「小桂子(しょうけいし)は口がうまい。罠にはまるな。必ず殺せ」――そう言って瑞棟(ずい・とう)を送り出した皇太后。その後で、彼が"四十二章経"を持ったままであることに思い至り、一抹の不安を抱くのだった。その足で尚膳監に向かった瑞棟は、宮中にやすやすと刺客が侵入 […]
神照(しんしょう)上人の隠した"四十二章経"をくすねて、にんまりする韋小宝(い・しょうほう)。続いて彼の前にやってきたのは、宮女らしい娘を抱えていずこかへと急ぐ巴朗星(は・ろうせい)だった。娘の顔を一目見たいと近寄る小宝だったが、朗星は騒ぎが大きくなっては厄介 […]
銭老本(せん・ろうほん)が運んできたのはミカンだけではなかった。行李の蓋を開けてみると、猿ぐつわを噛まされた沐剣屏(もく・けんぺい)が、たくさんのミカンに埋もれて身を縮めている。天地会は徐天川(じょ・てんせん)奪還のため、人質に取った彼女を沐王府との交渉の材料にしようという魂胆な […]
「ご恩は来世でお返しします」と言い捨てて、天地会のアジトからおいとましようと企てた韋小宝(い・しょうほう)だったが、銭老本(せん・ろうほん)に肩を掴まれ、くるり――あえなく陳近南(ちん・きんなん)の前へ逆戻りする羽目に。そして、師匠に迫られ、青木堂の面々に推され、小宝はとうとう天 […]
オーバイが猛り狂っているという知らせを聞いた韋小宝(い・しょうほう)は、気がかりな様子の康(こう)親王やトルンをその場に押し留め、1人で氷室へと向かった。オーバイは、食事に毒が盛られていたのは皇帝の密命によるものだと考え、しきりに悪口雑言を浴びせてくる。一方の小宝は、オーバイが鎖 […]
海大富(かい・だいふ)の死は、肺病が進んだゆえの急死として片付けられようとしていた。しかし康熙(こうき)帝は、それに疑問を抱く。海老公が、深夜に慈寧宮へ行った理由は何か。そこに争いの跡が残されていたのはなぜか。そして、どうして老公は先帝の存命中の出来事を嗅ぎまわっていたのか――す […]
私腹を肥やしていたオーバイの財産を検分するため、韋小宝(い・しょうほう)――小桂子(しょうけいし)とソエトは彼の屋敷へ。ソエトに促されるまま、珍しい宝物や隠し財産をちょろまかした小宝は一躍大金持ちに。更に屋敷で見つけた"四十二章経"を皇太后に献上し、大いに株を […]
上書房に姿を現したオーバイに対し、康熙(こうき)帝は技を習いたがっている8人の太監に稽古をつけてやってほしいと告げる。そして、騒ぎを聞いて侍衛が驚かぬようにと小桂子(しょうけいし)――韋小宝(い・しょうほう)に命じて、戸を締めさせた。純陽無極神功なる絶技を極め、急所を移動させるこ […]
海大富(かい・だいふ)に押しやられ、韋小宝(い・しょうほう)は陵墓の中へと足を踏み入れた。小桂子(しょうけいし)――小宝に、端敬(たんけい)皇后の柩を捜して、その骨を持ってこいと命じる海老公。小宝が恐る恐る蓋を開けてみると、突然、柩が意志を持ったかのように動き出し、2人の方へ飛び […]
奸臣・オーバイを始末するため、密かに武芸の達人が集められた。決行は、紫雲山で行われる狩りの日。オーバイ旗下の黒鷹隊を100名の精鋭で足止めし、その親玉を仕留めようというのだ。そんななか、気になる太監の素性を探らせていた皇太后は、それが海大富(かい・だいふ)に仕える小桂子(しょうけ […]
皇太后の言い付けを破って怒りを買った建寧(けんねい)公主。じゃじゃ馬の彼女が、罰として武芸を禁じられた上に、寧寿宮に籠って刺繍を習うように命じられたのだから堪らない。早速、小桂子(しょうけいし)――韋小宝(い・しょうほう)を呼びつけると、自分の代わりに背枕に刺繍するよう言い渡すの […]
スクサハの処遇を巡って意見を戦わせる康熙(こうき)帝とオーバイ。その様子を盗み聞きしていた韋小宝(い・しょうほう)は、オーバイの傍若無人さにたまりかねて飛び出してしまう。不満げではあったが、オーバイは引き下がり、事なきを得た。しかし、驚いたのは、遊び相手の小玄子(しょうげんし)が […]
海大富(かい・だいふ)から、"四十二章経"を盗んでくるように命じられた小桂子(しょうけいし)こと韋小宝(い・しょうほう)は、これを機会に武芸を授けてもらおうと思い立つ。小玄子(しょうげんし)を意地悪な太監に仕立て上げ、尋ねられてもいないのに手合わせの様子を事細 […]
縛られ、目隠しをされ、おまけに口に布きれまで押し込まれた韋小宝(い・しょうほう)と茅十八(ぼう・じゅうはち)が連れてこられたのは尚膳監。老太監・海大富(かい・だいふ)の"城"である。茅十八は雲南平西王・呉三桂(ご・さんけい)の手下か、あるいは天地会の手の者か― […]
自分の負けを認め、家族の大切さに気づいたリーヤン。ハオフォンとも仲直りし、マンリーには過ちを認めるように諭す。ついにチェン家への誤解と確執を解いたマンリーだったが、彼女は莫大な負債を抱えていた…。一方、ハオフォンは無事に手術が終わったシャオシアに対して、プロポーズをする。しかし、 […]
寝たきりだったチェンおじさんの意識が回復し、彼からマンリーとの対立が生まれた経緯を聞いたハオフォンとシャオシア。それぞれに誤解があったことを知った2人は、リーヤン親子と和解することを決心する。そんな中、シャオシアが倒れ、目の手術を受けることになる。そして迎えた料理対決当日。ハオフ […]
マンリーは悦龍門のチェーン店化を進める一方、売り上げ低迷に悩み、知人から多額の借金をしてなんとか凌いでいた。馴染みの客からも「味が変わった」と不満が寄せられる中、チェン家の味を守り続けるハオフォンとシャオシアの屋台が評判を呼ぶ。そこで、マンリーとリーヤン親子は、兄弟のどちらがチェ […]
船乗りの職を得たシャオドンは、ある日道端でヤングァンとぶつかり、彼が手にしていた模型を壊してしまう。後にその少年が自分の息子だと知ったシャオドンは、ハオフォンの助けを得て改めて再会を果たすが、ヤングァンはシャオドンを受け入れようとしない…。その頃、悦龍門ではマンリーが記者会見を開 […]
シンホイの妊娠が嘘だったことが許せないハオフォン。結婚を撤回してシャオシアの元へ戻るが、彼女は失明の恐れがある眼病を患っていた。ハオフォンの信頼を失ったシンホイは深い悲しみに暮れるが、シャオシアの優しい言葉に慰められ、本当の愛とは何かを知る。一方、笑顔が消えたリーヤンに見かねたシ […]
ハオフォンがシンホイと結婚することを知ったリーヤンは、シャオシアに猛アタックをかけ始める。同じ頃、シャオシアが悦龍門と同じ点心を売っているという報告を受けたマンリーは、手下にシャオシアの屋台を襲わせる…。 ハオフォンとの結婚を急ぐシンホイは、突然入籍日を前倒しし、シャオシアにパー […]
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