凌霄楼の襲撃は成功し、3人の人質は救出された。石翠鳳(せき・すいほう)は、この一件での雲蕾(うん・らい)の働きに感謝し、彼女への恨みを水に流すことに。だが、周山民(しゅう・さんみん)にはいまだ看病が必要で、張丹楓(ちょう・たんほう)自身も浅からぬ傷を負った。怪我が治り次第、国賓館 […]
蟾宮(せんきゅう)を殺すという共通の目的で結託する龍太子(りゅうたいし)と金貴(きん・き)。龍太子は真君(しん・くん)をその刺客に選ぶが、拒絶されたため、逆に彼を裏切り者として攻撃する。危機に陥った真君だったが、秋菊(しゅうぎく)のおかげで難を逃れるも、彼を庇った秋菊は重傷を負っ […]
宇文ヨウ(うぶんよう)率いる周軍が平陽(へいよう)に攻め入ってきても、高緯(こうい)は臣下の言葉に耳を傾けようとせず、小燐(しょうれん)の化粧を待っている間に出兵の機会を逃してしまう。段韶(だんしょう)、斛律光(こくりつこう)は激昂し、「馮小燐(ふうしょうれん)は妖妃」と叫ぶ。逆 […]
大理寺へ連行され、牢に押し込められた岳飛は、張憲、岳雲と偽造文書を証拠に反逆罪で法廷に立たされる。しかし岳飛は英雄然とした態度で罪状を論破し、尋問官を圧倒。尋問が困難を極めることを危惧した秦檜は、廬山に兵を派遣し、岳飛の家族を捕らえようとする・・・。
呂麟(りょ・りん)は生き別れになった弟なのか――。もし弟だったとすれば再会できたことは嬉しいしいが、呂麟は王雪梅(おう・せつばい)のことを父・呂騰空(りょ・とうくう)を殺した敵だと誤解し、心の底から憎んでいることだろう。それに、王雪梅の弟が呂麟だということになれば、彼女に苦杯をな […]
周再興という大望を実現させることは、罪なき民に犠牲を強いる――于彦(う・げん)の言葉は、張丹楓(ちょう・たんほう)の信念を揺るがすものだった。戸惑う胸の内を雲蕾(うん・らい)に明かした張丹楓は、周再興を諦めて天下の平和のために尽くすこと、ホウ照天(ほう・しょうてん)を成敗すること […]
祖テイは雪舞を気絶させ、宇文ヨウに解毒薬のない毒酒を飲ませる。そこへ駆けつけた仮面の義士が2人を救い出す。蘭陵王(らんりょうおう)が生きていたことを知った宇文ヨウは、彼に怒りをぶつける。楊士深(ようししん)を白状させて真実を知った雪舞は仮面の義士の前に現れ、顔を見せて欲しいと頼む […]
岳飛が張憲に届けた文書が謀反を匂わせるとして、秦檜は張憲と岳雲を投獄する。一方で秦檜は王貴を脅し、岳飛に謀反の意思があったと証言させる。小満、張用、そして素素が岳飛を助ける策を巡らす最中、岳飛は岳雲たちの冤罪を晴らすべく、危険を承知で臨安に戻る。
街では黒覆面の大侠が噂になっていた。人攫いから子供たちを救う黒覆面に遭遇した秋練(しゅうれん)は、男の腰に見覚えのある房飾りを見つけ、その正体が蟾宮(せんきゅう)であることを悟る。そしてさらには、蟾宮の奏でる笛の音に秋練の心は傾いていき、それを知った龍太子(りゅうたいし)は蟾宮の […]
雪舞(せつぶ)は、盗人から荷物を取り返してくれた仮面の義士に不思議な親近感を覚える。さらに彼が落とした白い帯を見つけた雪舞は、ある疑念を抱き始める。一方、斉では、祖テイ(そてい)が仮面の義士を捕えようと大軍を率いて向かっていた。祖テイの罠に気づいた雪舞は仮面の義士に伝えようとする […]
金は和解条件に宋が金の臣下となることと、岳飛の殺害を要求する。秦檜に条件を呑むよう諭された高宗は、あまりの愚行に決断できずにいた。秦檜は張憲の自宅から岳飛の命令を記した文書を盗ませ、岳飛に罪を着せる策を講じ、張憲と岳雲を自分の官舎へ誘い出す。
「"天下一"にこだわったせいで両親や仲間たちが犠牲になった」と悔いる呂麟(りょ・りん)。それでも潭月華(たん・げっか)の励ましでいくらか気を持ち直した彼は、危険が待ち受けているであろう仙人峰へ向かう決意を新たにするのだった。その頃、呂騰空(りょ・とうくう)は赫 […]
石英(せき・えい)たちと無事に再会を果たした張丹楓(ちょう・たんほう)。ほっとしたのも束の間、澹台鏡明(たんだい・きょうめい)と周山民(しゅう・さんみん)が錦衣衛に捕らわれたとの知らせが届く。2人の救出に向かうおうと思い立つ張丹楓だったが、石英は周再興という大任を果たすことを優先 […]
朝廷の暴政に苦しむ斉では、貧しい民衆を助け官兵と闘う仮面の義士が頻出していた。皇帝の命で仮面の義士と戦った安徳王(あんとくおう)と楊士深(ようししん)は、それが蘭陵王であると知り仲間に加わる。雪舞は宮中の争いを避け、小さな村で息子・平安(へいあん)と共に暮らし始める。蘭陵王は人々 […]
ついに十二通目の金牌が岳飛に届けられた。勅命に背けば岳家軍は後方の張俊・韓世忠軍とも戦わねばならない。意気消沈した岳飛は涙をのんで命令に従う。別れの日、朱仙鎮の民は岳家軍に留まるよう懇願するが、岳飛をはじめ、全武将が跪いて民に深々と謝罪する。
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