何侠(かきょう)が率いる30万の軍が迫るも兵の食糧もなく混乱に陥る晋。だが、匿名の寄付で窮地を救われ、司馬弘(しばこう)は胸をなでおろす。実は寄付の出どころは嬌エン楼だった。一方その頃、嬌エン楼では燕十三娘(えんじゅうさんじょう)が迷子になった長笑(ちょうしょう)を保護し、迎えに […]
武勲を立てて白蘭で権力を増していった何侠(かきょう)は、ついに晋への侵攻を決める。その頃、則尹(そくいん)は梅酒を納品するため嬌エン楼を訪問、嬌エン楼がひそかに食糧や金品を大量に備蓄していることに気づく。実は嬌エン楼の主人は冬定南(とうていなん)と名乗る楚北捷(そほくしょう)だっ […]
世間から姿を消したまま過去を捨てて生きる決心をした白娉テイ(はくへいてい)。彼女は完全に隠居することを決めた陽鳳(ようほう)、則尹(そくいん)とともに阿漢(あかん)の住む村を目指す。それから数年後、息子・長笑(ちょうしょう)を育てる白娉テイは陽鳳の一家とささやかながら幸せな暮らし […]
阿漢(あかん)に救われたものの10日間眠っていた白娉テイ(はくへいてい)。目覚めた彼女は阿漢の協力でやっと陽鳳(ようほう)の屋敷に辿り着くが、事の顛末を知ると、自分の代わりに酔菊(すいぎく)が死んだと思いこみ悲しみに暮れる。一方その頃、楚北捷(そほくしょう)は司馬弘(しばこう)の […]
陽鳳(ようほう)と則尹(そくいん)によって白娉テイ(はくへいてい)の葬儀が盛大に行われる。そこにかつて白娉テイとともに戦った涼の若韓(じゃくかん)、晋の楚漠然(そばくぜん)も駆けつけ、彼女を見送る。それを遠くから見守った楚北捷(そほくしょう)は、3日にわたって独り彼女の墓前でその […]
白娉テイ(はくへいてい)と酔菊(すいぎく)は国境の山脈で貴(き)丞相の手下に追われる。そして、逃げ延びたものの衰弱した白娉テイは、自分のかんざしを酔菊に託して先に陽鳳(ようほう)を訪ねるよう頼む。ところが、酔菊は白娉テイの暗殺指令を受けた且柔城の城守・番麓(はんろく)に白娉テイと […]
追っ手をかわすために苛酷な旅を続け、体調を崩した身重の白娉テイ。(はくへいてい)彼女は通りがかりの阿漢(あかん)の家で酔菊(すいぎく)とつかの間の休息を取った後、白蘭と涼の国境にある山脈を越えるため先を急ぐ。一方、白娉テイと酔菊の消息を得て後を追いかけた楚北捷(そほくしょう)は、 […]
貴(き)丞相に耀天(ようてん)皇女を危険に晒したことを追及され杖刑を受けた何侠(かきょう)。復讐の念を新たにした彼は白蘭の実権を握るため動き出す。その頃、別れの文を残して楚北捷(そほくしょう)の元を去った白娉テイ(はくへいてい)は、酔菊(すいぎく)とともに陽鳳(ようほう)のいる涼 […]
耀天(ようてん)皇女が白娉テイ(はくへいてい)の戦略を何侠(かきょう)に伝え、彼がそれを実行した結果、白蘭軍が勝利したかに見えた。ところが、何侠の裏をかいた楚北捷(そほくしょう)は退却を装い白蘭軍を待ち伏せていた。そして、楚北捷と何侠は一対一の熾烈な対決を繰り広げることに。だが、 […]
白娉テイ(はくへいてい)は耀天(ようてん)皇女に逃走を助けてもらう代わりに敵軍を討つ戦略を授ける。ところが、耀天皇女から敵軍を率いるのは楚北捷(そほくしょう)だと告げられ大きな衝撃を受ける。同時に、生き延びて自分を救いに来てくれた夫を裏切ってしまったと、激しく自分を責める。しかも […]
