曹操が派遣した夏侯惇の軍が新野城下に迫ってきたため、劉備は諸葛亮に戦の指揮を執らせる。劉備が城を出ようとした時、劉琦が涙ながらに、蔡瑁とその妹に命を狙われていると訴えてくる。諸葛亮から助言を受けることができた劉琦は、感謝して去る。戦に勝って帰ってきた関羽と張飛は、諸葛亮に頭を下げ […]
諸葛亮は三顧の礼を受け、劉備に出仕する。しかし、劉備が諸葛亮を師と仰いで礼遇することを、関羽と張飛は快く思わない。江東では、孫策が狩りの途中で刺客に襲われ、重傷を負う。孫策は江東を孫権に託すが、宮廷内には年輩の文武官ばかり。18歳の孫権には荷が重かった。しかし、孫策の葬儀に駆け付 […]
劉備は、去っていった徐庶の勧めの通り、関羽と張飛を連れて臥龍岡の諸葛亮を訪ねるが、諸葛亮は旅から帰っていなかった。12月、再び劉備は風雪をものともせず隆中へと赴くが、やはり空振りに終わる。蔡瑁の妨害により、兵糧不足に悩まされる劉備だったが、関羽と張飛の意見には耳も貸さず、孔明に会 […]
劉備は徐庶を伴って新野に帰りつく。曹操が送り込んだ曹仁が八卦の陣法を駆使して戦うのに対し、徐庶は関羽、張飛、趙雲に八卦の陣の打ち破り方を授け、曹仁を撃破する。曹操は徐庶の智略に感心し、母親を使って徐庶をおびき寄せる。徐庶は皆が止めるのも聞かず、劉備のもとを去っていく。しかし、徐庶 […]
劉備は突然、劉琦に叩き起こされ、蔡瑁の魔の手から逃げおおせる。数日後、劉備は劉表に代わって襄陽の廟会に赴くことになり、その途中で儒者から劉備の馬は主人の害となるだろうと指摘される。蔡瑁が劉備暗殺に派遣した虎賁軍に追われる中、劉備の馬は前脚を岸から踏み外して川に落ちてしまう。劉備は […]
劉表から小城の新野を与えられた劉備は、そこに向かう途中、劉表の長男の劉琦から荊州でいかに危険な目に遭っているかを訴えられるが、劉備には慰めることしかできない。その頃、蔡瑁は妹の蔡氏と密かに劉備から荊州を守る計画を語り合っていた。中原では曹操が攻撃を進め、冀州にまで進出していた。天 […]
袁紹に追い出された許攸は曹操軍に投降し、袁軍への攻撃計画を提案する。袁紹は案の定、罠にはまって大敗。敗残兵と山中に逃げた袁紹は、屈辱耐え難く吐血して昏倒する。また、劉備の古城も曹軍に破られ、やむなく劉備は荊州の劉表のもとに逃げこむ。劉表は大将軍蔡瑁の反対を押し切って劉備を迎え入れ […]
曹操が時間稼ぎをしている間に、曹仁、許?らの猛将たちが袁紹を包囲していた。突如、戦いの火蓋が斬って落とされ、袁紹軍は10倍もの兵力を持っていたにも関わらず、壊滅状態へと追い込まれる。劉備の援護により、袁紹は何とか逃げきったが、本営に戻るとキョチョの唆しに乗って田豊に死を賜う。まだ […]
袁紹は70万の大軍を率いて、官渡で曹操と雌雄を決することになる。兵士の士気が大いに高まる中、血書を提出して出陣を諌めてきた田豊に袁紹は激怒し、曹操を破った後に死罪に処すると宣告する。対する曹操は、わずか7万の兵で袁紹を迎え撃つため、策を巡らせていた。曹操は突然和平を申し出、献帝を […]
関羽が古城に辿り着き、張飛と再会したとの知らせを聞いた劉備は、自らも古城へと向かう。途中、劉備は図らずも趙雲と遭遇し、2人は喜び勇んで古城に関羽と張飛に会いに行く。古城で三兄弟は無事再会を果たし、さらに加えて趙雲もいるので、その喜びはひとしおであった。そして、袁紹の3人の息子たち […]
