小妹と結婚した劉備は、呉で快楽をむさぼり、自堕落な生活を送っていた。劉備が志を失いつつある様子に不安を覚えた趙雲は、酒に酔った劉備と言い争いになる。荊州に追い返された趙雲は、劉備の堕落ぶりを報告。関羽と張飛が劉備奪還のために呉への奇襲を諸葛亮に提案するが、拒否される。趙雲は、諸葛 […]
孫小妹とのお見合いのために、甘露寺に赴いた劉備。劉備を殺すため伏兵が潜んでいたが、趙雲はそれを見抜いていた。命拾いした劉備は、漢の再興のみが自分の志であり、それを疑うなら殺してよいと言い放つ。劉備の演説は皆の心を打ち、小妹は笛を吹く。それは、小妹が劉備との結婚に同意したという呉国 […]
孫権は即位以来、常に周瑜を尊重してきたが、勝手に出兵した周瑜の独断専行ぶりに激怒する。周瑜は統帥権の兵符を置いて去っていく。呉国太は、孫権に君主としての心得を説き、大勢を考慮して周瑜の計画を採用するようにと助言。孫権は母の度量に心打たれる。孫権は周瑜に兵符を返し、周瑜もそれを受け […]
劉備は、孫権から妹との縁談を申し入れられる。しかも、まだ若い妹を母の呉国太が案じているため、呉で挙式したい、と孫権は言ってくる。迷った劉備だが、諸葛亮に勧められ、応じることにする。劉備が荊州の軍政をすべて諸葛亮に託したことに、関羽と張飛は不安を募らせる。諸葛亮に実権を与えたら、劉 […]
劉琦の死んだ後も、劉備には荊州を戻す気がないと孫権は感じ、魯粛を派遣する。途中で周瑜を見舞った魯粛は、周瑜の病状が思わしくないことを知る。劉琦の霊前で、魯粛は荊州の帰属について劉備に直談判する。諸葛亮は、漢室中興のためには拠点が必要なので、劉備が西蜀を取ったら荊州は呉に返すという […]
関羽は長沙で黄忠らと交戦する。関羽は黄忠を馬から振り落とすが、老将黄忠を尊敬する気持ちから逃がしてやる。長沙太守の韓玄に失策を責められ、首を斬られそうになった黄忠は、魏延に助けられ、共に劉備に忠誠を尽くそうと誘われる。一度は拒否した黄忠だったが、劉備自らの説得に心打たれ、劉備に尽 […]
劉備は零陵太守の息子である劉賢を捕らえ、父親の劉度に投降するよう勧めさせる。劉度は降伏し、劉備から引き続き零陵太守に任命され感激する。趙雲は兵を率いて桂陽を攻めた。桂陽城下で陳応を破るが、解放したため、陳応は趙雲に感じ入り、太守の趙范に劉備に降るよう勧める。趙范は仕方なく降伏する […]
魯粛は孫権の大義に感じ入り、計略を授ける。孫権自ら兵を率いて合肥を攻め、負け続けるふりをして、周瑜に支援に来させようというのだ。魯粛は荊州の城内で劉備、諸葛亮と討論し、劉琦が生きている間は劉備軍が荊州を守るが、劉琦が亡くなった暁には孫権に引き渡すという約束を取り付ける。魯粛はそれ […]
諸葛亮が予想した通り、曹仁の計略にはまった呉軍は南郡城内におびき寄せられ、周瑜が弓で射られ重傷を負ったとの知らせが伝わってくる。さらにその後、周瑜死亡の噂も流れるが、諸葛亮はそれが周瑜の策略であると見抜き、曹仁はひっかかるだろうと予想する。周瑜は曹仁との戦いに勝利するが、その隙を […]
劉琦と劉備が兵を率いて荊州に攻め入ろうとしていると呂蒙から報告を受けた周瑜は、真偽を確かめるために劉備の陣営に自ら乗り込む。劉備から南郡を攻めると聞かされた周瑜は、南郡を取るべきなのは孫権側だと主張し、自分たちが30日以内に攻め落とせない場合は、劉備が南郡を取ってもかまわないと言 […]
