司馬懿から帝位に就くための根回しについて説明を受けた曹丕は、喜んで同意する。司馬懿は司馬家の名が泥をかぶらぬよう、華キンに命じて漢献帝に禅譲を迫る。退位を迫られた漢献帝は取り乱し、祖先に伝えるために宗廟に行き、そこで曹皇后に慰められる。朝廷に戻った漢献帝は、要求を飲み、玉璽を差し […]
曹操の葬儀が行われる裏では、王位争いが繰り広げられていた。曹丕は、大軍を率いて許都へとやってきた曹彰に警戒心を強めていた。しかし、司馬懿が曹彰を説得し、内乱を防ぐことに成功。司馬懿は曹丕から絶世の美女、静シュを賜る。曹丕は、さらに曹植を処刑しようと画策するが、文官の前で詩を詠ませ […]
関羽討ち死の知らせを受けた劉備は悲嘆にくれる。一方、許都では、曹操が孫権から送られてきた関羽の首を受け取り、部下に手厚く葬るよう命令する。またもや頭痛による発作が起きた曹操は、華佗を治療に呼び寄せるが、頭を切開するという華佗の提案に怒り、投獄してしまう。曹操が帝位につくことを望む […]
徐晃が曹操に命じられて関羽と激戦を繰り広げている間に、呂蒙が荊州の城を落としていた。陸遜から、荊州攻略後は関羽を追わないようにと言われていた呂蒙だが、精鋭部隊に追撃させる。呂蒙に追いつめられた関羽は、腕の傷がもとで落馬し、麦城に敗走する。呂蒙に攻め込まれ、関平らが殺されていくのを […]
関羽の侮辱的な態度に怒った孫権は、荊州に攻め入ることを決意する。一方、関羽は全兵力を樊城に進軍させて戦い、曹軍のホウ徳を水攻めにして破る。毒矢を射られ負傷した関羽だったが、名医の華佗が骨を削って治療する間、碁を打ち続け、皆を感心させる。呂蒙が病に倒れ、孫権から臨時に大都督とされた […]
定軍山で黄忠に攻められていた夏侯淵は曹操に助けを求めるが、曹操は援軍を送らず、夏侯淵は黄忠に殺される。曹操は"鶏の肋骨"という合い言葉を全軍に広めるが、その意味を曲解して撤退を始めた楊修に激怒し、処刑する。劉備の攻勢に押される中、曹操は激しい頭痛に襲われ失神。 […]
掟を破って白馬門を通ろうとした曹植を必死で止めた荀彧。そこに現れた曹操は、曹植を叱責することなく、門番を処刑する。荀彧は曹操に必要とされていないことを悟り、自害する。それを知った耿紀ら反曹操派は反乱を起こすが、失敗に終わり、処刑されてしまう。まだ反乱分子がいると思い、曹丕にまで疑 […]
諸葛亮のもとに兄の諸葛瑾がやってきて、劉備が荊州を返さなければ、諸葛瑾一族が皆殺しにされると嘆く。諸葛亮は、劉備に頼みこみ、まず荊州三郡を返すことにしてもらう。最初は反対していた関羽も、魯粛に敬服し、三郡を返すことに同意する。病気の身で無理をした魯粛は、孫権へ手紙を書こうとするが […]
張魯が送り込んだ馬超に対して、劉備は張飛をぶつけるが、二人の一騎打ちは夜になっても決着がつかない。馬超の勇猛な戦いぶりに感心する劉備を見た諸葛亮は、張魯と馬超を仲違いさせ、馬超を投降させることに成功する。劉備側についた馬超は、軍を率いて益州を攻め取り、劉璋は城を開け渡して投降する […]
ホウ統の計略によって、劉璋は自らの部下である張松を殺し、西川軍を率いて劉備を討とうとする。さらに、落鳳坡でホウ統が殺害されたことで、劉備はついに劉璋と戦う決心をする。ホウ統は自らの死をもって劉備に出陣の名目を与えたのだった。ホウ統が死んだという知らせを受けた諸葛亮は、荊州を関羽に […]