何侠(かきょう)が出征すると知るが、その対戦相手が楚北捷(そほくしょう)とは気づかない白娉テイ(はくへいてい)。彼女は何侠が屋敷の警備を強化する前に早く白蘭から脱出しなければならないと考える。同時に、自分を襲ってきた刺客を捕らえることに成功した彼女は、再び耀天(ようてん)皇女と接 […]
耀天(ようてん)皇女の宴に招かれて琴を弾いていた白娉テイ(はくへいてい)が突然倒れる。それを見て慌てた何侠(かきょう)は彼女を抱きかかえて部屋へと運んでいく。この光景を目の当たりにした耀天皇女は、彼の心が白娉テイにあると知って涙をこぼす。しかも、何侠はその後、昏迷した白娉テイの隣 […]
何侠(かきょう)は秘密裏に白娉テイ(はくへいてい)を別宅にかくまうが、妊娠が知られる前に脱出したいと考える白娉テイは、わざと病気にかかったふりをして耀天(ようてん)皇女と接触を図る作戦に出る。結果、白娉テイの存在を知った耀天皇女は彼女を何侠の屋敷に移して世話をする。これに貴(き) […]
白娉テイ(はくへいてい)を手に入れた何侠(かきょう)は彼女を白蘭に連れ帰ることに。一方、白娉テイは自分のために多くの兵士が命を落としたことに自責の念を感じながら、お腹の子のために生き抜こうと心に決める。そんな中、白娉テイを守れなかったと後悔する楚北捷(そほくしょう)は朝廷の反対に […]
司馬弘(しばこう)を暗殺するはずが彼の手の内で踊らされていたと知った張(ちょう)貴妃。憤った彼女は晋(しん)皇后も自分が殺したと暴露する。一方、白娉テイ(はくへいてい)は楚北捷(そほくしょう)の生死も分からぬまま彼の誕生日を迎える。この日、何侠(かきょう)がくれた2日の猶予も尽き […]
何侠(かきょう)から楚北捷(そほくしょう)が処刑されたと聞かされ、彼と一緒に来るよう迫られた白娉テイ(はくへいてい)。彼女は激しく動揺するが、事実を確かめるため2日の猶予をもらう。一方、白娉テイの身を案じて脱獄した楚北捷。彼は隠れ家へと馬を走らせるが、途中で追っ手に捕まってしまう […]
司馬弘(しばこう)と取引した何侠(かきょう)は白娉テイ(はくへいてい)のいる隠れ家に兵士たちを差し向けていた。だが、楚北捷(そほくしょう)が張(ちょう)貴妃の産んだ皇子の暗殺を企んだ容疑で処刑されるという知らせを聞くと、白娉テイの命を救うため自ら彼女を迎えに行くことに。一方、楚北 […]
楚北捷(そほくしょう)は司馬弘(しばこう)の要請を固辞し、白娉テイ(はくへいてい)との新生活のため旅立つことに。ところが、孤児たちを連れた張(ちょう)貴妃が彼らの行く手に待ち受け、晋を救うために残ってほしいと懇願する。結果、楚北捷は1ヶ月後の彼の誕生日には必ず戻ると白娉テイに約束 […]
何侠(かきょう)は養蚕ができず白蘭に流れてきた晋の難民を雇って城壁を修復し兵を増強、晋の国境に出兵する準備を整える。そんな中、絹の生産が滞り、軍の弱体化が懸念される晋では、ついに司馬弘(しばこう)が楚北捷(そほくしょう)を呼び戻そうと動き出す。一方その頃、楚北捷の子供を身ごもった […]
白蘭に帰国した耀天(ようてん)皇女は何侠(かきょう)を官職に復帰させ、軍備拡張を担当させる。これに危機感を覚えた貴(き)丞相は耀天皇女に、何侠が白娉テイ(はくへいてい)と共謀して敬安(けいあん)王家の復興を企んでいるのではないかと訴える。その頃、晋の国内では蚕が死んでいく怪現象が […]