婚礼を終えて部屋に戻ってきた阿勒邱(あろくきゅう)。阿照(あしょう)が用意してくれた食事を味わっていると、そこに突然、阿室于(あしつう)がやって来た。阿勒邱に茶を入れろと指図したかと思えば、熱すぎると言って放り投げる――尊大な振る舞いをする阿室于に対し、阿照は怒りを抑えきれない。 […]
再会を喜ぶ寇英傑(こう・えいけつ)と鉄小薇(てつ・しょうび)。彼らが顔を合わせるのは、実に1年ぶりのことだった。しかし、言葉を交わすほどに、お互いの立場の違いは際立つばかり。寇英傑によって暴かれる、鉄海棠(てつ・かいとう)の野望と悪行――それが真実なのではないかと感じ始めた鉄小薇 […]
康司宇は震天グループの社員食堂にコックとして潜入、陰ながら張暁を助けていた。張暁のために努力する司宇だったが、張暁は康司瀚と距離を縮めていく。見本市でのZ&Xの評判も上々で、司瀚の人生は順風満帆だった。
未だ阿勒邱(あろくきゅう)への想いを断ちきれない木坤(ぼく・こん)に、諦めなければまだ望みはある、本当の気持ちを確かめてみることだと囁く西和(せいわ)。躊躇う木坤だったが、結局は彼女の本心を探ってみることを選ぶのだった。木坤がその場を立ち去った直後、阿勒邱が怪訝な顔つきで西和に近 […]
神算子(しんさんし)と小豆子(しょうとうし)は、まるで奴隷のようにこき使われていた五クウ松客棧の女将を助け出すことに成功した。鷹千里(よう・せんり)もよくこの酒楼に出入りしていると知った2人は、女将ひとりを先に行かせ、自分たちも朱佩瑤(しゅ・はいよう)と一緒に逃げ出そうと決める。 […]
殷正は弟の康司瀚が経営するZ&Xを潰すと決意し、羽西化粧品の新製品でシェアを奪おうと考える。間近に迫った国際見本市を絶好の機会ととらえた殷正は、Z&Xを偵察するようジャックに命じるが、現場に向かうことになったのは張暁だった。
木増(ぼく・ぞう)は、自分ではなく阿勒邱(あろくきゅう)を選んだ――その事実が阿室于(あしつう)を憤慨させていた。そんな彼女のもとに阿月拉(あげつら)が。刺繍を教わりたいから部屋に来てほしいのだという。昏睡中の木増の容体が気にかかる阿室于。しかし、若様は誰かに世話させるから大丈夫 […]
風邪をこじらせていた殷正だったが、体調も回復し仕事に復帰する。そんな殷正に対し康震天は、簪の件を挽回しないことには、後継者に推薦しても周囲が反対するとはっぱをかけ、殷正にある任務を命じるのだった。
雪深い殉情谷で心中を企てた木増(ぼく・ぞう)と阿勒邱(あろくきゅう)。死を目前にし、阿勒邱は自分が木府に来た本当の理由を静かに語っていた。「一緒に死ねるのは幸せなことなのね。そうでしょ?」と木増に問いかけるが返事はない。この時すでに、木増は意識を失っていたのだ。がくりとうなだれる […]
瀋傲霜(しん・ごうそう)が編んだ烏蚕蚕糸の襟巻きが鉄海棠(てつ・かいとう)の命を救った。一方、辺鉄山(へん・てつざん)は鉄海棠を打ち倒すことも、その悪事を暴くこともかなわぬまま暗殺者として葬られ、彼を討ち取った鷹千里(よう・せんり)は、宇内十二令 副総令主の地位を授かることに。暗 […]
簪が盗難にあったことで震天グループのオークションは注目を集めたが、なんと殷正の自作自演だったことが発覚する。激怒した康震天は殷正を地方に左遷することを決めるが、本社に残りたいと殷正に訴えられたため、ビルの入り口に立って従業員たちに頭を下げるように命じる。
何が欲しいかと羅寧(ら・ねい)に問われ、巴諾(はだく)は戸惑っていた。褒美をもらうような手柄など立てていないと答える巴諾。しかし、羅寧がこう切り出したのは考えがあってのことだった。巴諾は野心を持つ曲者。忠誠を誓わせるには"飴"が必要である。どんな望みでも良いと […]
長年、木蘭を手にした女性の夢を見続けていた殷正は、藍蘭こそがその運命の女性ではないかと思い始める。殷正に命じられ、張暁は木蘭の簪を持ち出してポスターの写真撮影を行っていた。その時、突然停電が起き、簪が何者かに奪われる。
"君は わが妻"――阿室于(あしつう)が差し出した紙には、ナシ族のトンパ文字でそう書かれていた。増(ぞう)兄様が書いてくれたのと自慢げに話す阿室于。「君が喜ぶことなら何でもしてあげよう」と微笑む木増(ぼく・ぞう)。阿勒邱(あろくきゅう)は、そんな2人を黙って見 […]
誤解と失意の中、鉄小薇(てつ・しょうび)と郭彩綾(かく・さいりょう)が日月渓谷を去った。思い悩む寇英傑(こう・えいけつ)は、その胸の内を朱(しゅ)兄に打ち明ける。朱の答えは「敵討ちを忘れるな」――寇英傑は再び魚龍百変功の修行に打ち込むのだった。そんななか、卓君明(たく・くんめい) […]
藍蘭と自分に何か関係があるのではと感じた張暁は、自分に姉妹がいないか確認しようと考え始める。そんな時、張暁はZ&Xの社員「黒猫巡査」と知り合いになり、香水をもらう。一方、新たな関係を築き始めた殷正と藍蘭は…
木増(ぼく・ぞう)から、「坤(こん)と私は君との結婚を望んでいる。どちらか選んでくれ」と告げられた阿勒邱(あろくきゅう)。自分の答え次第で彼らの運命は変ってしまう。一瞬、木増に視線を走らせた後、彼女は静かにこう言った。「お二人とも好きではありません。ですから、決められたお相手と結 […]
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