無実の罪で処刑される翠雋(すいしゅん)の不運を嘆き悲しむ琳琅。その姿を見て、容若は決断する。翠雋(すいしゅん)への生涯の愛を康熙帝に誓い、婚儀を願い出たのだ。すんでのところで罪を許され、一転して幸せの絶頂となった翠雋(すいしゅん)は、(しんじゃこ)に戻り嫁入り支度を始める。だが容 […]
容若が女官と私通しているという報告を受けて康煕帝(こうきてい)と琳琅が急行すると、そこには寝台に横たわる容若とあられもない姿の翠雋(すいしゅん)が。侍衛と女官の私通は死罪と定められている。康煕帝(こうきてい)は容若に事情を問いただすが、真相がはっきりしないまま2人とも投獄され、無 […]
琳琅が自らの愛を受け入れない理由は容若と想い合っていたためだと知った康熙帝は、2人を御前に呼びつけた。死を覚悟した2人が耳にしたのは、結婚を許すという意外な言葉だった。だが琳琅は、長きに渡り自分を欺いていた容若をもはや信じられず、これを拒否。思いがけない琳琅の反応に戸惑いを隠せな […]
容若と琳琅を伴い、康煕帝(こうきてい)は恵妃(けいひ)の誕生祝いの酒席にやってきた。そこで恵妃(けいひ)は余興として、彼女自身に関する3つの質問をするが、答えを知っているはずの康煕帝(こうきてい)は1つも当てられなかった。その上、酔いにまかせて自分を愛さない琳琅を責め始める。入内 […]
琳琅が記憶の一部を取り戻したと知った恵妃(けいひ)は殺害を思い立つが、容若の命懸けの懇願に折れて断念する。一方、康熙帝は琳琅に、首飾りとともに母の形見の指輪を贈ろうとする。琳琅は固辞し、ついに想い続けた人がいることを告白。失意の康熙帝は、当の恋敵とも知らずに、苦しい胸中とそれでも […]
8年前に2人が出会った場所での荒療治によって、琳琅は、葉三(よう・さん)と名乗った少年との出会いを思い出す。その頃、皇宮では、恵妃(けいひ)が執務中のはずの康煕帝(こうきてい)の不在に気づいていた。数時間後、恵妃(けいひ)の部屋にやって来た康煕帝(こうきてい)は、ずっと皇宮にいた […]
康熙帝の琳琅への想いを察した恵妃(けいひ)は、琳琅の隠された出自を知るゆえに苦悩する。正体が露呈すれば、納蘭(ならん)家は破滅を覚悟せねばならない。一方、康熙帝の働きかけが功を奏し、断片的に少しずつ幼少期の記憶を取り戻し始めた琳琅は、容若から聞かされていた自分の生い立ちに疑問を感 […]
妃たちのなかでも康煕帝(こうきてい)の覚えめでたい恵妃(けいひ)は、琳琅を皇宮から逃がしたいという実弟の容若に力を貸すことを了承する。女官が暇を出されるのは、重い病に掛かった場合のみ。琳琅は、恵妃(けいひ)から受け取った薬を飲んで時を待っていたが、御前女官だった琳琅を目の敵にして […]
狩場からひと月ぶりに紫禁城に戻った康熙帝を待っていたのは、皇帝の寵愛をめぐって争う後宮の妃たちだった。嫉妬や妬みが渦巻く後宮の空気から逃れるように、康熙帝は琳琅を伴って庭へ向かい、狩場から移植させた思い出の梨の木を眺めてひとときの安らぎを得る。だが琳琅は、御前女官の勤めを退きたい […]
康煕帝(こうきてい)をさらって生き埋めにした犯人を捕らえるよう命じられた容若。消えた琳琅の服が利用されたと推測し、女官の幕営を隅々まで調べさせると、琳琅と仲のいい芸初(うんしょ)の寝台から御前女官の服が見つかった。濡れ衣だという琳琅の抗議も撥ね付けて芸初(うんしょ)を投獄した容若 […]
