藍蘭から部屋に誘われた殷正だったが、花束を部屋に届けさせ、そのまま北京へ戻ってしまう。その頃、オークションのポスターデザインを任された張暁は、徹夜でデザインを仕上げて殷正に見せに行くが、アクシデントに見舞われ電気ショックを受けてしまう。
木増(ぼく・ぞう)は阿室于(あしつう)と結婚するのが一番いいのだと、阿勒邱(あろくきゅう)は半ば諦めていた。だが、復讐の邪魔になる阿室于を殺すという西和(せいわ)の言葉を聞いてしまっては、さすがに冷静ではいられない。一族の仇でもない彼女を巻き込むなど、そんな非道は両親も望んでいな […]
宦官にされる直前で難を逃れた神算子(しんさんし)と小豆子(しょうとうし)。しかし、そのまま無罪放免という訳にはいかなかった。占いが当たれば釈放されるというが、その相手が皇帝とあっては、神算子ならずとも気楽に構えていられようはずがない。一方の皇帝は密かに近衛兵と着物を交換し、自分の […]
震天グループへの入社が決まった張暁は、自分に生き写しの女性が非常階段から転落する場面に遭遇する。その女性が若曦ではないかと疑った張暁は、黄棣と共に謎を探り始めるが、これ以上深入りすると再び傷つくのではと思い悩む。
「人質を返せ」――木羅(ぼく・ら)の目の前で、開口一番そう言った男こそ、木府の嫡孫・木増(ぼく・ぞう)だった。思いもよらぬ事実に、一瞬驚きの表情を見せる木羅。しかも人質とは阿勒邱(あろくきゅう)のことらしい。何のことだか分からない木羅だったが、木増は、阿勒邱を誘拐できるのは木羅し […]
木羅(ぼく・ら)には何か裏がある。そう睨んだ阿勒邱(あろくきゅう)は内実を探るため、木増(ぼく・ぞう)と共に、働き口を探している夫婦を装って金鉱へ潜入することに。その夜、阿勒邱、木増、高玉龍(こう・ぎょくりゅう)、阿照(あしょう)の4人は人目を忍んで集まった。木羅が何か隠し事をし […]
黒水仙(こくすいせん)を、そして寇英傑(こう・えいけつ)を賭けて、鉄小薇(てつ・しょうび)と郭彩綾(かく・さいりょう)の真剣勝負が始まった。黄花草原のやじ馬たちは初めのうちこそ2人をはやし立てて面白がっていたが、熱気を帯びる戦いに気圧されて、とうとう仲裁に入る。「寇英傑と結婚でき […]
木旺(ぼく・おう)から木隆(ぼく・りゅう)に言い渡された軍での役回りは"雑役"だった。その上、軍営で騒ぎを起こし、上官である阿雄(あゆう)に狼藉を働いた罰で、鞭打ち30回の刑まで課せられる。慌てて阿雄が、自分の責任であるから処罰してくれと訴えても、西和(せいわ […]
決闘は終わった――はずだった。にも関わらず、1人の神廟(しんびょう)武士が、なおも木増(ぼく・ぞう)に襲いかかってくる。それもそのはず、これは木増暗殺の命を帯びた西和(せいわ)の手下が扮した者だからだ。万事休すかと思われたが、木隆(ぼく・りゅう)のおかげで無事に事なきを得て、三朶 […]
日月渓谷で修行を続ける寇英傑(こう・えいけつ)は、そこに隠れ住む口のきけない侠客が、郭白雲(かく・はくうん)の知己であることを知った。そして、師匠が残した「日月渓谷へ行け」という言葉が、自身とこの侠客を引き合わせるためのものであったことを悟る。謎の侠客の手ほどきを受けながら、寇英 […]
阿勒邱(あろくきゅう)が灯りを消そうとした瞬間、阿照(あしょう)は「消さないで」と叫んだ。そして、阿勒邱に駆け寄ると、闇が怖い、目を閉じるとあの人の顔が浮かぶと言いながらその場に崩れ落ちてしまう。状況が分からず戸惑う阿勒邱。だが、何かに怯えた様子で自分にしがみつく彼女を抱きしめ、 […]
西和(せいわ)が阿勒邱(あろくきゅう)に手渡したものは毒だった。これを羅寧(ら・ねい)が毎日飲む山羊の乳に混ぜろという。動揺しながらも、命じられた通り山羊の乳に毒を混ぜる阿勒邱。だが、その一部始終を阿玉(あぎょく)に目撃されていた。やがて、羅寧のもとに山羊の乳を運んだ阿勒邱は、突 […]
鉄孟能(てつ・もうのう)から寇英傑(こう・えいけつ)の間者だと疑われた神算子(しんさんし)と朱佩瑤(しゅ・はいよう)は、有無を言わさず風雷堡へと連行された。しかし、神算子が瀋傲霜(しん・ごうそう)の文字を見て、その悩みをぴたりと言い当てたことから、逆に彼女の信頼を勝ち取ることに成 […]
阿勒邱(あろくきゅう)は、金庫から腕輪を盗んだという身に覚えのない罪で死刑囚牢に投獄された。彼女を救おうと牢屋に来た西和(せいわ)。諦めたかのように、復讐は終わりにしましょう。これが私の最期の願いだと告げる阿勒邱に、「必ず助けてやるから弱音を吐くな」と言い残し去って行くのだった。 […]
土司・木旺(ぼく・おう)から、阿照(あしょう)を釈放し、金鉱管理の助手として側に置くことを許された阿勒邱(あろくきゅう)。部屋に戻った2人は、これから姉妹として互いに支え合うことを誓い合う。西和(せいわ)は、自分たちの秘密を知っている阿照の存在に不満を持つものの、阿勒邱の信頼は揺 […]
郭彩綾(かく・さいりょう)が西閣楼に駆けつけると、やはり寇英傑(こう・えいけつ)の姿はなく、寝台に手紙が残されているだけだった。そこに書きつけられていたのは郭彩綾への悪口ばかり。一読、怒り心頭に発した彼女は、絶対に寇英傑を捕まえてやると気勢を上げる。だが、この手紙は司空遠(し・く […]
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