于東陽(うとうよう)夫人の止血に成功した允賢は、静慈師太の甥・鄭斉(ていせい)とともに永慶庵へ戻ることに。しかし何気ない一言から鄭斉を怒らせてしまい、荒野で置き去りにされる。だが馬は恐怖から暴走。そこへ徐府で命を救った男が偶然通りかかり、允賢からもらった鉄皮石斛を使って馬を落ち着 […]
錦娘は長孫無忌と共に参内し武皇后の罪を告発した。すると武皇后も雲児も錦娘の訴えをことごとく否定するが、証人の電(でん)が現れると雲児は長孫無忌に操られていたと言い始める。公主殺しの真相が明らかにならぬまま王皇后の処刑は延期となった。
高則(こうそく)が、役人を殺した嫌疑で義勇兵たちを連行するところに行き合った趙子龍(ちょうしりゅう)。義勇兵を集めた自分が責任を取ると申し出て、代わりに独り牢に入ることになる。駆けつけた夏侯軽衣(かこうけいい)は、子龍にここで一緒に過ごすと告げ、子龍のために食事の毒見までする。そ […]
家訓で禁じられている医術で患者を救った允賢は、父に厳しく叱責され医書を焼かれても、医術への情熱は冷めずにいた。しかし允賢が処方した薬が誤っていたため、患者は体調を崩してしまう。落ち込む允賢に、祖母は薬王菩薩への参拝を提案する。紫蘇を伴い訪れた永慶庵では、住職の静慈(じょうじ)師太 […]
賀蘭心児たちは仏堂へ入る方法を模索していた。過去の経験から苗鳳娘が、仏像に奇跡を起こし読経の要員として潜入することを思いつく。医女に志願することで脱出を狙っていた方霊素は鍼の練習に励んでいた。
趙子龍(ちょうしりゅう)の策にはまり、公孫サン(こうそんさん)の大軍が援軍に来ると戦々恐々とする山賊たち。明け方を待ち、子龍は山中の山賊の兵糧庫に火を放ち、それと同時に仲間たちが、山賊の本営を襲撃した。襲撃の援護に駆けつけた子龍の槍に、2番目の頭目、姜峰(きょうほう)は命を失う。 […]
馬仁貴大将軍は通りすがり、蛇に噛まれた娘の毒を吸い出すが、それを見た長孫聘テイが好色漢と決めつける。父にたしなめられて逆上した娘は首を吊るが、この自害は何者かの手によるものだった。錦娘は雲児と会い助けを求めるが夫を殺されて逃亡する。
山賊の包囲を抜け出した趙子龍(ちょうしりゅう)たちは、各々援軍を求めに向かい、残った子龍と趙拾妹(ちょうしゅうまい)は山賊の頭目、杜厥(とけつ)を暗殺しようと計るが…。公孫サン(こうそんさん)をはじめどこからも援軍が得られない中、公孫サンの娘、宝月(ほうげつ)が自分の手兵、女性兵 […]
賀蘭心児は皇帝から馬仁貴大将軍との婚姻を賜り、準備に向けた林尚宮の厳しい指導が続く中、仲間の協力を得ながら脱出に最適な道を探る。謁見3日前に体調を崩し婚姻が流れるかと期待するが、治療で回復に向かってしまう。
押し寄せてきた山賊は、その数に飽かせて町を取り囲んだ。山賊のもとを離れた犬丸(いぬまる)は、趙子龍(ちょうしりゅう)に「趙拾妹(ちょうしゅうまい)」と名付けられる。やがて山賊の猛攻が始まるが、子龍率いる義勇兵と高則(こうそく)率いる官兵は奮戦し、町への侵入を許さなかった。だが、山 […]
長孫無忌は王皇后の処刑を早めようとする皇帝に真っ向から反対する。見かねた武皇后は王皇后を訪ねて呪術を行った罪で皇太子が廃されると告げた。王皇后は皇太子を救うために自分がそそのかしたと罪を認める自白状に署名させられる。
耿純(こうじゅん)の過失で、趙子龍(ちょうしりゅう)が傷を負ったことを知った夏侯軽衣(かこうけいい)は、夜更けにもかかわらず子龍のもとに駆けつけるが、李全(りぜん)に冷たくあしらわれる。翌日、子龍は軍営を訪れた軽衣を連れ出すと、郊外の山中の廟へ向かい、そこで軽衣と生涯を共にすると […]
李(り)太后が帰京したことを知り、劉(りゅう)太后は思わず息を呑む。しかし20余年もの間、ずっと罪を背負って生きてきた劉太后は、何が起きても受け入れる覚悟を決めるのだった。一方、李太后は帰京して以来、頻繁に皇帝が自分のもとを訪ねてくることに不安を感じていた。皇宮で悪い評判が立ちか […]
以前の同室者だった離若が再び一緒に暮らしたいと申し出る。賀蘭心児はわざと騒ぎを起こして楽奴を追い出し離若と再び同室になる。そして井戸の鍵を開けるため溶鉄水を司薬房(しやくぼう)から盗み出し、離若の協力を得て地下道に踏み込み、着々と脱出の準備を進めていく。
夏侯軽衣(かこうけいい)の父が夏侯傑(かこうけつ)だと知った李全(りぜん)は、趙子龍(ちょうしりゅう)に、軽衣に近づかないよう言い渡す。山賊の襲来に備え、義勇兵を募る趙子龍だったが、なかなかうまくいかず、「楽毅(がくき)百戦術」から、ある策を考え出す。高則(こうそく)の陰からの手 […]
新たな同室者の楽奴は夜になっても星を眺めて寝ようとせず、さらには観音図にも興味を持ち始めた。長孫無忌は禁衛軍の新たな統領に自分に近い裴少卿を登用しようと動き出す。
絶命(ぜつめい)谷から無事、帰還した趙子龍(ちょうしりゅう)と夏侯軽衣(かこうけいい)。子龍は町で見かけた怪しい男たちの後を追い、虎牙(こが)山の山賊が真定県に攻め込もうとしていることを知る。子龍は、対策を話し合うために県令の高則(こうそく)を呼び出した。兵力が足りない中、民の力 […]
賀蘭心児は如氷を守るため、話をでっちあげて裴将軍に逮捕させ、牢に入れることで安全を図る。そこまでして守るのは、如氷の居所と引き換えに、脱出に必要な馬や武芸者を苗鳳娘に調達させるためだった。
絶命(ぜつめい)谷に閉じ込められた趙子龍(ちょうしりゅう)と夏侯軽衣(かこうけいい)だったが、子龍は岩壁に刻まれた槍術の指南を基に、日夜、稽古に励み腕をあげていった。宝剣を受け取りに王允(おういん)の屋敷を訪れた董卓(とうたく)は、貂蝉(ちょうせん)の美しさに目を奪われる。絶命谷 […]
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