劉備からの手紙を受け取った関羽は、曹操のもとを去ろうとする。武将を引き連れて見送りにやってきた曹操から黄金と錦の袷を贈られた関羽は、感動して叩頭の礼をして去っていく。曹操は、忠義心の恐ろしさをつくづく思い知るのだった。関羽は名馬赤兎馬を駆り、次々と関所を破ってひた走る。その頃、張 […]
劉備の説得によって、ようやく袁紹は許都遠征を決意。両軍が対峙し、顔良が次々に曹操配下の武将を斬り殺し、曹操は愕然とする。そこへ関羽が曹操に出陣を願い出て、翌日、顔良を斬り殺す。袁軍は大敗を喫する。生き残った兵士たちが、曹操の配下に関羽によく似た武将がいると言うのを聞いた袁紹は立腹 […]
幼な子の容態が回復すると、袁紹は徐州へ兵を派遣し、自らも許都への出兵準備を始める。劉備は、許攸の勧めで袁紹のもとへ向かい、歓待を受ける。徐州では、曹操が姦計により関羽をおびきよせるが、その忠義心に感服し、自分に帰順するように説得する。張遼の強い勧めもあり、関羽は仕方なく一時的に曹 […]
曹操は皇后を縊死させ、自分の娘を皇后に立てる。さらに、献帝を厳重な統制下に置き、権力を我が物にする。曹操が全軍を引き連れて出たのを見計らい、劉備は空城となった許都への出兵を袁紹に乞うが、袁紹は病気の幼な子が気がかりで出兵を渋る。劉備はやむなく張飛と夜討ちをかけるが、逆に曹操軍の伏 […]
曹操は、袁術との戦いに向かった劉備に帰朝するよう伝えるが、劉備は命令に背く。劉備の大軍に迫られ、江亭に孤立した袁術は飢えと渇きに苦しみながら、吐血して死ぬ。劉備は袁紹に手紙を出し、共に曹操をのぞこうともちかける。袁紹は、曹操と天下を争う好機と見て、30万の大軍を率いて黎陽を出発、 […]
献帝はこれまでに自らがなめてきた辛酸を劉備に語り、英雄としての大業をなしとげ、漢の皇室を守るようにと頼む。劉備は心を動かされ、必ずや曹操を排除すると誓う。国舅(皇后の父)の董承から血で書かれた詔書を示された劉備は、天下の英雄たちと連携し、賊をのぞき、漢を助けん、という使命感を持つ […]
呂布亡き後、荀彧は曹操が女色に溺れぬよう、キョチョに貂蝉を殺させる。劉備に対する警戒心を強めた曹操は、劉備に恩を売るために、献帝から爵位を貰い受け、諸侯に封じてもらうべきだと誘う。許都で対面した献帝と劉備は、互いに大いに親しみを覚え、献帝は劉備を左将軍に昇進させ、宜城亭侯に封じる […]
陳父子に裏切られ、やむなくカヒにこもった呂布のもとに、曹操の軍隊が到着する。曹操は呂布に投降を勧めるが、陳宮に邪魔をされる。陳宮は城内と城外から曹操軍を攻撃しようと提案するが、呂布は貂蝉の意見を聞いて城内に閉じこもる。水攻めで混乱に陥った城内で、呂布は部下たちを痛罵。その部下たち […]
徐州では呂布が宴を設けるたび、陳圭、陳登親子がおもねる発言をし、陳宮は冷遇され始めていた。ある日、狩りに出かけた陳宮は、捕まえた飛脚から曹操と劉備の往復書信を発見する。呂布はその内容を知ると憤慨し、兵を率いて劉備を討つことにする。小沛の城外に誘い出された劉備は、呂布の待ち伏せに遭 […]
曹操にとって、袁術が皇帝を名乗ったことは格好の攻撃理由となり、十七万の大軍を率いて袁術のもとへと向かう。徐州では、陳宮が袁術の計略を見破り、政略結婚の申し出を危険が大きすぎると、断固として拒否するように呂布に進言していた。呂布は、天子の名の下に曹操によって徐州牧に任じられたのを喜 […]