宇内十二令に忍び込んでいた寇英傑(こう・えいけつ)を、とっさの機転で逃がした鉄小薇(てつ・しょうび)。しかし、鉄海棠(てつ・かいとう)は侵入者を始末したという娘の言葉を信じようとはせず、兄と共に鷹千里(よう・せんり)のもとへ赴き、協力して曲者の足取りを追うように命じる。一方、寇英 […]
「結婚については自分で決断します」。厳忠書(げん・ちゅうしょ)は銭青青(せん・せいせい)との縁談を断り、尹双双(いん・そうそう)を娶る決意であることを父・厳郁(げん・いく)に告げた。一方の銭青青もまた、父の銭万財(せん・ばんざい)に好きな相手と結婚させてほしいとせがむ。一度は承諾 […]
かつて江湖にその名を轟かせた大侠・成紅梅(せい・こうばい)の死。それを悼むかのように墓前に佇んでいた彼の愛馬・黒水仙(こくすいせん)もいつしか姿を消し、人々の間には"100年に1頭の名馬"という伝説めいた噂だけが残った。それから20年――黄花草原に住む寇英傑( […]
北栄の時代に戻るべく忘情谷へ飛び込んだ鮑仁(ほう・じん)は、どうしたことか冥界に辿り着いてしまう。閻魔大王の前に引き立てられた鮑仁だったが、降龍(こうりゅう)の助けで冥界からの脱出に成功。もとの時代に戻る鍵が小青(しょうせい)を描いた絵――仕女図にあると気付いた彼は、再び降龍の力 […]
萍合楼の雨には尹双双(いん・そうそう)の求めに応じ、瓶を持った多くの男たちは集まっていた。その中には厳忠書(げん・ちゅうしょ)の姿も。突然の雨に、集まった者たちは引き上げてゆくが、厳忠書はその場を動こうともしない。雨があがっても門前に佇み続ける彼を見かねて、尹双双は屋敷の外へと歩 […]
湘望楼で食卓を囲む鮑仁(ほう・じん)たち。しかし、銭青青(せん・せいせい)の歯に衣着せぬ物言いに雰囲気は気まずいものになり、とうとう尹慕才(いん・ぼさい)がたまりかねたように暇乞いをする。その時、立ち去ろうとする背中に声をかけ、素早く手を伸ばした銭青青は、尹慕才が尹双双(いん・そ […]
街の様子に違和感を覚えながら、鮑(ほう)府に辿り着いた鮑仁(ほう・じん)。そこでは、ある女性が歌会を開いていた。彼女が出す3つの問題に相応しい詩を答えられれば、この女性と結婚することもできるのだという。止むを得ず参加した鮑仁だったが、この場所が自分の暮した杭州の鮑府ではないことを […]
期限は15日――皇帝に茶を献上するために都を目指していた鮑仁(ほう・じん)と厳豊(げん・ほう)だったが、小青(しょうせい)が浄瓶を使って河を干上がらせたことで、2人の乗る舟は立ち往生してしまう。同じ頃、鮑(ほう)府には、小青の姿に化けた大龍女(だいりゅうじょ)が。彼女は使用人を手 […]
龍井山で仲睦まじく茶作りを始めた鮑仁(ほう・じん)と小青(しょうせい)。ばあやの病を治すべく、降龍(こうりゅう)の教えに従って朝一番の水を汲みに出かけた鮑仁は、お付きの者を連れた身分の高そうな若者と出会う。鮑仁から茶を振る舞われた男は、その味を「至高」と褒め称える。ところが肝心の […]
身を潜めていた井戸を出た小青(しょうせい)に、浄瓶を狙う大龍女(だいりゅうじょ)が襲いかかった。傷の癒えていない小青には大龍女の猛攻をしのぐのが精いっぱい。逃げるようにして再び井戸の中へと逆戻りする。ちょうどその時、厳豊(げん・ほう)を連れた鮑仁(ほう・じん)が水を汲みにやってき […]
妓楼・怡紅院で茶摘み娘を探していた鮑仁(ほう・じん)は、小青(しょうせい)と思わぬ再会を果たした。しかし、その場所で出会ったことが災いし、2人は互いに誤解を抱いてしまう。鮑仁は小青を遊女だと、小青は鮑仁をろくでもない遊び人だと思い込んでしまったのだ。横柄な態度を取る鮑仁に、平手打 […]
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