昏睡状態の明崇儼を救うため玉麒麟は解毒薬の実験台となる。そのせいで顔にアザができ、彼の意識が戻る前に姿を消した。皇帝の周りを飛び回る蝶が毒をまき散らしていることが分かり、武皇后が蝶を飼育する李才人(りさいじん)を問い詰めると、辺塞の間者だと判明する。
呉(ご)の孫権(そんけん)のもとに向かった諸葛亮(しょかつりょう)。呉では曹操(そうそう)に帰順するか戦うかで大騒ぎになっていたが、孫権は腹を決めかねていた。趙子龍(ちょうしりゅう)と柳慎(りゅうしん)は、諸葛亮の命を受け桂陽(けいよう)に潜入していた。2人がある店で食事をしてい […]
「私は本当に父上の子ですか?」――完顔康(わんやん・こう)の問いかけに母・包惜弱(ほう・せきじゃく)は口を濁し、はっきりとした答えを聞くことはできなかった。気晴らしに街へと出た完顔康は、人だかりのできた一角に目を向ける。掲げられたのぼり旗には"比武招親"の文字 […]
贏政は邯鄲で趙国の将軍、李牧と会う。ロウアイは戎テキ公らに命じて邯鄲から戻る敏代を連れ去ろうとするが、黎姜が身代わりとなる。ロウアイのもとには、贏政が密偵として送り込んでいた三更がいた。商公は贏政に呂不韋について再度忠告し、息を引き取る。趙姫が男児2人を育てていることを知った贏政 […]
義母の誕生祝いに于(う)家の屋敷を訪れた允賢は、都で話題になっている薬膳書の存在を知る。聞くと、その著者はなんと程十三だった。薬膳書の内容を見た允賢は自分の草稿が盗用されたことに気づき、程十三に抗議する。しかし、そこで口にした言葉がきっかけとなり、譚復(たんふく)の孫であることが […]
皇帝と青鸞は2人が出会った山へ行く。白狐だと告げて立ち去ろうとするが、皇帝に捕まり殺されてしまう。青鸞が間者であることを最初から知っていたのだ。死刑執行前に玉麒麟から明崇儼が偽者だと聞かされた賀蘭心児は、明崇儼のもとを訪れて真偽を確かめた。
諸葛亮(しょかつりょう)の手引きで長江(ちょうこう)を渡ろうとしていた劉備(りゅうび)たち。そこに霜児(そうじ)が現れ、夏侯軽衣(かこうけいい)が公孫宝月(こうそんほうげつ)を人質に取り、趙子龍(ちょうしりゅう)が来なければ殺すと言っていると伝える。一行と別れ、1人軽衣のもとへ向 […]
郭靖(かく・せい)は師匠たちの荷物を、汚い身なりの少年に盗まれてしまう。追いかけはしたものの、この少年も盗みを働くほど困っているのだと思うと同情する気持ちが湧いてくる。郭靖は少年に誘われるまま一緒に飯屋へ行くことに。連れてこられたのは街で一番の高級店。意外なことに少年は食通らしく […]
ロウアイと趙姫の間に双子の男の子が産まれる。我が子に王位を継がせるため、ロウアイは秦国に対して乱を起こそうと画策する。しかし贏政に気づかれて「余と勝負しても、そちは必ず負ける」と釘を刺される。そして敏代も妊娠。侍女として黎姜を呼び寄せることに。一方、呂不韋は「呂氏春秋」の誤字を見 […]
祁鎮が計画していた汪国公の暗殺は、決行直前で中止となる。自分の短慮によって、皇后を傷つけたことに落ち込む祁鎮。そんな祁鎮を慰めようとする允賢に、祁鎮はついに胸に秘めていた想いを打ち明ける。その翌日、允賢の元に家族が都に戻ったという知らせが入る。再会と允賢の出世を心から喜ぶ父と祖母 […]
間者の疑いをかけられた玉麒麟は、自分が辺塞の人間であることを認めた上で、父親の敵討ちのため唐へ来たことを武皇后に告白する。明崇儼になりすました明義は、自分が明崇儼であることを証明させるため、賀蘭心児を伴って再び武皇后の前に参上し信用させてしまう。
民を連れて移動中に曹操(そうそう)の軍勢からの追撃を受けた劉備(りゅうび)は、2人の夫人とまだ赤ん坊の嫡子、阿斗(あと)とはぐれてしまう。それを知り、3人を捜しに敵軍の方へと引き返した趙子(ちょうし)龍(りゅう)。傷を負って動けない糜(び)夫人は子龍に阿斗を託し、自らの命を絶った […]
武芸の覚えがすこぶる悪い郭靖(かく・せい)に、ようやく上達の兆しが。やっと苦労が報われたかと喜ぶ江南六怪だったが、思わぬ影が差す。彼らの知らぬ間に、郭靖が並々ならぬ内功を身につけていたのだ。師匠たちに脅しつけられて、要領の得ない説明をする郭靖。内功を教えてくれる相手の名前は知らず […]
セイキョウは8万の兵を無駄死にさせたあげく生け捕りにされる。贏政に命だけは助けると言われ、阿若とその場を立ち去ろうとするが、犠牲になった兵を葬るという彼女の言葉に従えず自害する。その後、贏政は咸陽に戻り天下統一を見据えた人事配置を行う。そんな中、蒙恬の計らいで烏二更と烏三更が贏政 […]
宦官や宮女を診療するため御薬房を拡張してほしいと祁鎮に進言した允賢。祁鎮は早速朝議にかけるが、大臣たちは皇帝を誘惑する不埒な者の進言だとして猛反発する。呉太妃は允賢に対する怒りから吐血し、祁ギョクも旧知の親兵から允賢と兄・祁鎮がただならぬ関係にあると聞き、心を痛める。允賢の元を訪 […]
玉麒麟は天牢(てんろう)で昏睡する明義が別人だと知る。青鸞から軍事情報を入手しようとした明義が掖廷局に火を放つ。そこで裴少卿は玉麒麟に関する記録を発見し、偽者だと疑い始めて武皇后に報告した。
諸葛亮(しょかつりょう)の策により少数で曹操(そうそう)の大軍を破った劉備(りゅうび)軍。関羽(かんう)と張飛(ちょうひ)は諸葛亮の実力を認め、頭を下げる。高則(こうそく)は、夜陰に紛れて忍び込み劉備の首を取ろうとするが、柳慎(りゅうしん)に見つかり乱戦となる。その戦いで趙拾妹( […]
弓の名手・ジェベの弟子だけあって、郭靖(かく・せい)の弓の腕前は大ハーンをも驚かせるほどのものだったが、武芸の方はさっぱり。10年来の師匠である柯鎮悪(か・ちんあく)たちも、蒙古の土地へやって来てから費やした年月を考えると落胆せざるを得ない。その間に彼らは、かけがえのない仲間であ […]
セイキョウの謀反を知ったエイセイは出陣を決意。商公を説得し、贏成を副将に従えて10万の兵を準備する。セイキョウの身を案じる阿若は、エイセイに出兵をやめるよう懇願するが聞き入れられず、阿若は単身で戦地に向かう。セイキョウ軍は贏成率いる征伐軍と一戦を交え、撤退を余儀なくされる。エイセ […]
酸乳を使って異国の王妃の治療に成功した允賢は師匠の劉平安に認められるようになるが、允賢を毛嫌いする程村霞(ていそんか)には憎しみを抱かれるようになる。そんな時、母が仮病であったことを知った祁ギョクが允賢を訪ね、これまでの態度を詫びる。祁ギョクの理解を得て、医術への志を新たにする允 […]
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