劉備(りゅうび)との縁談のことを聞いて呉国太(ごこくたい)と孫(そん)尚(しょう)香(こう)は孫権(そんけん)を問い詰める。尚香は婚姻を嫌がるが、呉国太は一度、劉備と会ってみることにし、甘露寺に宴席を設ける。実際に劉備に会った呉国太はその人物にほれ込むが、突如、1本の矢が劉備に向 […]
楊鉄心(よう・てっしん)と包惜弱(ほう・せきじゃく)、そして楊康(よう・こう)――家族がようやく顔を揃えたというのに、3人の間にはぎくしゃくとした空気が流れ、それぞれの苦悩は深まっていく。彼らが過ごした18年という歳月が、容易に乗り越えがたい溝を刻んでいたのだ。郭靖(かく・せい) […]
贏政は趙の郭開を買収して李牧を反逆者に仕立て上げ、自害へと追いやることに成功。その後、邯鄲を征服して趙王と郭開も死に追いやった。贏政は趙人を手なずけようとするが、愛国心の強い彼らは反発する。さらに趙の王子、嘉が代郡へ逃れて趙王に即位したとの知らせが入り、贏政は力ずくで邯鄲を治めよ […]
汪(おう)国公が杭綱(こうこう)を陥れた証拠の書簡を手に入れた皇帝・朱祁鎮(しゅきちん)は、朝議で厳しく汪国公を問いただす。しかし、オイラトの策略だと主張する汪国公に大臣らは味方し、祁鎮は孤立する。そこへ太原陥落の急報が入り、事態は一変。祁鎮は自らの親征を宣言し、祁ギョクを監国に […]
耿純(こうじゅん)と趙範(ちょうはん)の策を見破り、桂陽(けいよう)を手に入れた趙子龍(ちょうしりゅう)。劉備(りゅうび)の元に、孫権(そんけん)から孫権の妹、孫尚香(そんしょうこう)との縁談が持ち込まれ、劉備は婚儀のために護衛の子龍を連れて呉(ご)に向かう。荊(けい)州に来た馬 […]
目の前には梅超風(ばい・ちょうふう)に動きを封じられた郭靖(かく・せい)、背後には欧陽克(おうよう・こく)と4人の侠客たち――絶体絶命の窮地に陥った黄蓉(こう・よう)だったが、彼女の投げかけた言葉が、復讐鬼と化した梅超風の手を止めさせた。黄蓉こそ、梅超風とその夫・陳玄風(ちん・げ […]
韓との講和条件に、贏政は公子の韓非を要求。李斯は荀子の兄弟弟子だった韓非の才能に嫉妬して、「韓非の方策は、すべて韓を守ることが前提」と贏政に入れ知恵をする。贏政は李斯の訴えを取り上げ、韓非を離宮に閉じ込める。自分の運命を悟った韓非は、李斯から差し出された毒を飲んで自害する。その後 […]
杭(こう)一族を救うため、汪美麟(おうびりん)との結婚を願い出た朱祁ギョク(しゅぎぎょく)。允賢を傷つけまいと秘密裏に事を進めるが、杭允賢(こういんけん)を疎む王振(おうしん)が結婚の事実を知らせてしまう。祁ギョクの屋敷を訪ねた允賢は着々と進められる婚礼の準備を目の当たりにし、衝 […]
東南の風を得られぬことに悩む周瑜(しゅうゆ)に、諸葛亮(しょかつりょう)は風を吹かせると約束し、祭壇に祈りを捧げた。すると本当に東南の風が吹きはじめる。いよいよ決戦の時。周瑜たちが打った様々な策がはまり、曹操(そうそう)の大軍は孫権(そんけん)と劉備(りゅうび)の連合軍に敗れる。 […]
楊鉄心(よう・てっしん)と対峙した完顔洪烈(わんやん・こうれつ)は、「わが王妃の名は包惜弱(ほう・せきじゃく)だ」と言い放つ。18年前、身に覚えのない謀反の濡れ衣を着せられた郭嘯天(かく・しょうてん)が死に追いやられたことも、妻と生き別れになったことも、すべては包惜弱に横恋慕した […]
