雍正帝より"恵"の封号を与えられた沈眉荘は甄ケイと共に我が子の誕生を心待ちにしていた。ある日甄ケイが御前に向かう途中、ひざまずく皇子を見かける。それは雍正帝より忌み嫌われている第四皇子だった。第四皇子から呼び止められた甄ケイは、皇子の聡明さに感心し激励の言葉を […]
夏が訪れ甄ケイらは雍正帝と共に避暑のため円明園に滞在していた。ある日、甄ケイが雍正帝の元を訪れると曹貴人が甄ケイと皇帝の出会いのなれそめを口にしたため、皇帝の機嫌が悪くなってしまうが甄ケイは機転を利かせ事なきを得る。甄ケイは曹貴人の悪意を心に留めておくのだった。一方、皇子を授かり […]
余氏が死んでからというもの後宮の至るところで亡霊が出没し、目撃者たちは余氏が化けて出たのではないかと噂していた。だが実際は余氏の背後に黒幕がいると踏んでいた甄ケイらが余氏の死を利用し黒幕をあぶり出すための策だった。まんまと策にはまった麗嬪は、亡霊に怯え錯乱状態となり、自分が余氏に […]
甄ケイは日ごとに眠気と倦怠感に襲われていた。不審に思った甄ケイが温侍医を呼ぶと、甄ケイのために煎じられていた薬の成分が増やされており、犯人は新しく碎玉軒に遣わされた余氏の元宮女だった。雍正帝は余氏を冷宮送りとするが、雍正帝が情けをかけることを恐れた甄ケイは、自分が大晦日の夜に倚梅 […]
寵愛を独占するあまり側室たちから嫉妬を買ってしまった甄ケイは、雍正帝に他の側室の元にも赴いてほしいと訴える。一方、華妃は後宮の管理を学ぶことを許された沈貴人を翊坤宮に呼び、明かりが少ない中、帳簿を写すよう命じる。ようやく解放された沈貴人だったが、翊坤宮にほど近い池に立ち寄った際、 […]
雍正帝に見初められた甄ケイは湯泉宮での沐浴を賜り、ついに床入りを迎えた。だが同じ夜 華妃は恨めしそうに夜空を見上げ、仲の良い沈眉荘さえも眠れぬ夜を過ごすのだった。湯泉宮から戻った甄ケイに雍正帝から椒房の祝いが届く。華妃以来の特別待遇に、今までぞんざいに甄ケイを扱っていた周囲の態度 […]
果郡王との約束の日、御花園を訪れる甄?だったが、大雨のためか果郡王は訪れず甄ケイは内心失望する。一方、皇太后に呼ばれた後、急いで御花園に向かう雍正帝だったが、すでに甄ケイの姿はなく、その後、風邪をこじらせ寝込んでしまう。数日後、再び御花園を訪れた甄ケイだったが、そこへ余氏が現れ、 […]
歌にたけ官女子から答応へと位を上げた余氏は、寵愛を盾に我が物顔で振る舞っていたがあまりの横暴さゆえ、見かねた皇太后より謹慎を言い渡される。そんな中、皇后が気を利かせ、まだ声のかからない安答応が初めて夜伽の相手に選ばれるが、緊張しすぎた安答応は、雍正帝から指一本触れられず宮へと送り […]
後宮の争いを避けようと甄ケイはわざと病を長引かせていたため、心無い太監たちは碎玉軒を去り、内務府も碎玉軒のことをないがしろにしていた。大晦日の夜、病のため宴への出席を免除された甄ケイは、倚梅園を訪れ「梅花」の詞になぞらえた願い事をつぶやく。すると暗がりから男に声をかけられ、甄ケイ […]
夏常在が重い罰を受けた一件で、甄ケイは後宮に自分の敵は少なくないこと、そして華妃の恐ろしさを痛感する。そんな中、碎玉軒の海棠樹に埋められていた古い壺が見つかる。中には妊婦が使用すると流産を引き起こす生薬が入っていた。前に碎玉軒に住んでいた芳貴人が流産したことを聞かされていた甄ケイ […]
