郭靖(かく・せい)と黄蓉(こう・よう)は完顔洪烈(わんやん・こうれつ)の寝込みを襲うが、寝台に彼の姿は無かった。襲撃を予想した楊康(よう・こう)が、欧陽克(おうよう・こく)にも知らせることなく完顔洪烈を脱出させていたのだ。半信半疑で楊康に従っていた完顔洪烈だったが、刺客が宿を襲っ […]
封建制の復活を実現させようとする贏成は、儒者らを従え、贏政が咸陽を留守にしている間に扶蘇の元を訪れ、扶蘇に忠誠を誓い改制の上奏を迫る。そこへ突然贏政が現れる。現在の政治に批判的な贏成や儒者らに憤る贏政は、咸陽中の学府閉鎖を命じ、焚書令を発令する。これに抗議する儒者らは、学館街に集 […]
都への帰路、允賢と祁鎮は吹雪に巻き込まれ、はぐれてしまう。倒れていたところを朝鮮からの隊商に救われた允賢は、機転を利かせて捜索を依頼し、祁鎮は九死に一生を得る。お礼に隊商の人々を医術で救い、感謝される允賢。祁鎮を狙う刺客から身を守るため、夫婦を装い都へ向かう2人。だが、道中では錦 […]
ユーチェンの母シュー・リーの謀略にはまったフェイフェイは道端に座りこみ泣いていた。偶然、車で通りかかったハオチェンに声をかけられた彼女が目にしたのは、探し求めていたウィリアムその人だった。二人は再会を喜ぶも、ピンアンは怒りを隠せず、数奇な運命を悲しむ。ハオチェンの妻チョンユーは事 […]
酒楼で楊康(よう・こう)に近づいてきた男は段天徳(だん・てんとく)――郭靖(かく・せい)の父・郭嘯天(かく・しょうてん)を死に追いやった仇であった。彼は卑屈な態度で楊康に取り入ろうと媚を売ったかと思えば、楊鉄心(よう・てっしん)の息子である楊康が金国の王族として何不自由なく生きる […]
咸陽に学館街が建設され、儒者たちの弟子が集まる。贏成は彼らと儒者を敬愛する扶蘇を味方につけて、封建制度の実現をもくろむ。外で男を誘惑していた罰として、趙高は緑娘を拷問する。その後、黎漢が助けに来るが、緑娘は自害をする。贏政の誕生日の宴に、儒者たちが一同に会した。その席で淳于越が「 […]
允賢が逃亡を企てていると知ったエセンは、助言を求めにラマ寺の大師を訪ねる。エセンは帰りに允賢の幕舎に行き、日の出を見に行こうと誘う。本気で自分に嫁ぐ気があるのか尋ねるエセンに、允賢は「そのためにオイラトに残った」と答える。結婚式の当日、2人は誓いの杯を交わした直後、允賢以外は皆、 […]
ユーチェンが自分の子を身籠っていると知ったピンアン。父親としての責任を取りたいと彼女に申し出るが、ツーヤンとの結婚を邪魔するなと怒らせてしまう。ルオユーはウェイファンに貸した金を返してもらおうと彼の元に向かうが、返してもらうどころか、また騙されていたことを知りショックを受ける。そ […]
黄蓉(こう・よう)は、一門に戻れるよう黄薬師(こう・やくし)に取り成すことを条件に、陸乗風(りく・じょうふう)と梅超風(ばい・ちょうふう)が互いに抱く恨みを水に流すよう説得する。2人はそれを受け入れるが、夫の仇である郭靖(かく・せい)を討つのだという梅超風の決心は揺るがなかった。 […]
扶蘇に疎まれ続けた阿然は実家に戻ることを決意する。娘の失礼を詫びに来た李斯に対し、扶蘇は本心を伝え、過去のわだかまりが解けたかに見える。期限を過ぎても過酷な労役を強いられた范杞良は変わり果てた姿で家に逃げ帰るが、すぐに連れ戻される。黎漢は贏政の寵愛を受ける緑娘を忘れることができず […]
