張暁に餃子をご馳走された殷正は、藍蘭ではなく張暁が博物館で出会った女性だと確信。自分のそばにいてほしいと告白する。張暁は孟心怡が死んだばかりで恋愛はできないと拒むが、やはり第四皇子への愛を断ち切れず殷正を受け入れるのだった。
掘り尽くされたという金鉱を調査するため、木増(ぼく・ぞう)、阿勒邱(あろくきゅう)、徐霞客(じょ・かかく)の一行が現場を訪れる。その晩、木増殺害の密命を帯びている阿虎(あこ)は、心の中でわびながら彼の部屋へと向かった。人質となっている阿室于(あしつう)を助けるためだと心を決めた瞬 […]
殷正は張暁を家に連れて帰り看病するが、叔父の殷成貴からかかってきた電話の会話を張暁に聞かれてしまう。康司瀚と孟心怡の結婚式で映し出された写真は、殷成貴がブライダル会社の社員に金を渡してスライドの中に紛れ込ませていたのだった。
お腹の子を奪うなんてあんまりですと嘆く阿照(あしょう)。堕胎薬を買ったのは阿勒邱(あろくきゅう)で、口止めに黄金を渡されたと証言する呉(ご)医師。阿勒邱は、それらを信じられない思いで見つめていた。妊娠などしていないことも、嘘の見立てをしたことも認め、自首すると約束したはずの2人に […]
スクリーンに映し出された康司瀚と張暁の写真を見た孟心怡はすべてを悟り、式場を飛び出す。後を追い、車にはねられそうになった康司瀚をかばい、孟心怡は息を引き取ってしまう。張暁は孟心怡との日々を思い出し、果たせなかった約束に胸を痛める。
永寧で捕らわれの身となった阿勒邱(あろくきゅう)は、自分が生きていることを木増(ぼく・ぞう)に知らせなければと、気が気ではなかった。西和(せいわ)の策略により、阿勒邱は殺されたことになっているのだ。このままでは、木増が自分の後を追って死んでしまう――「お願いだから、ここから出して […]
張暁は康司瀚から孟心怡と結婚することになったと告げられ、2人を祝福する。そんな時、妙峯山を訪ねた張暁は、自分と同じく貧しい老婆を気遣って来ていた殷正と出くわす。2人きりの時間を過ごすうち、張暁の中で殷正の存在が少しずつ大きくなっていく。
麗江と永寧の和解には木坤(ぼく・こん)の力が必要だ――木増(ぼく・ぞう)のこの言葉を聞いた阿勒邱(あろくきゅう)は翌日、彼自身に告げることなくとある場所へと向かった。実は昨日、木坤が自分と内密に会って話がしたいと言っていると、彼の部下から伝えられたのだ。木隆(ぼく・りゅう)の説得 […]
康司瀚は張暁と別れたくないあまり孟心怡に張暁との関係を明かそうとするが、張暁から心怡が自分の子供を妊娠していると知らされる。司瀚は心怡に中絶を迫り、心怡も仕方なく中絶することに応じるが、手術当日、心怡は興奮のあまり倒れてしまう。
木増(ぼく・ぞう)が部屋に戻ってくると、阿照(あしょう)が酒を用意して待っていた。彼女は、言い争いになってしまった阿勒邱(あろくきゅう)と仲直りしたいようだ。阿勒邱は怒っていないからと帰るようにと木増が促しても、もう少し話がしたいと酒を差出してくる。仕方なく杯を受ける木増だったが […]
康司瀚に別れを告げた張暁は、ビルの屋上から身を投げようとしたところを殷正に制止され、自分の許可なく勝手に死ぬなと言われる。一方、司瀚と張暁の関係を知らない孟心怡は、司宇を黒猫巡査と勘違いし食事に誘う。
なぜ自分を逃がすのかと問う木隆(ぼく・りゅう)に、骨肉の争いをやめ、誤解がとけることを望んでいると告げる木増(ぼく・ぞう)。しばし見つめ合ったあと、木隆は無言でその場を去り、大軍とともに永寧へと戻っていくのだった。皆のもとへと戻った木増が母との再会に浸っていると、そこへ図巴(とは […]
張暁と孟心怡は2人だけの楽しい夜を過ごし、友情を確かめ合う。だが翌日、孟心怡から紹介された恋人は康司瀚その人であった。初対面を装ってその場から離れた張暁に、司瀚は「心怡とはもう別れた」と釈明する。
土司就任を明日に控えた父・木隆(ぼく・りゅう)のもとを訪れた木坤(ぼく・こん)は、就任式の式場で自ら兵を率いて警備をするため兵符が欲しいと訴え出た。息子の申し出に喜んだ木隆は、その場で兵符を預けることに。しかしあろうことか、木坤はその大事な兵符を阿勒邱(あろくきゅう)に手渡してし […]
藍蘭を失ったうえ、管理部に降格されて酔い潰れる殷正を見かけた張暁は、見かねて自宅に送り、そこで自分の描いた木蘭の絵が殷正の自宅に大切に飾られているのを目にする。その頃、康司瀚の元に、ロンドンにいる元恋人から帰国するとの連絡が入る。
木隆(ぼく・りゅう)が用意したのは"黄泉の酒"――飲めば苦しむ間もなく絶命する猛毒の酒だった。それを杯に注ぐと、木隆は木青(ぼく・せい)を見つめ静かに言った。「兄上、覚悟を決めよ」。一方、城東・一番地の小屋で愛しの木増(ぼく・ぞう)と涙の再会を果たした阿勒邱( […]
藍蘭を捜しに妙峰山を訪れた張暁は、同じくニュースを見て駆けつけた殷正に遭遇する。2人は山中で一夜を明かすが、現れたのは奇妙な老婆だった。張暁は殷正が誠実で心温かい男性だと知るが、康司瀚からは距離を置くように告げられる。
「木旺(ぼく・おう)は西和(せいわ)の謀略で死んだ」。白鬼営の統領は、虫の息で阿月拉(あげつら)に告げた。全ては内通者である西和が仕組んだことで、木府も白鬼営の誰もが騙されたのだと。疑惑は確信へと変わった――やはり、黒幕は西和だったのだ。必ずや奴の本性を暴いてやると、阿月拉は急い […]
藍蘭が姿を消したことで心を痛めていた殷正だが、康震天が海外出張から戻るため、引き続き藍蘭の身代わりを演じるよう張暁に依頼する。だが帰国した康震天は、張暁が藍蘭の身代わりに扮していることをすでに知っており、責任逃れをしようとした殷正を厳しく叱責する。
軍に奇妙な動きが見え始めていた。裏切る兵士はまだわずかだが、手を打たねば兵権を奪われてしまう――西和(せいわ)は木隆(ぼく・りゅう)にそう伝えるも、"土司は兄上だ、父上を殺めた証拠がない限り逆らうことはできぬ"と言って動こうとしない。そればかりか、その身に危険 […]
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