ホウ統は劉備に西川を取らせるため、宴会で魏延に剣舞を踊らせ、劉璋を暗殺しようと企てる。しかし、劉備は剣舞に不快感を示して止めさせる。その後、劉備は張魯軍に対して出陣し、劉璋を感動させるのだった。劉備が荊州を出たことを知った孫権は、攻撃を仕掛けるために、妹で劉備の妻である小妹を江東 […]
曹操に侮辱された張松は、劉備のもとに向かい、歓待を受ける。張松は劉備に西川を献上したいと願うが、劉備は劉璋の領土を騙し取ることを固辞する。ホウ統から助言を受けた張松は、劉備を迎え入れて張魯に対抗しようと劉璋を説得。心動かされた劉璋は、法正を劉備のところに派遣する。劉備は西川に行く […]
馬超は漢中に敗走し、張魯のもとに身を寄せる。西川では、張松が太守の劉璋に、曹操と手を組んで張魯に対抗するよう提案する。張松は法正と酒を酌み交わし、愚鈍な劉璋には大業など成し得ないと嘆き、西川を曹操に献上することで、より有能な主君を得ようと決意する。張松は曹操に面会を求めるが、拒否 […]
馬超率いる西涼軍に大敗した曹操は、服を脱ぎ、髭を切り落とし、命からがら逃げきった。さらに、韓遂が馬超の援軍にやってきたと聞くと、曹操は10万の兵で対抗する決意を固める。奇襲に遭い船の大半を失った曹操だったが、城を建てて抗戦。馬超と許チョが激戦を交わす中、徐晃率いる精鋭部隊が後方か […]
馬騰は軍を引き連れて城内に攻め込むが、曹操の待ち伏せに遭い、抗戦の末、打ち首に処される。捕らえられて拷問を受けた黄奎は、一味の名を書いた自白状の最後に曹丕の名を書き、自害。荀彧から報告を受けた曹操は曹丕を連れてくるよう命じる。曹丕はその知らせに驚き、司馬懿に助けを求める。司馬懿は […]
司馬懿は曹丕の賓客になる決意を固めるが、曹植の賓客になるよう望んでいた曹操の怒りを買い、城を追われてしまう。西涼の馬騰の存在を疎ましく思っていた曹操は、荀彧の策を入れて、まず馬騰を前将軍に任命し、孫権討伐の命令を下した後、許都に立ち寄ったところを襲うという計画を立てる。しかし、曹 […]
劉備は耒陽県のホウ統を訪ね、酒をふるまう。あつい歓待を受けたホウ統は、一度は絶望した仕官を継続し、劉備に忠誠を誓う。一方、曹操は絢爛豪華な高台「銅雀台」を建築し、士気高揚のために宴を催す。武芸に長けた曹彰は弓の腕前を披露し、曹植は詩文比べで才能を見せるが、長男の曹丕は献帝を讃える […]
周瑜は臨終の際、大都督の後任に魯粛を、と言い残した。戸惑いを見せる魯粛だったが、孫権に説得され兵符を受け取る。葬儀が行われると、周瑜の死を招いた張本人である諸葛亮が現れる。反感を持つ武将たちに囲まれる中、諸葛亮は感動的な弔辞で涙を誘う。しかし、そこに酔っぱらいが現れ、周瑜を侮辱す […]
魯粛は、周瑜と程普が太守となったので、南都、江夏からの立ち退きを劉備に迫る。兵力と兵糧の不足を言い訳にして動こうとしない諸葛亮に対し、魯粛は呉が代わりに西蜀を攻略することで、荊州と交換するという取引を成立させる。周瑜は西蜀への遠征に乗り出すが、荊州を通る際に劉備たちを滅ぼすことを […]
周瑜が手配した徐盛と丁奉に捕らえられそうになった劉備だが、孫小妹が徐盛と丁奉を一喝して、難を逃れる。長江の畔で、今度は周瑜に足止めされそうになるが、すでにそこに待ち伏せしていた黄忠、魏延が周瑜を撃破。劉備は無事に船へと乗りこみ、憤った周瑜は吐血する。一方、張飛と関羽が武力で抗議し […]