康熙帝の捜し続けていた相手が琳琅だと知った容若は、何もかも捨てて遠くへ行くしかないと考え、琳琅もついていくことを決意した。深夜、散歩に出かけた康熙帝は、琳琅らしき姿を遠くに見かけて後を追おうとするが、途中で何者かに殴打され気を失ってしまう。容若と琳琅が手を取り合って出立した頃、地 […]
康煕帝(こうきてい)のために琳琅が作った杏仁酪(きょうにんらく)には毒が盛られていた。知らずに毒味した琳琅は無意識のうち剣を手にし、康煕帝(こうきてい)に襲いかかる。連行しようとする侍衛を制して意識を失った琳琅を侍医に診察させ、箝口令を敷いたうえで、康煕帝(こうきてい)は容若にこ […]
簫の吹き手が女なら容若に嫁がせると康煕帝(こうきてい)が約束した…。容若からそれを聞いた琳琅は、楽器はできないと嘘をついたことを深く後悔し、康熙帝の心を和らげようと一度は辞退した御前勤めを決意する。真摯な願いが通じて再び御前に上がることを許されたものの、懸命に仕えても康熙帝は表向 […]
(しんじゃこ)の幕営で、容若との将来について琳琅が占いをしているところを翠雋(すいしゅん)に見られてしまった。ごまかす琳琅に翠雋(すいしゅん)は、容若の妻になれるかを占いたいと告げる。それを聞いて、琳琅が後ろめたさを感じた理由は、容若の心が以前と変わっておらず、康煕帝(こうきてい […]
皇帝であることを明かした康熙帝は、自分を思い出させようとあの手この手で琳琅に迫っていた。対して琳琅は、その意図を計りかねて戸惑うばかり。一方、容若は、捜し続けた琳琅が康熙帝の御前に呼ばれたことを知って、急いで幕舎を訪ねる。だが、3年ぶりの再会を果たした琳琅は、よそよそしい態度を取 […]
葉三(よう・さん)こと康煕帝(こうきてい)に返してもらったウサギを抱き、思わず“揺り籠の歌”を歌った琳琅。それを聞いた康煕帝(こうきてい)は、琳琅が良児(りょうじ)だと確信するが、琳琅にとっては身に覚えのない話だ。その後、琳琅がひとり幕営への夜道を歩いていると衛兵に出くわし、食材 […]
仲良しの翠雋(すいしゅん)が容若を慕っていると知り、琳琅は複雑な気持ちに。一方、良児(りょうじ)を心に想い続ける康熙帝は、その面影を宿す(しんじゃこ)の洗濯女官・琳琅が気になり、身分を侍衛と偽ったまま距離を縮めようとする。その頃、康熙帝の命を狙う宦官の長慶(ちょうけい)と女官の玉 […]
上着に施された刺繍を見て驚いた康煕帝(こうきてい)は、それを繕った女官を幕舎に呼ぶように命ずる。その刺繍は、幼い頃、ケガをした自分に寄り添って“揺り籠の歌”を歌ってくれた少女がくれた手巾の刺繍とそっくりだった。康煕帝(こうきてい)は長い年月、良児(りょうじ)というその少女を捜して […]
葉三(よう・さん)と名乗った康煕帝(こうきてい)と別れて、親戚の納蘭(ならん)府にたどり着いた良児(りょうじ)。容若は父親に良児(りょうじ)の庇護を懇願するが、自身や家族に累が及ぶことを恐れた納蘭(ならん)明珠(めいじゅ)は首を縦に振らない。その夜、良児(りょうじ)は何者かに襲わ […]
清朝康煕(せいちょうこうき)8年、康煕帝(こうきてい)は奸臣オーバイを捕らえて監禁した。オーバイの一党は粛清され、チャハル親王の阿布ダイも一旦軟禁されるが屋敷に逃げ帰る。はからずも、その日は娘・良児(りょうじ)の10歳の誕生日。賑やかに祝いの準備をしていた家人たちは、逃亡したこと […]