後宮に入った甄ケイたちはぞれぞれの宮に案内される。甄ケイには碎玉軒、沈貴人には咸福宮があてがわれるが、 安答応の鍾粹宮には秀女選出の際に安へ難癖をつけた夏常在がおり、安答応は肩身の狭い思いをする。ようやく後宮の暮らしにも慣れた頃、新しい小主たちと皇后、側室らの顔合わせの場が設けら […]
鄧?(とうしつ)は寇蘭芝(こうらんし)とやり直そうと奮起。頑なに冷たい態度をとる寇蘭芝だったが…。一方、寇豊(こうほう)は安心(あんしん)に頼まれて都を案内して回り、すっかり彼女と仲良くなる。しかも、安心から愛の証である帯を贈られて…!? そんな中、楼蘭と漢との腕比べを行う盛大な […]
安心(あんしん)に指名された北郷(ほっきょう)公主は、彼女と教養を競うことになるが、暗唱で負けてしまう。勝ち誇った安心は寇蘭芝(こうらんし)に対して失礼な態度を取り、それを見ていた寇豊(こうほう)はカンカン。彼は自ら王子・安平(あんぺい)と勝負させてほしいと願い出る。一方、衛英( […]
都に戻って来たものの、精神が不安定で記憶もあいまいな劉萱(りゅうけん)は、衛英(えいえい)だけが心の拠りどころ。その様子を見た班淑(はんしゅく)は、従姉のために自分が身を引くしかないと思いつめる。そんな時、西域の楼蘭(ろうらん)から王子の安平(あんぺい)と王女の安心(あんしん)が […]
祭天礼の日、班淑(はんしゅく)は月錦(げっきん)と一緒に見事な剣舞を踊って会場を沸かせ、頭目から褒美を得ることに。そこで、月錦が打ち合わせ通りに「衛英(えいえい)が気に入ったので連れて帰りたい」と申し出るが、頭目に断られてしまう。すると、班淑は月錦も驚く大胆な作戦を実行。だが、劉 […]
梁(りょう)王は霍桓(かくかん)を利用して息子を帝位につけようと画策し、謀反を実行。霍桓の手引きで宮中に侵入すると、霍桓と2人きりでいた鄧(とう)太后に安(あん)帝の廃位を迫るが…。一方、班淑(はんしゅく)は南(なん)大王に捕らわれた衛英を救うべく西域へ。衛英(えいえい)が祭天礼 […]
命懸けで安(あん)帝と寇豊(こうほう)を救出したものの、皇帝を危険にさらした罪は重く、投獄された班淑(はんしゅく)。彼女の頼みの綱は安帝だけだったが、図らずも寇豊の復讐に加担してしまい、廃位されるかもしれないと怯える安帝は、事の真相を言い出せずにいた。一方、実家に戻って事件を知っ […]
班淑(はんしゅく)は学徒たちに狩りを体験させるため、郊外の御林苑へと遠出する。この小旅行に学徒たちは大はしゃぎ。ところが、寇豊(こうほう)の策略にはまった班淑は、森の中へと連れ出され、深い落とし穴に落ちてケガをしてしまう。しかも、安(あん)帝が寇豊の制止を振り切って班淑を助けよう […]
班淑(はんしゅく)は女子学徒に曹大家(そうたいこ)の書いた『女誡』を教え、賢く男性を操縦する方法を指南する。さらに、自立した女性になってもらおうと算術や武芸も教え始める。その一方で、嫁ぎ先でひどい扱いを受けているという寇蘭芝(こうらんし)を救い出し、女傅として復帰してもらう方法に […]
変わらぬ愛を誓う衛英(えいえい)の言葉を信じ、密かに劉萱(りゅうけん)の元へと急ぐ彼を送り出した班淑(はんしゅく)。そんな彼女がひょんなことから、父親の朱明堂(しゅめいどう)に虐げられる教え子の朱丁(しゅてい)とその母親を助けることになる。ところが、重臣として力を持つ朱明堂は仕返 […]