曹操は曹冲を寵愛しており、曹丕は曹操に迎合して弟の聡明さを褒めたたえる。それを見た司馬懿は曹丕の計算高さを知るのだった。馬騰の退却を知った曹操は安心し、司馬懿を正式に曹冲の賓客として迎えるが、その夜、曹冲と曹丕が何かに咬まれて重篤となる。結局、曹冲は毒死し、曹丕は回復する。曹操は […]
曹操は司馬懿に、許都に帰って息子の曹冲の補佐役につくようにと命ずる。司馬懿は断わろうとするが、天下統一が一代で成し遂げられないなら後継者を育てるしかなく、優れた補佐がいて、初めてその希望が実現するのだと語る曹操の言葉に心を動かされ、曹操の命を受け入れる。北に引き返そうとした曹操は […]
曹操を逃がした関羽に諸葛亮が処刑を言い渡すと、劉備が「桃園の誓い」を守るため、先に自決すると言い出す。呉から様子を見に来ていた魯粛が諸葛亮をなだめると、諸葛亮はすんなりと関羽を許す。諸葛亮は一芝居打ち、魯粛も劉備との同盟を保つためにその芝居に乗ったのだった。一方、曹操は部下たちと […]
劉備のもとへと戻った諸葛亮は、各武将に役割を指示するが、関羽には何の任務も与えない。曹操に恩がある関羽は曹操を逃がすのではと、諸葛亮は心配していたのだ。関羽は激怒し、忠誠を誓う誓約書をしたためる。その頃、曹操軍の水軍に黄蓋の船隊が投降してくるが、黄蓋の号令で二十艘の船が一斉に火の […]
武将たちを集めて軍務を命令する周瑜に、老将黄蓋が反抗する。周瑜は激怒して黄蓋を百叩きの刑に処す。諸葛亮は、それが曹操を油断させるための策であることを見抜く。曹操は、間諜として送り込んでいる蔡中と蔡和からの報告で黄蓋が打ちすえられたことを知り、黄蓋から届いた投降の密書を信用する。そ […]
蒋幹が周瑜のもとから盗んできた手紙を読んだ曹操は、蔡瑁が周瑜と密通していると知り、蔡瑁の首をはねる。しかし、それは周瑜の策略だった。水上戦に不慣れな曹操軍にとって、蔡瑁は頼みの綱。周瑜は戦わずして蔡瑁を葬ることに成功したのだった。そして周瑜は、諸葛亮に10日以内に10万本の矢を作 […]
出陣する周瑜に、小喬は自分もついていくと主張、周瑜は妻を連れていくことにする。諸葛亮の兄である諸葛瑾を派遣し、諸葛亮を配下にしようとした周瑜だが、説得に失敗。周瑜は、諸葛亮の英知に脅威を感じ始める。孫権と劉備の連合に神経を尖らせる曹操は、人を派遣して孫陣営の状況を探らせようとする […]
抗戦か降伏か決断できない孫権は、周瑜に意見を求めるという。魯粛は諸葛亮を連れて周瑜と会うことにする。互いをつぶさに観察し合う諸葛亮と周瑜。諸葛亮は、人妻好きの曹操が孫策の妻、大喬と、周瑜の妻、小喬を手に入れようとしていると語り、周瑜を怒らせる。翌日、孫権が文武官と協議していると、 […]
曹操は、蔡瑁が水軍の訓練を終え次第、長江を下り、江東の孫権を滅ぼすことにする。その頃、劉備のもとに、江東の魯粛が訪ねてくる。諸葛亮は、魯粛に随行して孫権を説得に行き、共に曹操に対抗しようと進言する。しかし、張昭をはじめとした老臣たちは孫権に曹操への投降を勧めていた。魯粛に連れられ […]
荊州を手に入れた曹操は、降伏してきた蔡瑁を水軍都督とし、10万の水軍を統率するよう命じる。さらに曹操は、江陵に逃亡中の劉備を追撃し一網打尽にしようとする。趙雲は、行方不明になっていた劉備の妻の糜夫人を長坂坡で見つけ出すが、糜夫人は足手まといになることを恐れ、息子の阿斗を趙雲に託し […]