天津のシャオユイの実家に現れたイーテンは、彼女に恋をしているとハオリンに告げ許しを請う。イーテンはシャオユイの正体を知っても、別れることはできないと上海に連れ戻そうとするが…。一方、イーテンへの思いを募らせるリーは…。
地下牢で疇無餘と再会した鄭寅は、自分の父親が名誉の戦死ではなく、奇策に利用されて無残に殺されたという事実を知る。地下牢を探し当てた范蠡は鄭寅の救出には成功するが、牢の仕掛けに阻まれて疇無餘を助けられないまま死なせてしまう。
妙戈が入宮の準備をしていると羅豊が止めに来るが、妙戈は彼のことを知らないと言ってしまう。海天は自信満々で父に誕生祝いの牛肉を買うが、父は受け取らなかった。海天は父に盗んだものだと見抜かれて、自分の無能さを恨むのだった。
ツンウーたちは、シャオユイがチンフェイ役を演じることになった経緯をイーテンに説明するが…。一方、シャオユイは天津の実家でしばらく休むことになり、父ハオリンに実の母親についての話を聞く。シャオユイはイーテンの母親が、実の母だと確信するが…。
武芸試合の会場で勾践に斬りかかった刺客は鄭旦であった。そうとは知らず止めに入った鄭寅の剣が姉の胸に突き刺さる。越では霊姑浮が侍衛に返り咲き、勾践の指示で罪なき武士の家族らを拷問にかけていた。ますます非情になる勾践に対し、警戒を強める文種と范蠡。
妙戈は若者にお金を返すと、家へと招いた。彼の名は羅豊(らほう)。妙戈が呂家で働かせたいと言うと、楽は嫌がるが呂乗風は若者ならば役に立つと賛成する。そんな時、街へ出た妙戈は新大王の妃候補の話を聞きつける。だが入宮のために貯めたお金を…
ついにシャオユイがチンフェイに成りすましていたことを知ったイーテン。イーテンはシャオユイをサギ師だと罵倒し、シャオユイは部屋に引きこもる。シャオユイはチンフェイの代役を務めていたことのほかに、もうひとつイーテンに秘密をかくしていた。ついにシャオユイがチンフェイに成りすましていたこ […]
夫差は譲位の意思を固める。山にこもる鄭旦を捜し出し、西施と3人で暮らす夢を見ていたところに、鄭旦が戻ってきた。だが鄭旦はなおも伍相国の死に責任を感じていた。罪を償うため呉にとっての脅威である勾践の殺害を企む。
再び酒楼に立ち寄った雲狂だが、その踊り子が楽だったと知る。そして2人は星空のもとで愛を誓った。雪如は張吉を前にして、呂家を守る義務を貫くと言って自害してしまう。街でお腹を空かせていた妙戈は、ある若者と出会った。
勾践が臥薪嘗胆して10年の歳月が流れた。しかし復讐を遂げようとした時、越は大洪水に見舞われてしまう。呉に派遣された文種はまたもや大芝居を打ち、涙ながらに食糧援助を請うが、極秘に練兵を行っていることを展如に指摘されて大臣らの反発に遭う。
楽と雲狂が親密なところを見た呂乗風は、間違いがあってはならぬと目を光らせた。そんな時、楽からお腹に子供ができたと言われ、仕方なく婚儀の準備をする。しかし直前に楽はうそだと告げ、妙戈のほうが雲狂と関係があったと言う。ところが…
リーはイーテンとシャオユイが惹かれあっていることに気づくが、それでも両家のためにイーテンと自分が結ばれようとアクションを起こす。一方、シャオユイはイーテンを好きになればなるほど、チンフェイ役を演じ続けることに苦悩し…。
勾践は王宮を出て質素な住まいで臥薪嘗胆の生活を始める。さらに范蠡の指示に従い、王后の葬儀を盛大に執り行う。明月公主は勾践に失望し呉の展如のもとへ向かう。鄭寅は山中での軍事訓練のため越女のもとを離れた。
厨房の帳簿を届けに行った雲狂は、妙戈の裸を目にして逃げてしまう。中秋節の灯籠流しでは楽のことが気にかかり、手を離して妙戈を池に落としてしまった。一方、不満を募らせていた玉奴は妙戈に帳簿をごまかすように言い、男と逃げる計画を立てていた。
リーはチンフェイが別人だと騒ぐが、シャオユイはなんとかその場を取り繕う。チンフェイとツンウーから真相を聞いたリーは、姉たちの計画に協力すると誓うが、一方で、自分がイーテンと付き合うと言いだし、シャオユイを困惑させる。
越に帰還し意気揚々と街を練り歩く勾践だったが、民は文種に敬意を示すばかりで王を歓迎する空気はなかった。勾践は憤慨し新調した服を脱ぎ捨てると、范蠡が現れてボロを着て民に尽くすよう忠言する。王后は閉じ込められた疇無餘を発見し、明月公主に知らせに行く。
傷を負っていた雲狂を助けて連れ帰った楽と妙戈は互いの気持ちを確かめる。妙戈は楽に彼を譲ってくれるか尋ねて拒否されると、冗談だと切り返す。楽が雲狂と親密になる中、妙戈は自らの力で手に入れることを胸に誓う。妾になっても呂乗風に相手にされない玉奴は…
チンフェイに成りすましたシャオユイを連れ戻したイーテンは、上海と江蘇省の境界線を跨いで、「2つの場所に同時に居たい」という彼女の夢を叶えてあげる。そんな中、留学から帰って来たチンフェイの妹リーが、突然上海のリー家を訪ねてくる。
夫差の怒りを買った伍子胥は剣を渡されて自害を迫られる。英雄とも称された呉の忠臣は無念のうちに世を去った。盛大な葬儀が執り行われたが、伍子胥に抱いた疑念はすべて誤解だと気づいた。西施の助言もあり夫差は姫姜との仲を修復する。
薛国の雲狂は戦に負けたものの、蘇哲の助言に耳を貸さなかった。そんな中、海天から同盟を求める竹簡が届くが、雲狂は同意しない。しかし蘇哲は密かに海天と会っていた。その後、寇県が火事になったことで雲狂は領土を手にした。だが疑心暗鬼の雲狂は…