石英(せき・えい)たちと無事に再会を果たした張丹楓(ちょう・たんほう)。ほっとしたのも束の間、澹台鏡明(たんだい・きょうめい)と周山民(しゅう・さんみん)が錦衣衛に捕らわれたとの知らせが届く。2人の救出に向かうおうと思い立つ張丹楓だったが、石英は周再興という大任を果たすことを優先 […]
人間界の守護を自らの使命と課している修行者・真君(しん・くん)。生真面目で融通が利かない彼は、龍宮に住む精霊・白秋練(はく・しゅうれん)と妹の秋菊(しゅうぎく)が非道な輩を懲らしめている処に出くわすし、姉妹の悪行と勘違い。その揚げ句に闘いを挑んでしまう。一方、将来を誓い合った恋人 […]
小憐(しょうれん)は蘭陵王(らんりょうおう)を助けたことが高緯(こうい)に発覚するのを恐れ、仕方なく蘭陵王を見逃す。宮廷を出た蘭陵王はその身分を捨て、周に潜入し雪舞(せつぶ)の状況を探り始める。その頃周では、嫉妬心に駆られた阿史那(あしな)皇后が、出産を間近に控えた雪舞に刺客を手 […]
撤退しない岳飛に苛立つ高宗は十二通の金牌で勅令を下す。金牌の内容は一通毎に厳しさを増し、最後の十二通目には、命令に背けば内乱罪で処罰すると記されていた。梁興と素素は、伝令官の秦キから金牌を奪おうとするも討ち負かされ、重傷を負った粱興が命を落とす。
慈来(じらい)和尚が天魔琴の箱の上に大きな岩を乗せてしまったせいで、呂麟(りょ・りん)は足止めをくってしまう。「困った時は花火で知らせて」――王雪梅(おう・せつばい)の言葉を思い出した彼は、助けを呼ぶことに。やがて現れた王雪梅に事情を説明する呂麟。王雪梅は慈来和尚に悪態をつく彼を […]
刺客を追って姿を消した張丹楓(ちょう・たんほう)と謝天華(しゃ・てんか)の身を案じるアラ親王。そんななか、親王一行が滞在する雲陽駅にトプハがやってきた。驚くアラ親王への挨拶もそこそこに、トプハはオイラトを飛び出してからの苦労話の数々を矢継ぎ早に語って聞かせるのだった。一方、張丹楓 […]
宇文ヨウは妃になった雪舞を寵愛し、朝廷にも彼女を伴い国政の意見を求めるようになっていた。それをおもしろく思わない阿史那(あしな)皇后は雪舞に反感を募らせる。仮死状態から覚めた蘭陵王は、宮廷を出て2人で暮らすという小憐の希望に応える素振りを見せるが、小憐がいなくなると隠し持った彼女 […]
岳飛が朱仙鎮の城内へ射させた手紙付きの矢に対し、金軍は数万の矢を射返す。それは敵に矢を贈ったも同然だった。翌日、岳家軍は統率の乱れた金軍から朱仙鎮を取り戻す。兀朮は秦檜が機能していないことに怒り狂う。だが勝利に沸く岳飛の下に高宗の帰還命令が届く。
王子雅(おう・しが)の勧めで紅梅谷に避難する事となった高蕃(こう・はん)。必然的に香蘭(こうらん)との仲も深まっていく。蛇妖(じゃよう)は江城(こうじょう)を操り、その手で高蕃を殺させるために紅梅谷へ誘う。江城から逃れて王家に逃げ込む高蕃だったが、江城は鬼人のごとく護衛を全て打ち […]
雪舞(せつぶ)は周の妃に冊立しようとする宇文ヨウ(うぶんよう)に困惑するが、蘭陵王(らんりょうおう)が宇文ヨウに託した手紙を見ると、涙を流して感謝しその申し出を受け入れる。一方、斉では、小憐(しょうえん)が不眠症に悩む高緯(こうい)の目を盗み、毎晩宮中を抜け出してはある穴蔵へ通っ […]
穎昌で大勝利を収めた岳家軍はベン京の程近く、朱仙鎮まで進軍した。新たな戦を前に演説する岳飛の言葉に、全ての兵が高揚する。岳飛勝利の報せに城内は沸き、領民は岳飛を生き神として祀り立てる。その状況に鬱々とする高宗に、秦檜は岳飛軍を呼び戻すよう勧める。
柳一夕(りゅう・いっせき)を預かった。今すぐ断魂谷へ来られたし――黄楚明(こう・そめい)のもとに届いた手紙には、そう書かれていた。驚き慌てる黄楚明と慕容硯(ぼよう・けん)と前に、血だらけの姿で丁凱(てい・かい)が現れた。苦しい息の下で、全ては曹駿(そう・しゅん)仕業なのだと説明し […]
呂麟(りょ・りん)を罠にかけて天魔琴を手に入れ、有頂天の潭月華(たん・げっか)。しかし喜んだのも束の間、突如現れた斉福(せい・ふく)に奪い返されてしまった。天魔琴を呂麟に手渡した斉福は、急いで両親と合流するよう忠告する。同じ頃、呂麟の行方を探しながら移動を続ける呂騰空(りょ・とう […]
火氷丸の毒の発作に苦しむ張丹楓(ちょう・たんほう)。しかし、幸運にも雲蕾(うん・らい)が「毒経」を見つけたことで解毒法が判明する。雲蕾は薬を煎じてやり、そのおかげで張丹楓は一命を取り留めることができた。命拾いはしたものの、いつまでもこの宝物庫の中に閉じこもっている訳にもいかない。 […]
見張りの兵の目を逸らし蘭陵王の墓参りにやって来た雪舞は、蘭陵王への想いが溢れその場から立ち去れずにいた。そこへやってきた小憐(しょうれん)は雪舞を捕えて殺そうとするが、間一髪のところで駆け付けた宇文ヨウが雪舞を救い出す。雪舞を捕えようと執拗に追う小憐の前に韓暁冬が立ちはだかり、自 […]
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