柳傲天は路雲霏と共に反撃するが、路雲霏をかばうため公孫毅の放った猛毒の矢じりを受け負傷してしまう。危機一髪かと思われたその瞬間 聶文星が助太刀に入り、公孫毅は謀反の罪で捕らえられる。
路雲霏は公孫邸を訪れ、路不凡の命を救う代わりに柳傲天を捕らえて引き渡すと公孫毅に約束する。一方 柳傲天は聶文星より公孫邸の密室に案内される。そこには公孫毅が謀反を起こすために密造した大量の武器が眠っていた。
20年前の真実を知った路雲霏は、柳傲天が復讐のために路不凡を捕らえたという公孫毅のウソを信じ、柳傲天を責めてしまう。柳傲天は、公孫毅が不凡を陥れた張本人だということを告げれば、路雲霏が公孫毅に復讐すると案じ、あえて釈明しようとはしないのだった。
柳傲天に刺された聶文星は深手を負うが、一命をとりとめる。公孫毅は息子を失いかけて初めて、かけがえのない存在だと気づく。そしてその思いを聶文星にも打ち明ける。公孫邸から戻った路雲霏は、自分のせいで聶文星が悪者になったことを後ろめたく思うが…
柳傲天は公孫毅を倒すため、聶文星と手を組むと東方婉児に伝えるが、東方婉児は聶文星が公孫毅の息子ならば信用できないと反対する。しかし、柳傲天は自分のやり方でやらせてほしいと頼み、結局は東方婉児も承諾する。
弘文学院を再建させるため、宋文文をはじめ学院の生徒たちや学監の劉一守は動き始めるが、問題は資金と生徒集めだった。そんな中、聶文星は銀子を渡して再建の足しにしてほしいと申し出るが、劉一守は受け取ることを拒否、居合わせた范大同も聶文星を激しく責める。
宋文文は自分の代わりに罰を受けた柳傲天の容体を案じ心を痛めるが、柳傲天は自分を心配するより弘文学院を再建することが先決だと宋文文たちを励ます。一方 良心の呵責にさいなまれていた聶文星は、柳傲天たちの様子を見に不凡ヒョウ局を訪れるが…
范大同は、一室に閉じ込められていたが、母親の判断で、扉の鍵が外される。范大同は、宋文文を救うために、両親の反対を押し切って皇宮へ行く。また、弘文学院の学監や生徒たちも、宋文文の減刑を願い出るために、一団となって皇宮にやってくる。
公孫毅の手下たちにさらわれた路雲霏は、柳傲天と路不凡によって無事助け出される。一方、范大同は、入浴中の宋文文を見て、彼女が女であることを知ってしまう。宋文文は、だまされ続けてきた范大同が彼女を責めると危惧するが、范大同は…
皇帝から宮廷料理人になるよう命じられた孫大山は、仕官の道が閉ざされたと大いに嘆く。だが柳傲天の名案により、孫大山には料理人でありながら皇帝の食事を管理する官職が与えられ、大山は仕官の夢をかなえるのであった。
女性だと聶文星に知られた宋文文は誰にも告げず弘文学院を去る。クラスメートたちが長安中を捜し回る中、ようやく范大同が宋文文を見つけ出し、二度と自分から離れるなと告げる。聶文星は宋文文に謝罪し、弘文学院にいられるよう守ると約束するのだった。
東方婉児を襲った刺客が路不凡であると、柳傲天が知ることになり、路不凡は、罰を受ける覚悟で東方婉児の前に姿を現す。東方婉児は、路不凡を背後で動かす存在について追及するが、彼は答えをはぐらかす。
発表会が終わり、学監からの褒美として、生徒たちに食堂で肉団子が振る舞われる。ところが、肉団子にはほとんど肉が入っておらず、生徒たちは不満の声を上げる。特に元芳は、劉瑶瑶に対し、彼女の父親である学監に食事を改善するよう要求する。
発表会当日、生徒たちの徹夜の頑張りで舞台道具は何とか間に合ったが、開演直前となり、范大同の演技にあきれた慕容月が祝英台の役を降りてしまう。絶体絶命の中、宋文文が祝英台を演じることに決まり、范大同と宋文文は感動的な演技を披露、発表会は大成功を収めるのだった。
「梁山伯と祝英台」の発表会を翌日に控え稽古に励む弘文学院の生徒たちだったが、突然舞台道具が壊れたため、慕容月をかばった呉天宝は負傷してしまう。実は呉天宝の相手役である慕容月に嫉妬した劉瑶瑶が、舞台道具に細工をしていたのだった。
路雲霏は、祝英台の衣装を拒む慕容月に手を焼き、柳傲天の所へ相談に行く。柳傲天は、絶世の美女"西施"の衣装を慕容月に着せるという策を授ける。一方、東方婉児は、柳傲天の住まいを訪れる途中、暴徒に襲われる。
旧勢力と争うことなく彼らの力を抑えたい陛下は、人事改革という名目で公孫毅を昇格させ、政策施行に関与できないようにする。一方、弘文学院では「梁山伯と祝英台」の演目の準備が着々と進められていた。ところが、主役の慕容月が、衣装が気に食わないと言い出す。
柳傲天が弘文学院を去る日、路雲霏は涙を流しながら柳傲天の分も生徒を守ってみせると約束する。柳傲天は大勢の生徒たちに見送られながら弘文学院をあとにするのだった。一方 自分を告発せずに去っていった柳傲天の姿に、聶文星は複雑な気持ちを抱く。
柳傲天の作戦が功を奏し長安の米の値が下落したため、柳傲天や路雲霏は生徒たちを連れて民に米を支給する。一方でこれまで米の値を操っていた公孫毅たち旧勢力は大きな痛手をこうむっていた。
慕容月は、米の価格高騰の原因を、彼女の父親に尋ねる。父親が刺史であるにもかかわらず、庶民の困窮を黙認しているというのが、慕容月には、不思議だったからである。父親は、大勢の高官が自宅に米を隠し持っていると答える。