ようやく斛律光と合流した元清鎖。束の間、宿で休息をとっていると、同じ宿に妙無音の一行も宿泊していることを知る。多くの見物客が訪れるという蓮を見に宿の池を訪れた元清鎖。すると、見物を独占していた妙無音の元に桃花が現れ、見物客の前で争いが始まる。周囲が騒然とする中、桃花を心配する元清 […]
桃花からの手紙を読み、川底に転落した元清鎖の無事を確信したウブンヨウ。元清鎖を解放するため、ウブンヨウは自ら負傷して周囲の目をくらます。一方、陛下の褒美を携えた隊列が、高長恭に会いに郡王府を訪れる。無断で職務を離れていたことが陛下に知られると死罪にもなりうるという状況の中、屋敷で […]
ウブンヨウは元清鎖と高長恭を逃がすことを決める。元清鎖を手放したくない思いを押し殺し、追い出すような口調で元清鎖の背中を押すウブンヨウ。そして元清鎖もまた、高長恭を思いつつも寂しさを募らせていた。宇文護の命令によって強固な警備が配される中、万全の策で城外に出たウブンヨウと元清鎖。 […]
古傷の痛みを抱えながら、元清鎖に会いに来た高長恭。はじめの約束が果たされず高長恭を憎んでいた元清鎖だったが、真相を知ったことで再会を喜ぶ。しかし、宇文護の差し金により城の門は閉ざされ、町では兵士たちが2人を捜しまわっていた。行き詰まる状況の中、元清鎖は古傷に苦しむ高長恭を大司空の […]
元清鎖は皇帝との会話で、ウブンヨウの本来の姿を聞き、自分が抱いていた印象が誤っていたことに気付く。相変わらず冷たく強情な態度のウブンヨウだったが、元清鎖が歩み寄ることで、少しずつ2人の心も近づいていく。その後、ウブンヨウが持っていた鎮魂珠(ちんこんじゅ)を元清鎖に手渡すと、鎮魂珠 […]
斛律光(こくりつ・こう)から周との和議に成功したと連絡を受けた高長恭(こう・ちょうきょう)は安堵する。そして快復したあかつきには、必ずや元清鎖(げん・せいさ)を迎えに行くことを改めて心に誓う。斉と組むことに難色を示す宇文護(うぶん・ご)と皇帝の間で板挟みになるウブンヨウ。皇帝を慕 […]
元清鎖は斛律光から、高長恭が迎えに来られない事情があったことを聞かされる。思いが通じ合っていたことを知り、すぐにでも高長恭の元に飛び込みたい元清鎖だったが、鎮魂珠のありかについても気になっていた。鎮魂珠を見つけ出すため、蔵宝閣に忍び込もうと機会をうかがっていると、そこに桃花(とう […]
屋敷に閉じ込められている元清鎖は、鎮魂珠のありかどころか自分の出自も探れない状況に絶食をして反発してみるも、ウブンヨウに軽くあしらわれる。後日、陳と斉の使者が和議のため皇宮に来ることになり、元清鎖もウブンヨウと共に皇宮を訪れる。元清鎖は外出できる喜びの反面、斉の斛律光(こくりつ・ […]
ウブンヨウが奏でる琴の音色で、華麗に舞う元清鎖。自然と体が動く様子に、それを見ていた大冢宰夫人や顔婉らは、元清鎖の記憶が戻ったのではないかと疑う。一方、鄭洛雲(てい・らくうん)を救い出すために負傷した高長恭が、長い眠りから目を覚ます。つきっきりで看病をしていた鄭洛雲は安堵するが、 […]
ウブンヨウに外出禁止を言い渡された元清鎖。屋敷から出るための策を巡らす中、ウブンヨウの外出中にぼや騒ぎを起こし、屋敷が混乱している隙に抜け出す。高長恭に会いたい一心で馬を走らせる元清鎖。東の城外へやってくると、そこに高長恭の配下の男が現れる。そこでその男から、思いもよらぬことを聞 […]
