南斉の時代へと向かう直前、鮑仁(ほう・じん)は観音大士の声を聞いた――「小青(しょうせい)の前世は南斉・銭塘郡の銭青青(せん・せいせい)だ」。時空を超えて姿を消した仇敵・鮑仁を、なおも追おうとする大龍女(だいりゅうじょ)。そんな彼女に対して、観音大士は龍潭での修行を命じるが、最後 […]
鮑仁(ほう・じん)ばかりか、厳忠書(げん・ちゅうしょ)までもが投獄された。銭青青(せん・せいせい)と尹双双(いん・そうそう)は、捕らえられた2人を自分たちの力で助け出すことに。銭青青は鮑仁を救うために必要な浄瓶を尹双双から託された。彼女の言葉に従って屋敷に戻った銭青青は、小青(し […]
鮑仁(ほう・じん)の茶園に迫る銭家の下男と呉(ご)執事。麗娘(れいじょう)から鮑仁の殺害を命じられていた呉執事は、建物に火を放つ。しかし、鮑仁は運よく助かり、萍合楼へと逃げ延びることができた。これが父の所業を知った銭青青(せん・せいせい)は泣き崩れ、すすり泣く声は夜更けまで続いた […]
「結婚については自分で決断します」。厳忠書(げん・ちゅうしょ)は銭青青(せん・せいせい)との縁談を断り、尹双双(いん・そうそう)を娶る決意であることを父・厳郁(げん・いく)に告げた。一方の銭青青もまた、父の銭万財(せん・ばんざい)に好きな相手と結婚させてほしいとせがむ。一度は承諾 […]
北栄の時代に戻るべく忘情谷へ飛び込んだ鮑仁(ほう・じん)は、どうしたことか冥界に辿り着いてしまう。閻魔大王の前に引き立てられた鮑仁だったが、降龍(こうりゅう)の助けで冥界からの脱出に成功。もとの時代に戻る鍵が小青(しょうせい)を描いた絵――仕女図にあると気付いた彼は、再び降龍の力 […]
萍合楼の雨には尹双双(いん・そうそう)の求めに応じ、瓶を持った多くの男たちは集まっていた。その中には厳忠書(げん・ちゅうしょ)の姿も。突然の雨に、集まった者たちは引き上げてゆくが、厳忠書はその場を動こうともしない。雨があがっても門前に佇み続ける彼を見かねて、尹双双は屋敷の外へと歩 […]
湘望楼で食卓を囲む鮑仁(ほう・じん)たち。しかし、銭青青(せん・せいせい)の歯に衣着せぬ物言いに雰囲気は気まずいものになり、とうとう尹慕才(いん・ぼさい)がたまりかねたように暇乞いをする。その時、立ち去ろうとする背中に声をかけ、素早く手を伸ばした銭青青は、尹慕才が尹双双(いん・そ […]
街の様子に違和感を覚えながら、鮑(ほう)府に辿り着いた鮑仁(ほう・じん)。そこでは、ある女性が歌会を開いていた。彼女が出す3つの問題に相応しい詩を答えられれば、この女性と結婚することもできるのだという。止むを得ず参加した鮑仁だったが、この場所が自分の暮した杭州の鮑府ではないことを […]
期限は15日――皇帝に茶を献上するために都を目指していた鮑仁(ほう・じん)と厳豊(げん・ほう)だったが、小青(しょうせい)が浄瓶を使って河を干上がらせたことで、2人の乗る舟は立ち往生してしまう。同じ頃、鮑(ほう)府には、小青の姿に化けた大龍女(だいりゅうじょ)が。彼女は使用人を手 […]
龍井山で仲睦まじく茶作りを始めた鮑仁(ほう・じん)と小青(しょうせい)。ばあやの病を治すべく、降龍(こうりゅう)の教えに従って朝一番の水を汲みに出かけた鮑仁は、お付きの者を連れた身分の高そうな若者と出会う。鮑仁から茶を振る舞われた男は、その味を「至高」と褒め称える。ところが肝心の […]