宇文護が息を引き取り、周はウブンヨウのもと徐々にまとまりをみせるようになる。元清鎖は、幾多の危機にも命がけで守ってくれたウブンヨウに特別な感情を抱きはじめる。そしてウブンヨウもまた、一層元清鎖への愛情を深め、一心に寵愛していた。しかしウブンヨウの優しさに素直になれない元清鎖は、相 […]
ついにウブンヨウと宇文護が激突する。ところが、ウブンヨウを心配した元清鎖がその場に駆けつけ、宇文護に捕らわれて人質となってしまう。皇帝の座を手に入れたい一心で、元清鎖の解放を条件にウブンヨウに決断を迫る宇文護。ウブンヨウは迷うことなく降参し元清鎖の解放を求めると、その直後にウブン […]
宇文護が手に入れた鎮魂珠が消える。時を同じくして大冢宰(だいちょうさい)夫人の姿も見かけないことから、宇文護は大冢宰夫人を怪しむようになる。元清鎖にも危険が及ぶと察したウブンヨウは、2人を接触させないようある計画を企てる。一方、元清鎖を忘れられずに苦しむ高長恭の元に、顔婉が現れる […]
ついにウブンヨウが皇帝となる。宇文護は平静を装い祝福するも、心中は穏やかではなかった。鎮魂珠をめぐり争いごとが絶えない中、妙無音は宇文護が鎮魂珠を手に入れたことを知る。天羅地宮(てんらちきゅう)を開くため協力していたはずの宇文護から裏切られ、腹を立てる妙無音。ところが宇文護は、開 […]
毒入りのお茶を飲み苦しむ宇文毓。毒を混入した張本人の諸葛無雪は、元清鎖に小春城へ一緒に帰ることを条件に解毒薬を手渡す。一方宇文護は、自分が次期後継者と記された宇文毓の偽の遺言状を作成する。宇文毓が逃亡している隙に公表を企むも、直前で皇宮に戻った宇文毓は、ウブンヨウを後継者に任命す […]
周の混乱した状況が斉にも伝わり、高長恭と斛律光(こくりつ・こう)は、周との国境へ進軍を命じられる。高長恭は周側に争う姿勢をみせることをためらうが、陛下の命令を受け入れ進軍の準備をする。その頃、元清鎖は皇宮に居座り、自ら厨房に立ち宇文毓に手料理を振る舞っていた。宇文毓に少しずつ精気 […]
嫉妬に狂った顔婉に刃物を向けられ、崖から転落したウブンヨウと元清鎖。命がけで守ってくれたウブンヨウに心を揺さぶられる元清鎖。そしてウブンヨウもまた元清鎖の思いに触れ、幸せを感じていた。皇宮では、宇文毓の食事にたびたび毒が混入され、毒味係が命を落とす事態が起きていた。それを知った元 […]
宇文毓の軟禁が続く中、ウブンヨウと元清鎖は宇文毓を助け出すため、不仲を装い宇文護に罠を仕掛ける。宇文護の味方を装う元清鎖は、顔婉(がん・えん)がウブンヨウから贈られた首飾りに鎮魂珠(ちんこんじゅ)が付いているとウソを告げる。味方につけていたはずの顔婉の裏切り行為に、宇文護が顔婉の […]
大司空(だいしくう)府に戻った元清鎖。ウブンヨウの命令に従うことを誓った元清鎖だったが、心ない態度にウブンヨウは苛立ちと寂しさをにじませる。一方、宇文護(うぶん・ご)はついに動き出し、配下の私兵を総動員させて宇文毓のいる皇宮を包囲する。外との接触を一切断たれた宇文毓は、万が一に備 […]
捕虜となった高長恭(こう・ちょうきょう)を救うため、元清鎖(げん・せいさ)はウブンヨウに自分の命と引き換えに助けを求める。ウブンヨウは宇文毓(うぶん・いく)に斉との同盟関係悪化の危惧を訴え、高長恭の解放を説得する。綿密な策を立てた上で香無塵(こうむじん)の力も借り、高長恭を救い出 […]