戦乱の中で、劉縯の妻や、劉元とその娘たち、劉夫人が命を落とす。自分の油断から大勢の仲間や家族を失った劉縯は悲しみに沈む。劉縯の軍に、鄧晨や鄧奉、李通が合流する。一同は仲間と家族の敵を討つべく、甄阜との決戦に臨み、大勝利を得た。一方の王莽は新軍の大敗に動揺する。甄阜に大勝した漢軍で […]
宇文護から斬首刑を言い渡され、牢屋で過ごす元清鎖。その時が刻々と近づく中、元清鎖は覚悟を決めつつも、面会に訪れた顔婉にあることを伝えて、最後の望みをかける。執行の時となり、台に座り込む元清鎖。皇帝やウブンヨウが宇文護に処刑の中止を訴える中、顔婉が鎮魂珠に近づく品を見つけ出したこと […]
麗華は強奪を働いた張卯が処罰を免れたことに憤る。だが劉縯たち豪族出身とは違い、新市・平林の兵は大半が飢民や流賊だったため、掟で取り締まるのは困難だった。麗華に恨みを抱く張卯は、棘陽より先に陰家のある新野を攻めるよう提案、新野は豪族が多く、存分に略奪できると踏んだのだった。それを察 […]
高長恭に会えぬまま、ウブンヨウに屋敷へ連れ戻された元清鎖。ウブンヨウは、今までと様子が違う元清鎖に気づき、待ち人がいるのではないかと問いただす。宇文護から病の原因を探るよう命じられた香無塵(こうむじん)は、元清鎖の部屋から高長恭にもらった首飾りを盗む。それと引き換えに、香無塵は鎮 […]
一族を説き伏せた劉縯は、自らを柱天都部と名乗って舂陵軍は決起、麗華に馬を譲った劉秀は牛に乗って初戦に挑む。麗華の策もあり鮮やかな勝利を飾った舂陵軍は、兵力不足を補うため新市・平林軍と連合し次々と城を落としていく。だが打倒新を目指す舂陵軍と違い、新市・平林軍は地盤を広げることを目的 […]
斉への一連の手助けを宇文護に疑われた元清鎖は、ウブンヨウの釈明に救われその場をしのぐ。だが、ウブンヨウの釈明は全てを知った上でのことだったと知り、元清鎖は驚く。元清鎖の正体と目的が見えず手を焼くウブンヨウ。一方で、高長恭に思いを寄せる元清鎖は、夜更けに屋敷を抜け出し、約束の場所で […]
鄧嬋の願いをかなえるために危険を冒して故郷の新野に向かった麗華だったが、鄧嬋は途上で非業の死を遂げる。麗華は悲憤のあまりに両親が亡くなった際の記憶を取り戻すと、襲撃してきた官兵をなで斬りに。くしくも、その場に居合わせたのが、かつて麗華の母親に師事していた劉玄だった。麗華は劉玄と別 […]
高長恭の元から帰ってきた元清鎖は、突然腹痛に襲われる。すると、屋敷では宇文護や叔母の大冢宰夫人も病に伏せており、元清鎖は何者かが食事に毒を盛ったのではないかと疑う。一方、仲間の兵を救うため、着々と計画を遂行する高長恭たち。そして、元清鎖も高長恭に協力し、宇文護に斉の兵が屋敷を襲撃 […]
劉縯は親族を宴に招き挙兵の必要性を説くが、猛反対に遭い意気消沈する。更に劉伯姫の嫌がらせにより陰戟の正体が露呈するが、劉秀の機転で事なきを得た。同じ頃、宛城の甄阜は劉縯や李通の挙兵計画を嗅ぎつけ、宛城に住む李家と鄧家の者を粛清し始める。劉秀と陰麗華は李通と鄧嬋を助けるため、宛城に […]
元清鎖は屋敷の庭で高長恭の鉄面をつけた男を見かける。その姿を追いかけると、庭石の影に1通の置き手紙を見つける。宇文護に捕らわれた仲間の兵を助けるため、牢の鍵を求められた元清鎖は、宇文護の寝所に忍び込み鍵を手にする。その後に現れた斉の刺客と共に再び皇宮の外に出た元清鎖は、そこで高長 […]