六国出身の役人に 国外退去を命じる「追放令」が出された。側近の李斯も追放の対象となるが、繚子の提案で上奏文を提出。贏政は追放令を廃止する。陰謀の罪で捕まっていた鄭 国は贏政を説得し、引き続き水路の建設を任される。贏政は洛陽を訪れ、呂不韋に秦の巴蜀へ移るよう命じるが、呂不韋は自ら命 […]
オイラトとの交渉が失敗したことで臣下の信頼を失った祁鎮は、允賢の励ましを受け再び立ち直る。祁鎮は允賢と祁ギョクに結婚の詔書を与えようとするが、皇太后に阻まれ2人の結婚は再び白紙に戻る。そんな折、明軍がオイラト軍との戦いに苦戦しているとの知らせが届く。権力の拡大を目論む東廠の長官・ […]
10万本の矢を用意するという約束の日を迎えた早朝、諸葛亮(しょかつりょう)は、魯粛(ろしゅく)に藁束で覆われた船を20艘用意させ、濃霧が立ち込める中、曹操(そうそう)の寨へ向かう。それに激しく矢を射かける曹軍。針ねずみになった20艘の船には10万本以上の矢が刺さっていた。馬玉柔( […]
完顔洪烈(わんやん・こうれつ)を前に、趙王府を賑わせた侵入者の正体について冷静に分析してみせる欧陽克(おうよう・こく)。彼は、穆易(ぼく・えき)と名乗った男が、実は楊鉄心(よう・てっしん)ではないかとほのめかすのだった。そんななか、郭靖(かく・せい)たちは街で、金の皇族の行列に出 […]
趙姫への処分を批判する上奏文が次々と届くため、贏政は上奏が却下された場合は油釜に入れると命じたが、呂不韋が割って入り事なきを得る。一方、治水事業のため韓国から来た鄭国らだが、実は秦の国力を消耗させるのが目的だったことが発覚、贏政は韓王の使節の面前で「秦国が最初に滅ぼすのは韓だ」と […]
皇太后が病に倒れたことで窮地に陥った汪国公は、祁ギョクに起死回生の望みを託すため、娘の美麟(びりん)を使って祁ギョクの抱き込みを図る。美麟は祁ギョクの孝行心を煽り、太医に皇太后を診療させることに成功。そんな時、オイラトからエセンが使節団を率いて朝見にやってくる。しかし祁鎮はエセン […]
賀蘭心児と裴少卿は消えた初雲公主の手がかりを探す途中、辺塞の歌を耳にして足を止める。辺塞は公主の存在を切り札に、波斯(はし)国との結盟に動いていた。警戒する皇帝は偽の公主を仕立てることで首領暗殺を企て、刺客として賀蘭心児の名を挙げる。
曹操(そうそう)と戦うことを決意した孫権(そんけん)は、周瑜(しゅうゆ)を大都督(だいととく)に任じる。曹操は、周瑜と昔なじみのショウ幹(しょうかん)を使い、周瑜を寝返らせようと計画するが…。桂陽では、馬玉柔(ばぎょくじゅう)に大酒を飲まされた柳慎(りゅうしん)が、自分たちの正体 […]
穆念慈(ぼく・ねんじ)を趙王府へと招待する手紙が届いた。差出人は完顔康(わんやん・こう)。穆念慈は迎えに来た輿には乗らず、歩いて趙王府へと向かうのだった。同じ頃、郭靖(かく・せい)と黄蓉(こう・よう)も趙王府に忍び込んでいた。完顔康と霊智上人(れいちしょうにん)が買い占めた薬をこ […]
元服の儀を執り行うため、雍城に向かう贏政。ロウアイと縁を切るよう趙姫を説得していた呂不韋を、ロウアイは拘禁する。ロウアイは贏成に謀反に加わるよう持ちかけるが、贏成は中立を保つ意思を表明。ついに雍城で元服の儀式が始まる。時を同じくし、ロウアイ・ロウウーの兄弟は、それぞれ咸陽と雍城に […]