雪の中、逃亡を決行した朱祁鎮(しゅきちん)たちだが、オイラトの追っ手に捕まり引き戻されてしまう。エセンは怒りをあらわにして祁鎮を八つ裂きにしようとするが、杭允賢(こういんけん)の涙ながらの訴えに心折れる。そんなエセンに対し允賢は、結婚に応じる意思があることをほのめかす。喜んだエセ […]
夏侯淵(かこうえん)の軍を打ち破った趙子龍(ちょうしりゅう)は、最後の一騎打ちを制し高則(こうそく)を倒すと、2本の宝剣をこの世から葬り去った。夏侯淵の敵(かたき)を討つべく10万の大軍で押し寄せてきた曹操(そうそう)。子龍の手元の兵は、たった6,000人。そこで子龍が取った行動 […]
病院に運ばれたユーチェンは医師から妊娠を告げられるが、なんとかツーヤンに隠し通したまま婚約式の日を迎える。一方、料理コンテストに出場したピンアンは見事優勝を果たし、パビリオンホテルで働くことに。ピンアンの料理を気に入った副会長は息子の婚約式の料理を彼に任せるが、当日、料理を運んだ […]
太湖で出会った風流な男と意気投合した郭靖(かく・せい)と黄蓉(こう・よう)。2人は陸(りく)と名乗った男に招かれるまま、帰雲荘に逗留することに。桃花島と帰雲荘の作りが似ていることに気づいた黄蓉は、陸荘主の正体は何者なのかと考えを巡らせるのだった。そんななか、金国の特使として派遣さ […]
博浪沙を巡幸中、刺客に襲われるも危うく難を逃れた贏政。 数日間自室にこもった後、仙道を極めると宣言し、蒙恬に匈奴の討伐、王賁に嶺南の平定、李斯に阿房宮の建設、趙高に不老不死の薬の調達を命じる。さらに今後の国事は、まず扶蘇に相談するよう言い渡す。大役を任せてもらえない贏成は不満を募 […]
エセンを怒らせた允賢は砂金の採集場に送られ、重労働を強いられる。食べ物もろくに与えられず、厳しい寒さに耐える日々だったが、捕虜営では祁鎮を中心に明兵が団結力を深めていた。12月になり、オイラトにも初雪が降り始める。祁ギョクの元にも允賢の無事が伝えられ、早く救出したいと気が焦る祁ギ […]
馬超(ばちょう)を味方に引き入れるために、諸葛亮(しょかつりょう)は策を巡らせ、張魯(ちょうろ)の配下、楊松(ようしゅう)を買収し、馬超の主君、張魯が馬超に撤兵を命じるように手配した。楊松に渡す多額の金銭を密かに届けるため、公孫宝月(こうそんほうげつ)と趙子龍(ちょうしりゅう)は […]
父親を探すため中国に残ることに決めたピンアンとフェイフェイ。ピンアンは職を探し始め、運良くレストランの調理人として雇われる。一方、両家の顔合わせが決まったユーチェンは、ホテルに母親と妹ユーチャオを連れてやって来る。しかし、ツーヤンの母は以前、接触事故で言いがかりをつけてきた品のな […]
蒙古への帰順を迫る使者・トゥルイが金国にやってきた。強硬な姿勢を崩さない完顔洪煕(わんやん・こうき)と、使者を丁重にもてなすべきだと主張する完顔洪烈(わんやん・こうれつ)は対立。結局、皇帝は強硬策を採り、一切を完顔洪煕に託すのだった。衛兵を呼び、蒙古の使者を捕らえようとする完顔洪 […]
扶蘇を連れ東巡に出た贏政は呂不韋の墓に赴き、天下統一を報告。また孤独と老いを感じる贏政は、生意気な緑娘の態度に心惹かれる。扶蘇は泰山封禅の作法について教えを請おうと淳于越邸へ向かい、淳于越の娘の阿錦や淳于越の弟で知的障害のある淳于巓に出会う。贏政は封禅を前に儒者を集め、その中から […]
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