龍脈の地図を頼りに洞窟にやってきた弘暦一行だったが、李聡が焚き火に仕掛けた眠り薬で気を失い明月閣に捕らえられる。李遵明は弘暦に皇帝として擁立するので明月閣に入るよう脅すのだった。
阿古拉を失い激怒する海蘭珠に、娜木鐘は卓林の敵である哲哲に復讐するべきだと告げる。皇后冊封の日、余命いくばくもない第八皇子のためにホンタイジは、哲哲を残し海蘭珠の寝宮へと向かってしまう。そしてホンタイジは、第八皇子のため海蘭珠を皇后にすると決めるのだった…
襄鈴の故郷・紅葉湖に向かう方蘭生と襄鈴は、お金が尽きてしまい路頭に迷うが、心優しい姜離という女性に料理をご馳走してもらい、家に泊めてもらう。すると姜離の夫であるキツネの妖魔・墨陽を追って同じ狐族の妖魔が現れる。妖魔である墨陽と人間の姜離が禁断の恋に落ち、娘までもうけたため狐族は天 […]
陳家の火災、砒霜、消えた死刑囚。この3つをつなぎ合わせた弘暦の名推理により、陳世カンの居所が見つかった。陳は弘暦に龍脈の地図を手渡す。龍脈の仕掛けは愛新覚羅(あいしんかくら)家の子孫しか開けられないため、自ら試せば出自の真相が分かるというのだ。
海蘭珠は卓林を殺した黒幕が哲哲と知り、復讐を再度心に誓う。一方、出征していた阿古拉は手柄をあげるため独断で出兵するが、祖大寿の襲撃を受けてしまう。そこへドルゴンたちが救出に入るが、ドドは負傷して意識不明に陥る。激怒したドルゴンは阿古拉に詰め寄るが…
尹千觴は夢魂枝を飲んだ青玉壇の弟子を目撃し、以前少恭から案内された密室の存在を思い出す。一方、雷雲の海に落ちた屠蘇と晴雪は、蓬莱を抜け出しようやくヨウ山に到着、月霊花を手に入れる。すると突然湖面から龍が現れて襲いかかり、晴雪は気を失う。龍は男の姿に変身したが、その男は度々屠蘇の夢 […]
弘暦・葉大侠・田田は、陳世カンの家で発見された焼死体について調べ始めた。そして進めるうちに焼死体はあらかじめ砒霜で殺された死刑囚だったと判明する。本物の陳一家はどこへ行ったのか。弘暦は高慶喜に李記(りき)豆腐店を見張らせた。
玉児の訴えにより、玉児と海蘭珠は和解する。しかし賽琦雅が、海蘭珠に突き落とされたと見えるように城楼から飛び降りたため、玉児は復讐のためにもホンタイジの寵愛を取り戻すことを誓う。ホンタイジも呉克善をなだめるため玉児を寵愛し、玉児はとうとう身ごもるのだった…
晴雪の身を案じた屠蘇は、延枚とヨウ山に向かうことを決めるが、晴雪は向天笑に頼んですでに船に乗り込んでいた。晴雪は屠蘇に自分の意見を尊重してほしいと訴え、屠蘇も母親を生き返らせたら幽都に一緒に行くと約束する。ところが一行の前に雷雲の海が出現、あまりの激しい嵐に屠蘇と晴雪は船から落ち […]
古い人形の中に陳世カン(ちんせいかん)の名が記された血書を発見した弘暦と田田。弘暦は出自の謎を探り、楊公公と王先生を殺害した人物を突き止めるため、田田・葉大侠・李聡を連れて、陳世カン一家が住む武原(ぶげん)の町に行く。
ある日、海蘭珠へ賽琦雅から血燕の巣が届けられる。ホンタイジが代わりに味見した所、中に毒が入っておりホンタイジは倒れてしまう。賽琦雅は捕らえられ、海蘭珠は賽琦雅を母親の肖像画の前で土下座させ、母親と同じように頬に傷をつけて謝罪させるのだが…
蘭生は襄鈴の親の行方を捜すため、少恭から燭龍の鱗を借りて襄鈴の記憶をたどるも失敗に終わる。そして密かに自分の記憶を再現してみると、そこに映し出されたのは幼い頃寄り添い合う自分と陵越の姿だった。如沁と陵越が自分の出生の事実を隠していたことにショックを受けた蘭生は、襄鈴を連れて江都を […]
母親の命日に宮廷を訪れて涙にくれる弘昼。弘暦の母・熹貴妃(ききひ)は、廉親王の養子になるよう命じられた弘昼に深く同情し、雍正帝の機嫌を取るため丹薬を献上するよう助言を与える。一方、葉大侠と高慶喜は李乳母の家から盗まれた品を探し当てるが、人形は見つからない。
ホンタイジは1636年、国号を清に変え自らを皇帝と称し、後宮でも皇后と妃が立てられることになった。そのため後宮では女たちの争いが繰り広げられていた。そんな折、玉児は后妃選びへのけん制のため上京した賽琦雅に雅淳を紹介するが、賽琦雅は雅淳の言動に疑問を持ち…
屠蘇とともに許婚、卓雲飛のもとを訪れた仇馨蕊だったが、雲飛は近く結婚すると言い、馨蕊を受け入れようとしない。雲飛の態度から何か事情があると感じた馨蕊は、あの手この手で雲飛に探りを入れ、ようやく雲飛の心がまだ自分にあると知る。雲飛も馨蕊への愛を認め、彼女と一緒に生きていくことを誓う […]
弘暦が明月閣に捕まった。明月閣は「洗髄経」と身代金、明月閣への公認を要求する。雍正帝が弘暦の救出に尽力する一方、弘昼は皇太子の座を夢見て、期待に胸を膨らませていた。弘暦は李聡の助けを得て脱出を図るも、李遵明に見つかってしまう。
ドルゴンとドドは明軍に潜り込み、祖大寿を敗走させるが、阿古拉らに手柄を横取りされたうえ、辮髪を失ったことを嘲笑される。そんなドルゴンに玉児は自らの髪の毛を結ってやるのだった。そんな中、ホンタイジがお忍びで訪れた町で目にしたのはドルゴンを慕う民の姿だった…
ヨウ山へ行くため同城という港町にたどりついた屠蘇だったが、誰もヨウ山の場所を知らず途方に暮れる。一方、屠蘇を尾行していた晴雪は、幽都の長老たちと戦ったことで霊力が尽きて倒れてしまう。幸い黒曜が晴雪を助け、屠蘇も晴雪が倒れたことを知り介抱するが、刀鍛冶の姚店主いわく、晴雪の霊力を補 […]
親王に封じられることになった弘暦は、出生を巡る噂の真相を探るため、高慶喜を連れて勝手に海寧(かいねい)へと出かけ、かつての李乳母を訪ねる。乳母は弘暦に思い出の人形を見せるが、その翌日、李乳母は何者かによって殺害され、人形も奪われてしまう。
祖大寿の討伐に向かったドルゴンとドドだったが、逆に奇襲を受けてしまい漢族の秀珍という娘に匿ってもらう。ドルゴン行方不明の知らせは盛京に届き、玉児らは身を案じるが、ホンタイジに救援を送る気配はない。そんな中、海蘭珠が再び海蘭花の毒で発作を起こし倒れてしまう…