒙武と手合わせさせる。拷問で弱っていた韓申は力を発揮できないが、麗の加勢で息の合った剣さばきを見せ、師兄妹であることを証明する。韓申が麗に師妹以上の思いを抱くことを見抜いたエイ政。王 […]
荊軻は麗を失った現実を受け止めきれず、韓申に怒りをぶつける。一方、秦王宮へ帰り着いた麗をエイ政は投獄する。楚夫人から、麗の逃亡に関する一部始終を告げられた祖太后は怒りを爆発させるのだった。やがて趙高により、麗の協力者だと引き立てられた韓申は、エイ政に対して「麗をさらった」と供述す […]
王宮を脱出したものの、麗の心は以前と違っていた。敵であるはずのエイ政をかばう麗に対し、荊軻は不満をあらわにする。麗はエイ政との子がいると嘘をつき、皆に別れを告げて王宮へ帰ってゆく。それは荊軻と天明を守り、蘭の思いを実らせるためだった。エイ政は激高する一方、麗が天明を置いて行くはず […]
傷心で酔い潰れていた荊軻は、高漸離と再会、手合わせを通じて励ましを受ける。韓申の手引きで王宮からの脱出に成功した麗は荊軻と再会を果たす。独り涙を流す蓋蘭に、韓申は「同士」だと慰めるのだった。同じ頃、秦王宮では麗失踪で大騒ぎとなっており、趙高は清児をはじめ、お付きの侍女たちを厳しく […]
天明が戻り、エイ政の称賛を受ける韓申。李仲(りちゅう)に刺客だと疑われるが、麗の機転で助けられる。呂不韋は各国から相次ぐ仕官要請を黙過していた。彼の復権を恐れた李斯のざん言により、エイ政は洛陽で呂不韋を詰問するが、息子の天下統一だけを望むという言葉に心を動かしかける。その時、呂不 […]
天明の姿が消え、麗は必死で捜索する。趙高に天明をさらうよう命じた楚夫人は麗の様子を見に来る。麗は楚夫人に、強すぎる野心は身を滅ぼすと忠告し、自分は後継者争いに興味などないから、かまうなと釘を刺す。さらに、麗はエイ政に誘拐の黒幕だろうと詰め寄るが、エイ政はこれを否定する。同僚の話か […]
麗は夫人(ふじん)に昇格した。荊軻を思う麗の心に気付くエイ政は、彼女をつなぎ止めるため天明を自分の下に置くことにする。趙高は、燕の丹太子(たんたいし)に趙の燕討伐を伝え、趙燕の同盟を持ちかけるが拒否される。実は、秦は燕援護の名目で趙を討つ策略だった。趙高はこれを伝えるため趙陣営に […]
蓋聶は荊軻に秦を阻むためにも、鵠落剣法を習得せよと励ます。麗は男児を産み、天明と名付ける。韓申は麗と再会を果たし、これまでのいきさつと秦の侍衛となったことを話す。そして麗から天明が荊軻の子だと告げられ驚くのだった。秦を表敬訪問した趙王趙偃(ちょうえん)は、エイ政に燕を討つよう唆さ […]
錯乱した太后が麗の寝所に侵入する。麗を呂不韋の女と勘違いしたのだ。欲望に溺れ堕落した太后を、エイ政は一喝する。堕胎薬の件で楚夫人に買収され、エイ政の前でも事実を隠す趙高(ちょうこう)。エイ政は激怒するが、麗の懇願で黙過することに。一方、荊軻は田光に助けられるが、麗を失った悲しみは […]
エイ政は麗の懐妊について疑われぬよう、夜ごと麗の寝所に通い詰める。同じ頃、荊軻は労役のため咸陽(かんよう)から移送され、侍衛として秦王宮に潜入していた韓申は麗の懐妊を知る。立后を急かす祖太后(そたいこう)に、エイ政は麗の懐妊を告げ、今は時期尚早だと答える。麗を流産させるため、祖太 […]
エイ政は麗に刀を向けるも、やはり殺すことはできない。良人(りょうじん)に封じられた麗は、宴の席で蒙武(もうぶ)との手合わせに勝利する。しかしエイ政は、報奨として祖父の短剣を返してほしいという麗の願いをはねつける。その夜、エイ政は麗に出産を許す代償として、秦を生涯離れないと誓わせ、 […]
荊軻と麗は気持ちを伝え合い、ついに結ばれるが、高漸離のもとへ発った荊軻を見送った麗は約束通り秦の王宮へ向かう。やがて帰宅し、田光から事情を告げられた荊軻は麗を追って馬で駆け出す。一方、エイ政は相国から罷免した呂不韋が他国と内通しないよう、宦官・趙高に監視を命じる。そして床入りの直 […]
荊軻を救うため1人でエイ政に謁見した麗は、3か月後に入内(じゅだい)するという条件で解毒薬を手に入れる。一命を取り留めた荊軻は、養生しながら麗と穏やかな日々を過ごす。解毒薬の出どころや捕縛令が解かれたことに荊軻は疑問を抱くが、麗は真相を打ち明けることができない。約束の3か月が過ぎ […]
エイ政の命令により麗の大捜索が始まり、麗と荊軻は魯勾践のもとを離れる。呂不韋の食客、李斯(りし)に自身の志を言い当てたられたエイ政は彼を大いに気に入る。その後、エイ政は母・趙姫(ちょうき)を南宮に幽閉、相国・呂不韋を罷免する。逃亡中の麗と荊軻は風林火山と出くわし、荊軻は深手を負う […]
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