真相を確かめるため、蘭陵王は馬賊の名を使って鄭児を森の中へ呼び出す。鄭児は約束の場に現れ、蘭陵王は彼女の悪事と雪舞の潔白を悟る。雪舞が馬賊に連れ去られたことを知った蘭陵王は鄭児を許さず、その場に置き去りにして雪舞の救出に向かう。同じ頃、闇市場で売られようとしている雪舞を寸でのとこ […]
賈宝玉は賈政(かせい)の命で再び家塾に通い始める。一方、林黛玉(りんたいぎょく)は賈宝玉との将来について思い悩むあまり、夜中に不思議な夢を見る。夢の中で賈宝玉が「僕の心を見せてやる」と叫ぶと、自分の心臓を掴みだそうとしたのだ。そして、翌朝、血痰を吐いた林黛玉は、昨夜、賈宝玉が胸の […]
兀朮と粘没喝の間でついに戦が起こり、追い詰められた粘没喝が自害する。宋では抗戦派の文官・趙鼎が岳飛が勝ち続けている今こそ北伐をと主張し、和解を推し進める秦檜を怒り狂わせる。そんな折、金から秦檜を頼って粘没喝の妻が斡離不の密書を携え亡命して来る。
「陛下がいなければすべて太師の思うままに」。幼帝が行方不明となっているこの期に乗じて全権を掌握してはどうかと進言する左豊(さ・ほう)を、曹安(そう・あん)は静かにたしなめた。彼は自らが権力者として君臨するのではなく、行方不明になっている幼帝を誰よりも早く見つけ出して意のままに操る […]
婁尚侍(ろうしょうじ)が行った不正を暴く証拠となる帳簿が何者かによって改ざんされた。実は、沈碧(しんへき)に丸め込まれた玲瓏(れいろう)の仕業だったが、陸貞(りくてい)は刺客に襲われたという玲瓏の嘘を信じてしまう。そして、婁尚侍を牽制するために婁皇太后(ろうこうたいごう)を懐柔す […]
科挙に主席で合格したことを偶然知った龍潭(りゅうたん)は、月嬌(げつきょう)との結婚が叶うと有頂天に。ホウ(ほう)家の御曹司・立人(りゅうじん)との玉の輿結婚を狙っていた月嬌はその知らせに言葉を失い、父・仁富(じんふう)に妙案はないかとすがる。そして何も知らない龍潭は、父とともに […]
秘かに鄭児(ていじ)から救出の協力を頼まれた雪舞(せつぶ)は、不審に思いながらも馬賊のアジトに潜入した鄭児の合図をもとに火薬を爆破する。しかし、それにより馬賊を逃した蘭陵王(らんりょうおう)は雪舞を責め、さらに馬賊に傷つけられた鄭児を娶ると宣言する。雪舞は絶望しその場を去っていく […]
薛宝釵(せつほうさ)は体調を崩した母の看病と、兄・薛蟠(せつはん)の結婚準備を手伝うという理由で、大観園(だいかんえん)を出て再び家族と暮らすようになる。また、嫁に出されることになった賈迎春(かげんしゅん)も大観園を去り、賈宝玉(かほうぎょく)は寂しさを覚える。それからしばらく後 […]
秦檜から岳家軍撤退の報せを受けて、兀朮は六郡に攻め込む。だが岳飛の策で伏兵に遭い、兀朮の軍は大敗を喫してしまう。金の漢化を推し進めたい熙宗は兀朮と粘没喝が対立し国が乱れることを不安視。兀朮の妻であるレイ児も、兄・粘没喝との一触即発な状況を憂慮していた。
五品の尚宮(しょうきゅう)に昇進して王尚儀(おうしょうぎ)と肩を並べた陸貞は、司計司(しけいし)・司衣司(しいし)・司宝司(しほうし)を任されることに。また、彼女は高湛と和解して仕事を続けることを認めてもらい、高演(こうえん)に命じられた国の財政立て直しにも着手する。そして、意を […]
蘭陵王は皇帝から残忍な略奪を繰り返す馬賊討伐を命じられる。雪舞は蘭陵王が鄭児を連れて行くことに傷つき、彼を追及してしまう。蘭陵王もまた自分を信じない雪舞に怒りをぶつけ、旅立って行く。落ち込む雪舞だったが、皇太子の企みで安徳王(あんとくおう)が援護に行けないこと知ると、戻ってきた韓 […]
王氏(おうし)はかねてから賈宝玉(かほうぎょく)の侍女たちの分を越えた発言や行動を快く思っていなかった。そこで、息子に対して非礼があったと思われる数人の侍女を一斉に解雇する。その中には王氏が特に問題視していた晴ブン(せいぶん)も含まれていた。病を患う晴ブンは貧しい親戚の家に身を寄 […]
岳飛は襄陽六郡を跋扈する山賊・劉豫と戦い、二ヶ月を賭して六郡をほぼ奪回する。金では議論の末、熙宗が兀朮に劉豫救援を命じるが、粘没喝は反対し席を立つ。失地回復を宋の民は大いに喜ぶが、現状に満足していた高宗は金がさらに宋を脅かすことを危惧する。
黄楚明(こう・そめい)を打ちのめした柳一夕(りゅう・いっせき)の心変わり。王羲之(おう・ぎし)は彼女のあまりの変貌ぶりに不可解なものを感じていた。柳一夕は偽者とすり替わったのか、それとも"生ける屍"として何者かに魂を操られているのか――。いずれにしても、放って […]
宮廷の中で巻き起こる守旧派と改革派の激烈な争い。清国の存亡と人々の命運を賭けた壮絶な物語の終結が迫っていた
陸貞(りくてい)が六品に昇進したことで、ついに結婚の時機が来たと喜ぶ高湛(こうたん)。だが、高湛が陸貞の退官を望む一方で、陸貞は仕事を続けたいと願っていた。しかも、彼女は自分の出生の秘密を知ったことで、まず先に実の父親を捜そうと決意。形見の九鸞釵(くらんさい)を手がかりに、かつて […]
見事な壁画を誇る蘭石寺。ある嵐の夜にその壁画から美女が抜け出し、和尚たちを霊力で消滅させる事件が。そればかりか、調査に訪れた官兵たちも壁画の世界に取り込まれてしまう。それから5年――代筆屋をしながら勉学に励む龍潭(りゅうたん)は、家の再興と婚約者・月嬌(げつきょう)の父が結婚の条 […]
蘭陵王(らんりょうおう)が鄭児(ていじ)と共に夜遅く帰宅し、玉コウ(ぎょくこう)を受け取るのを目撃した雪舞(せつぶ)は、蘭陵王と大喧嘩する。事の深刻さを察知した皇太后は、雪舞に風邪を装い蘭陵王の心を掴むように勧める。蘭陵王は病の雪舞を心から心配し、鄭児を嫁に出すことを皇太后に約束 […]
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