囚人として屋敷に閉じ込められる元清鎖の元に、酒に酔ったウブンヨウが現れる。普段は語ることのない心の内を語りだすウブンヨウに、元清鎖は戸惑いながらもウブンヨウへの誤解を解いていく。顔婉は元清鎖に、宇文護とウブンヨウが高長恭を捕らえるために罠をしかけたことを告げる。元清鎖は高長恭の身 […]
白昼堂々と逃亡を図った元清鎖。だが、開き直る態度に立腹したウブンヨウは、見張りをおろそかにした碧香(へきこう)に罰を与えようとするが、かばいに入った元清鎖を鞭で叩いてしまう。その頃、高長恭は元清鎖の真意を確かめるため、長安城に潜伏していた。それを知った宇文護は、高長恭を利用して、 […]
高長恭への未練や過去の断片的な記憶に翻弄され、本来の姿を失った元清鎖。だが、明帝・宇文毓(うぶん・いく)の温かい心遣いによって、元清鎖は徐々に前向きになっていく。その頃、鄭洛雲が何者かにさらわれ、傷つけられる事件が起きる。元清鎖の名をうわごとのように繰り返す鄭洛雲を見て、高長恭は […]
高長恭に優しくされ舞い上がる鄭洛雲。ところが、飲ませた惚れ薬の副作用によって、高長恭は民衆の前で突然激高し暴力を振るうなど、今までにない言動を表していた。一方、顔婉がウブンヨウに抱きつくところに鉢合わせた宇文護。大冢宰(だいちょうさい)府内でのふしだらな行為に立腹し、責任として顔 […]
使用人を連れて狩りに出たウブンヨウは、山中で倒れ込む元清鎖を見つける。大司空府に連れ戻し、元清鎖に対して険のある物言いをするも、内心は衰弱した様子を心配していた。しかし元清鎖は、ウブンヨウの父・宇文泰(うぶん・たい)が江陵で仕掛けた戦によって親兄弟を失った記憶を思い出し、ウブンヨ […]
諸葛無雪からの手紙で、元清鎖が小春城にいることを知ったウブンヨウ。高長恭の元へ行ったとばかり思っていたウブンヨウは心配するが、自分の元を離れた元清鎖を迎えに行くことに躊躇していた。一方、高長恭に突き放され生きる気力を失っていた元清鎖。食事もとらず床に伏せている元清鎖に痺れを切らし […]
元清鎖は諸葛無雪から出自の一部を聞き、親の同意で諸葛無雪と許嫁の間柄だったことを知る。高長恭が自分ではなく鄭洛雲を助けていたことも聞き、元清鎖は深く悲しむ。その後、元清鎖は刃で傷ついた紫魅を目撃し、助けようとしているところに高長恭が現れる。そこで紫魅は高長恭に、元清鎖に傷つけられ […]
高長恭は離殤剣を片手に紫魅を助けに向かうと、そこには妙無音と毒を飲まされ苦しむ鄭洛雲がいた。解毒薬と引き換えに離殤剣を渡すよう迫る妙無音。香無塵に捕らわれた元清鎖が頭をよぎるも、高長恭は妙無音に離殤剣を渡す。一方、子の刻を迎え、燃え盛る牢の中で絶体絶命の元清鎖。そこに諸葛無雪(し […]
元清鎖の元に紫魅が現れ、端木怜のことや怜月邸が建てられた訳などを聞かされる。端木怜の身代わりにすぎないことを知り、動揺する元清鎖。高長恭に再び本心を訊ねるも、歯切れの悪い返答に深く傷つく。その後、元清鎖は怜月邸に現れた香無塵(こうむじん)にさらわれてしまう。香無塵は高長恭に、離殤 […]
残る体力を振り絞り、キンヨウジョウへと向かう元清鎖。すると向かう先から馬を走らせる高長恭が現れ、ようやく2人は再会する。互いの気持ちを伝え、至福の時を過ごす元清鎖と高長恭。その後、高長恭は端木怜(たんもく・れい)と共に過ごした怜月邸へと元清鎖を連れていく。無邪気にはしゃぐ元清鎖を […]