身を潜めていた井戸を出た小青(しょうせい)に、浄瓶を狙う大龍女(だいりゅうじょ)が襲いかかった。傷の癒えていない小青には大龍女の猛攻をしのぐのが精いっぱい。逃げるようにして再び井戸の中へと逆戻りする。ちょうどその時、厳豊(げん・ほう)を連れた鮑仁(ほう・じん)が水を汲みにやってき […]
妓楼・怡紅院で茶摘み娘を探していた鮑仁(ほう・じん)は、小青(しょうせい)と思わぬ再会を果たした。しかし、その場所で出会ったことが災いし、2人は互いに誤解を抱いてしまう。鮑仁は小青を遊女だと、小青は鮑仁をろくでもない遊び人だと思い込んでしまったのだ。横柄な態度を取る鮑仁に、平手打 […]
小青(しょうせい)を生贄にする雨乞いの儀式が、今まさに始まろうとしていた。厳豊(げん・ほう)から、生贄が"掛け軸の乙女"だと聞かされて慌てる鮑仁(ほう・じん)。丸太に縛りつけられた生贄の目隠しが取り払われると、そこには確かに、彼が恋い焦がれる娘の顔が。小青が掛 […]
鮑仁(ほう・じん)と厳豊(げん・ほう)は、水源を求めて龍井山の奥深くへと分け入る。闇夜に怪しげな光を放つ古びた井戸を見つけた彼らが恐る恐る近づいてみると、明るく輝く何かが飛び出してきた。ぼんやりと光を眺める2人。ふと気がつくと、いつの間にか夜が明けており、目の前には満々と水を湛え […]
白蛇の精・白素貞(はく・そてい)は、法海(ほうかい)和尚の法力によって雷峰塔に封じ込められてしまう。封印が解かれるのは、西湖が干上がり雷峰塔が倒れるとき――そして、それを叶えるには天上界にある"浄瓶"が必要だった。青蛇の精・小青(しょうせい)は姉の白素貞を救い […]